今日は、年季の入った集合住宅のお話です🤗

ドアポストが縁なしのくり抜き型でした🍀




📪 📭 📬 📫 ☺️v




私が育った集合住宅の玄関扉は、昭和の中頃としては最先端の鋼板製でした🚪



何せ、覗き窓などは自動車のフロントミラーみたいに大きくて、

来客を確かめようと目隠し覆いを開けた途端にバッチリ目が合い、居留守は使えなくなる仕組みでした🤣



そんな当時の最新式でもステンレススチールではありませんでしたので、10年に1度はペンキの塗り替えがありました🎨



まずはそれまでのペンキ落とし錆落とし錆止めペンキ塗装という手順を、予定日数の内にパラパラと順番に突然来ました(苦笑)



いくら専業主婦がいる時代とはいえ、予定は未定の出来次第で、中には


🗣『刷毛を使う仕事だからと障子張りでもするのかと思って(田舎から)出てきたらコレだった』


なんて仰る初々しい出稼ぎ職人さん(?)も

(^^;)



そんな未成熟な社会でしたから、

ある日、最後のペンキを塗り終えた日に父👨‍👧が仕事から帰ってくるなり


👨‍👧『これは駄目だ。このままにしていたらペンキが固まって、ドアの郵便受けや覗き窓が開かなくなってしまう』


と、夕飯もそこそこに扉やくり抜きフラップ(ベロ)を何度も開け閉めして蝶番を動かしていました。



そして、次の日の早朝、新聞屋さんが配達できないとあちこちで大騒ぎに🗞



さらには住人が外出しようにもドアすら開かずに体当たりする音がガンゴン響いていました。



ペンキがどういう性質のものか、大抵の人々が知らなかったんですよね😁



木造がほとんどな時代のコンクリート住宅のお話でした🏢




チューリップ黄 チューリップ赤 チューリップ紫 チューリップピンク チューリップオレンジ




さて、その当時の玄関扉と全く同じドアをした昭和のコンクリートアパートが、私の広報誌配布地区に一棟あります🚪



ドアノブも鍵穴も全て同じで、いつも懐かしく思いながらドアポストに投函していたら、

あるとき、直後にガチャリとドアが開いて、中から高齢男性👴🏽が顔を出されました。



👴🏽『なぁ、何で曲げて入れるの?』



↑ すわっ、クレーム発生か⁉️って感じで緊張感は走りましたが、


実は私、おばさま好きなのですが、

こういう

"どう考えてもおかしいけど、相手の言い分も一応は聞いてやろう"

と、苦虫を噛み潰したように自制する年配男性も大好物なんです😆



↑ 苦手なのは、

"自分は絶対に悪くないから、全部相手のせい"

と、喧嘩腰で来る人。

話をよく聞き取らなくてはならないのに、自分の都合で内容が二転三転するから骨折り損のくたびれ儲けで終わるため。

その際はとっとと脱出します💨



😯「申し訳ございません。ドアポストに広報誌を入れたことではなくて、

どのような形で投函したかという問題だとお見受けしましたが、お間違いないでしょうか?」


👴🏽『そうだよ。アンタはいつもつの字に曲げて入れていくけど、それをされると後から来たヤツがちょっと引っ掛かったらそのままにしちゃうんだよ。

チラシの隙間から砂埃は入るし、足音も響くから、真っ直ぐ平らに入れてよ。入るんだからさぁ』



そう言って、ドアポストの内側を見せてくれました。



😅(うわぁ、これまた"中身が入っているか見える、鉄板打ち抜き穴"が懐かしい!)


と、一通りの造りを覗かせていただいた後は、私のターンです!

↑ カードゲーム風w



😲「実は、私も真っ直ぐストンと出来るものならそうしたいのですが、

こちらのドアポストの差入口サイズだとギリギリで入らないんです」


👴🏽『何だって⁉︎ 中じゃあ、ちゃんと余裕あるぞ?』


😮「内側カバーはドアポストの枠を全部覆う形に設計されているので、差込口よりは横幅がある構造ですよね」



そう説明してから、手持ちの広報誌を曲げずにドア外から当ててみたら、わずかながらもしっかりとはみ出したのが見て取れたので、

こちらの高齢男性👴🏽もご納得されたようでした。



↑ ここで終わりにしても委託業務上は問題ないような気もしますが、

私はこういうとき、


🙂「もし表紙に少々の折れや擦り傷がついてもよろしかったら、このようにΩの形にしてお入れすることも出来ますが、いかがいたしましょうか? 

ちょっとガサゴソ作業音をさせてしまいますが、中に入ってしまえば広がると思うので」


のように、2択を提示しています。



お仕着せよりは、ご自分で選択したほうが満足度も高くなると考えているので🤭



こちらの高齢男性👴🏽


👴🏽『いいのかい? じゃあ悪いけど』


と、控えめにΩ型を選ばれました。



なので、追加で忘れずに、小声で


😉「こちら様だけの話なので、ついうっかり他と同じように入れてしまったときは、ご容赦くださいね」


と、予防線を張っておきました。



だって、私はいかにもそういう失念をしそうでしょう⁈ 😂




↑ 実は、つの字の横辺をうんとギリギリまで長くしてからポストイン完了する直前ではらいの部分を指で弾くようにしても真っ直ぐ平らになるのですが、


こちらのような深型のドア裏用郵便受けカバーだと、タイミングを逃して奥深くに落ち込んだりしたら手が届かず修正無理となるので、


この技はこちらの居住者様には内緒にしています🤫



傷や擦れが付きにくいので、本当はこちらのほうが早くて有効な手段です。

(↑ 片手操作の場合)



いろんなドアポストがありますから、

配布員を長く続けていると、様子見しながらの小技も増える一方ですよね📬




こちらの高齢男性👴🏽とは、今でも時折バッタリとお会いするのですが、向こう様からもご挨拶のお声掛けをいただいたりします。



投函にご満足いただけているようなら配布員冥利に尽きると思う、私・猫実(ねこざね)なのでした☺️



やらかし注意が1つ、増えちゃいましたけどね〜😂







おまけ:

(↑ おばさん好きな私の話↓)


(↑ 父との思い出話↓)








🏢 🚚 🏠 🚶‍♀️ 📬




次回は『A4、B4、…D4⁉︎』の巻です。

チラシの用紙サイズのお話です。

お楽しみに🍀