国花。
香港の国旗に描かれている花をご存じですか?
「バウヒニア・ブレイケアナ」と言って熱帯、亜熱帯に生育する植物で、Hong Kong orchid treeとも呼ばれています。
1997年に香港が中国に返還された際、香港特別行政区の紋章となり、コインのデザインにも使われています。この花は1880年に香港で発見され、1908年に新種として報告された香港原産です。
色は鮮やかなマゼンダ。
アップで撮ってみました。
亜熱帯の青い空に映えるとてもキレイな色です。
花びらの先がクルンとしていて可愛らしさもありますね。
全体でみるとこんな感じです。↓
あれ?なんだか目立たない・・・。花びらが細いからでしょうか?
まだ行ったことはありませんが・・・コンベンションセンター前には金色の「バウヒニア」の像も観光スポットとしてあるそうです。
今回の写真はセントラルからフェリーで約20分のところにあるディスカバリーベイという島で撮ってきました。
のんびりとした静かな海は、香港にいるのを忘れさせてくれるかのようでした。
お祝いスタンド。
香港でも開店祝いにはスタンド花を贈ります。
これがかなり中国的なスタンドですので、ぜひ紹介したかったものの一つです。
こちらはインテリアショップのスタンド花です。
右側が傾いてしまっていますが、そんなのお構いなし。普通の光景です。
かなり大きめの立札も特徴的です。A4サイズで、赤地やピンク地に金色の模様があったりもします。
造花のスタンドも多く目にします。
こちらはかなりのインパクト。。。
パチンコ屋さんではありません。乾物屋さんです。
さらにスタンドの足元に注目です。
竹でできたスタンドをカラフルなラッピングペーパーで覆っています。
まるでスカートのよう。
この土台は、フラワーマーケットへ行くと、軒下にぶら下がっています。
そしてこのスタンドは日本のように、車で運ぶこともありますが、香港では地下鉄やバスでもひきずりながら配達している光景をよく目にします。拝見するところ、かなりの重さかと想像しますが、このご婦人は片手でスタスタ・・・。
ちなみにこれくらいなら地下鉄も追加料金は徴収されません。。。
日本の花。
2か月くらい前でしたか、フラワーマーケットのなかの大手店頭に「日本の花」コーナーがありました。
サンプルで展示してあるだけでしたが、それはそれは立派な花たちでした。
紫八重のトルコキキョウ、デルフィニウムジャイアントブルー、グロリオサ、宿根スイートピーなどなど。
その花たちが、とうとう香港の人たちにも手に入るようになりました。
こちらのパンフレットには、いかに日本の花が優れているかが書いてあります。。。
2000年の歴史、はっきりとした四季、繊細な感受性、色彩・形状に関する美意識により、高品質の花卉が誕生すると。
「ふんふん、そうか、そうか。」「読まなくても商品見ればわかるんだけどな~。」なんて思ったりしました。
懐かしさ?もあり、ホワイトスターをレッスン用に購入。
(説明が後になりましたが、こちらでレッスンもしております。)
1本20ドル。日本と同じくらいですが香港にしては高い花です。
でも、さすがに綺麗でした!はるばるいらしたとは思えないくらい、鮮度もよく、花姿も立派でした。
『日本の花』というシールまで貼ってあったので、より立派に見えたかもしれませんけど(笑)。
この日は他に大輪の芍薬(地元のはこぶりです。)、グロリオサもありました。
グロリオサにもプレートが貼ってありました。
意味はよくわかりませんが、「花形が特別」のようです。
誰か広東語がわかる方教えてください。。。
花文字。
香港島の南側に、美しいリゾート地、スタンレー(赤柱)があります。
香港の中心地からバスで30分くらい。
静かで多くの緑に囲まれていて、ヨーロピアンリゾートの趣です。
バス停から少し坂を下った所にスタンレーマーケットがあり、観光客をターゲットにしたお土産屋さんが軒を連ねています。
ここで人気なのが中国の伝統文化である「開運花文字」です。
開運、招福、招財、縁結び、厄除けなどの意味を含む独特な構成で、文字を色鮮やかに描いてくれます。
自分の名前や家族全員の名前をオーダーする人が多いそう。
額入りで120香港ドルくらいからなのでお土産にちょうどいいかもしれませんね。
かくいう私も数年前、母と来た時に描いてもらいとてもいい記念になりました。素敵ですよ~。
こちらがすでに描いてある、花文字のスタンドです。
漢字をはじめ、平仮名、片仮名、英字も描くことができるそうです。
店先でおじさん、失礼、花文字書道家が真剣に描いています。。。
こちらはこの方↑が描いた花文字ではありませんが、アップで撮ってみました。
スタンレー「赤柱」という文字です。
「赤」の両脇の蝶々・・・”美”
「柱」の木へんの鶴・・・”長寿”
「柱」の右下の魚・・・”繁栄” を意味しています。
綺麗ですよね~。
日本からも電話やファックス注文できるそうですがぜひこちらでオーダーして、書道家の筆運びを瞬きせずに見ることをおすすめします。
ディスプレイ。
香港にはたくさんのショッピングモールがありますが、今回は、生花をディスプレイしているところに注目してみました。
セントラルにあるランドマークの吹き抜けホールには、大がかりなディスプレーがされています。
スペースもかなりあるので見ごたえのあるアレンジでいつも目を楽しませてくれています。
シンビジウムをマスで使って、スチールグラスにパールをつけたものを周りに垂らしています。
低い位置にはガラス花器にチューリップをリースのように活けてあります。
アップで見てみるとこんな感じ。
手の込んだ仕事です。。。
次はチムサーチョイのハーバーシティーにあるディスプレイです。
こちらはランドマークに比べて人通りの少ないエスカレーター脇にあるディスプレイですが、私は必ずチェックしています。
目立たないところにあるわりに(と言ってはなんですが・・・)、毎回趣向を凝らしています。
なかには数日間花換えしないのに、その花使うの~???っていうときもありますが、今回はその心配はありませんでした。
そして今イースターなので・・・
通過するだけのエスカレーター脇のディスプレイですが、ご来館の際は、ぜひ注目してあげてください!