第1位 andymori 『ファンファーレと熱狂』
andymoriの2ndアルバムが2010年の第一位。2010年の邦楽アルバムの中で10年、20年先にも残る名盤はあるかと考えた時、真っ先に頭をよぎったのはこのアルバムだった。
素晴らしいのは小山田の才能。ジャケットのような多種多様な人々や価値観が共存するごみごみとした世界をすべてひっくるめて独特の歌詞世界で肯定するソングライティング力と、湧きあげる感情を隠すことなくすべて乗っけたその歌詞をメロディのリズムにとらわれず歌い上げる歌唱スタイルは、2010年聴いたどの日本のアーティストよりも素晴らしく感じた。曲という縛りにとらわれない歌詞のクロスオーヴァーも新鮮だった。
ここまでのアルバムをこの若さで作り上げた彼らだが、この先どんなに老いても自らの作り上げる『熱狂』をいつまでも忘れることなく、何年、何十年先にも変わることなく届けてほしいと思う。
