初めまして
初めまして、根津奈実と申します。
香港に拠点を移し、お花の仕事をしております。
”花”をキーワードに、香港花事情をお伝えしていきたいと思います。
日本は1月も終わるとすっかりお正月モードもぬけますが、
中国では新正月のあとにくる春節(旧正月)を迎えたばかりです。
今年は1月26日でした。
中国では家の中に花があることは「花開富貴(花が開くように
金が満ちあふれ、金持ちになる)」と縁起がよいので、
普段家に花を飾らない人でも、新年には花を買い求めます。
4日くらい前から街のあちこちで花市が開かれます。
こちらはビクトリア公園の花市で、香港最大の人出です。
花市と言っても、花以外のものが3分の2を占めています。
おもちゃや雑貨、風船、風車、お菓子などの露店もたくさんあります。
中でも風車は、景気がよくなるようにと願う風水アイテムだそうです。
金柑の鉢やユリ、水仙、胡蝶蘭なども多く見られます。
よい香りは幸運を運んでくると言われ、実を結ぶものは子孫繁栄に
つながるので好まれるようです。どこの花屋もいろいろな装飾を
施しアピールします。みなさん、こんな風に飾られた胡蝶蘭見たことありますか?
中国=赤というイメージですが、赤はもちろんのこと黄色
フューシャピンクなど、強くてはっきりした色が好まれるようです。
グラジオラス、猫柳、マムも着色されていて、とても華やかでした。
見ているだけで、エネルギーが感じられる国、香港です。
香港のミリョク、流行、小さな発見などなどお伝えしていきたいと思います。