第2位 長谷川健一 『震える牙、震える水』


na0の転がる石 苔まみれ

京都のシンガーソングライター、長谷川健一の新作。発売は6月だが、聴いたのは12月。なぜもっと早く聴かなかったのかと後悔。


長谷川健一本人の声とアコギ以外、サポートはピアノ、ドラム、ウッドベースの3つのみ。エレクトロ全盛の今の時代に逆行するようなシンプルな編成だがこれが素晴らしく、一音一音を確かめるようにやさしながらも鋭く奏でられるその音に感動を覚えた。


電子機器を一切使わないで録音された、本物の「音」のみによって丁寧に構成された一枚。空気の振動まで伝わってくるような、作り手のこだわりが感じられた一枚。