今日は、私が配布員となって初めて担当していただいた配送員さんのお話です🤗

我が家まで届けに来てくれていた高齢男性ドライバーさんです🍀



📪 📭 📬 📫 ☺️v



何ごとも、最初って分からないことだらけなのでドキドキしますよね😕



私が初めて配布員として採用されたタウン誌は、受け取りの際は基本・直接手渡しと業務委託元から説明を受けました。


というか、玄関の扉を開けて、中で下ろしてもらうスタイル。

重いので、ダイレクトキャッチはむしろ危ない(^^;) 



これは、誤配送を防ぐ意味と、第三者による盗難を避ける目的だそうです📦


(資源ごみと間違えて(?)持っていかれたりするそうな(--;)



そんな感じで、何がいくつ届くのかの数だけは事前連絡で知りつつも、

細かい時間までは道路交通事情もあって事務方さんでも分からないということだったので、


人生初の配送日にソワソワしながら家事をしつつ待っていたら、


昼前あたりにチャイムがピンポーンと鳴りまして、

70歳くらいに見える、ドライバー焼けした小柄な男性👴🏽がファイルを手にいらっしゃいました。





👴🏽『猫実(ねこざね)さん?

緊急時の置き場所や連絡先は、これで合ってる?』


😮「(あっ、採用時に私が書いた書類のコピーだと思いつつ)はい、間違いないです」


👴🏽『じゃ、2の3ね。1と頭で、1、2、3。では』



と、お帰りになってしまわれました😬



あまりの早業に、私もお疲れ様でしたとか、ありがとうございましたの挨拶を忘れちゃいましたよ〜😂



↑ この暗号文のような数字は、

本体1帯封と、端数+宛先明記書(これを配送業界では頭と言うそうです)、そしてセットするのが3種類という意味なんですが、

事前に業務連絡を良く確認していなかったら咄嗟には無理ですよねー😅



まぁ、私もこの歳ですから、


世の中には他の人と話すのが苦手でドライバーとなった人もいる


ってことぐらい分かってましたので、

以後もしばらくはずっとこんな調子で届けてもらっていました🚚



そんなことより、配布員としては、早くセット組みして配布日に備えねば、ですからね📑




この均衡が破れたのは、かなりたって、私も配布業務が一通りこなせるようになったころです。



配布物はビニール紐やPPバンドで束ねてあるのですが、これが持ち上げようとすると曲がる・ズレる・すっぽ抜ける等、地味に困っていたんです。

ロ∧((T . T))



そんなとき、

この配送員のおじさん👴🏽がいつものように我が家の玄関内に下ろした途端、

ほんのちょっとだけ波打つように紐で持ち上がり状態となって、


👴🏽『おっ』


と手で撫でるようにしたらピシッと直っちゃったんですよね。



😳「えーっ、今、何をしたんですかぁ⁉️


と、思わず声が出ちゃいました。



👴🏽『何って、紐でツレたから、こうして均したんだけど?』


😲「私、いつもクチャってなって、困ってたんですよ。もう一度やってもらえませんか?」


👴🏽『いいけど持ち上げたときに断面が紐でズレたら、そのときは下からこんな感じで端を真っ直ぐにしてやるだけだよ?』


😠「早すぎて見えませんでした! 

もう1回お願いします(>人<;)


👴🏽『そんな大そうなことでもないんだけどねぇ』


と、改めてゆっくり操作してくださいました。



私、図々しいおばさん丸出し〜🤣




でも千載一遇のチャンスを逃したくなかったんですよね

d(^_^o)



😀「ありがとうございました。やっぱり運び慣れている配送員さんは違いますね」


👴🏽『いや、昔、写植してたから紙の扱いには慣れてるってだけで』


😃「写植さんだったんですか⁈ 凄いですね。ウチの父も貿易の書類関係だったので、この写植さんは文字の詰めかたが上手いとか言ってましたよ。

""とか、""とか、あとアルファベットのl()なんかも」


👴🏽『そうそれ! 縦長の文字をそのまま落とし込んだら単語が切れて見えるから、少しずつ寄せていくんだよね』


😄「本当に長けている写植さんだと書類を何枚読んでも目が疲れないと父も言っていて、そんな職人さんを大切にしていました」


と、懐かしく思い出しながら喋っていたら、配送員のおじさん👴🏽はもうニッコニコ❣️



👴🏽『写植なんて言葉は今の若い人は知らないと思ってたけど』



との言葉を残してお戻りになられました。



その心意気にプロだなぁと思ったので、

以後もちょっと考えちゃうような紙系の悩みなら私から質問するようにしました。



👴🏽『すっぽ抜けるのは紐を1本しか持たないから。十字部分を持つように。

その際は下に来ている1本を摘めばもう1本も一緒に上がるよ。大抵は短いほうが下だけど、違うときもあるから、見極めて』



👴🏽『束の薄いのはいくつか一緒に両手で抱えたほうがいいよ。じゃないとあっという間にすり抜けるから。腰はしっかり下ろしてね』



👴🏽『落下には本当に気をつけて。素足はダメだよ。骨折するから。俺もこうしてつま先に鉄板の入った靴を履いている』



👴🏽『この紙の切断方法はものすごく手を切りやすいから、持つときはこっちから』



👴🏽『ビニール紐の結び目は端をペンチなんかで引っ張ればハサミを傷めず解けるよ。

PPバンドも切れてるのが一本あれば擦り合わせでイケるし』



等々




と、まぁこんな感じでしたかねー☺️

的確な返答だったんですよ。

勉強になりました。




しかし、

残念なことに、程なく義母の介護が昼夜問わず本格化しはじめ、何時に来るのか分からない配送の受け取りを起きて待っている暇があったら少しでも寝ていたい状態となったので、

残念ながら業務委託元へ置き配指定変更で提出せざるを得なくなりました

(_<)゚。



そのことをおじさん👴🏽に伝えると、


👴🏽『介護かぁそれじゃあしかたないよねぇ』


と、がっくり。



無口なおじさん👴🏽も二言三言の私との質問攻めを楽しみにしてくださっていたのが分かって、ホッとしたにはしたのですが、


マンガのように本当に肩をガクッと落とす人っているのだなと切ない気持ちにもなったので、


望んではいけないわけですが、


🥺「受け取れるようになったら、またお願いしたいです」


と、感謝を込めてお別れいたしました。

()




なのですがねぇ😮‍💨



その間に来ちゃいましたよ、業務委託元から


"配送会社変更のお知らせ"



 ↑泣いたわぁ😭




上同士の取り決めだからしょうがないけど、

何もかもが私には初めてだったので、こんなこともあるのかと堪えました

(/ _ ; )




それでも、こうして10年間も家で大きな怪我をしなかったのは、あのシルバー世代の配送員さん👴🏽のお陰だと思っています。



↑ お仲間配布員が実際に落下させて、足の小指を骨折したのでね 

(ToT)/~~~



どなたか、思い当たる節のあるかたは、こんなふうに今でも感謝していますと、あの写植さんにお伝えください

(^人^)




人との出会いなんて、ほんの些細な偶然だったりしますけど、

あのおじさん👴🏽のプロ意識を見習って、私・猫実(ねこざね)は投函を頑張っています。



なんて思い出すときに限って誰にも会わなかったりするんですけどねー😜



これもまた人生〜😆





おまけ:

↑ 私が積極的に情報を貰いにいくきっかけとなった話


↑ 持ち物からして既に重量級と分かる私の配布物




🏢 🚚 🏠 🚶‍♀️ 📬



次回は『広報誌の新年度号配布』の巻です。

日本の年度替りにつきものの配布量のお話です。

お楽しみに🍀