直真塾2024年前期少年部昇級審査開催。三鷹・吉祥寺・昭島の3支部合同で行なわれる | 中山隆嗣の「活殺自在」

中山隆嗣の「活殺自在」

武道と癒しを中心に、生き方、日々のことを綴ります。

 6月1日、三鷹市で直真塾2024年前期少年部昇級審査が行われました。

 

 今回、タイトルにもありますように、三鷹・吉祥寺・昭島の3支部の道場生が集いました

 

 コロナ禍の中でも稽古は続いていましたので昇級審査は欠かさず開催していましたが、今年は久しぶりに東京都大会が行われます。

 

 会場の問題などでコロナが問題になっている頃は行なえなかった大会ですが、久しぶりの開催になります。その前に行なわれる審査ということで、受審者は張り切って臨んでいる様子が伺えました。

 

 以下、写真を交え、当日の様子をお話ししていきます。

 

 

 昇級審査と言えども、大きな括りで言えば稽古の一環ですので、まずは礼法を意識してスタートします。

 

 少年部の道場生とは大会の時か昇級審査の時しか顔を合わせることがないため、私にとっても新鮮な感じです。

 

 今回も初めて参加した道場生がおり、その表情からは緊張の様子が見られます。

 

 しかし、審査では普段の様に元気よく、これまでの稽古の様子を見せてもらうことが必要です。

 

 審査に臨む心構えについては、上の写真の様に全体で挨拶をした後に説明しますが、審査会では子供らしい大きな気合が会場一杯に広がり、保護者の方たちもそういう元気な姿をご覧になり、微笑ましく思われたのではないかと考えています。

 

 

 審査科目は基本から始まります

 

 これまで、そのお話をする時は「突き」の写真をアップすることが多かったので、今回は「受け」の様子をご覧いただきます。

 

 内八字立ち(うちはちじだち)」による「上段揚げ受け(じょうだんあげうけ)」の様子ですが、こういう時は基本の出来上がり具合についても確認できます。

 

 一人一人癖がありますので、今後それをどう改善し、より武術らしく仕上げていくことができるかか大切になりますが、こういった審査会がそのきっかけになれば幸いです。

 

 

 今度は「前蹴り(まえげり)」の様子ですが、小さな子供の場合、末端部のコントロールが上手くできていないケースがあります。

 

 年齢的に上の子供にも見られますが、毎回、気になるところです。日常的に足の先まで意識する機会が無いからでしょうが、稀にきれいに蹴っている子供もいます。

 

 その差がどこにあるのか未だに分からないところがありますが、そこから見ると、やってできないことではない、という思いを子供たちも私たちもきちんと認識し、毎回の稽古に臨みたいと改めて実感しました。

 

 しかし、全ての動きに大きな気合が伴っていたことは良かったと思いました。

 

 

 昇級審査も上のクラスになると、約束組手の審査があります。

 

 私のほうで指定した技で攻防を行なうわけですが、最初対峙した時、間合いが遠い組がありました

 

 間合いは組手で大切な要素ですから、あえて何も言わず様子を見ていましたが、それはおかしいと気付いたようで自分で修正していました。

 

 稽古の中でも約束組手は行ないますが、審査会の時は他道場の人との組み合わせになることがありますので、一瞬、普段と異なる意識になったのかもしれません。しかし、自分で気付いて修正したところはプラス評価です。

 

 最初からきちんとやっていれば良いのでは思われる人もいるかもしれませんが、子供たちが空手道を学ぶという場合、直真塾では当人の気付きという点も大切にしています。たとえ間違ったとしても、自分の誤りに気付き、それを修正することはいろいろなシーンで大切なことです。今回のこと一つからでも帰納法的に何かを理解して、他のことにも応用してもらえれば、教えている側としても嬉しく思います

 

 

 空手道の昇級審査ですから、(かた)」も審査科目に入っています。

 

 どのクラスを受審するかによってメインになる「形」は異なりますが、当該級以下の「形」も全て行ないます

 

 上の写真の場合、「正整(せいさん)」の一部で、「上段裏拳打ち(じょうだんうらけんうち)」を行なっているところですが、3級受審のメインになります。

 

 力強く踏み込み、気合を入れる箇所になりますが、真剣な表情が伺えます

 

 

 最後に行なわれるのが自由組手です。

 

 千唐流は防具付きルールを採用している流派ですから、指定の防具を着用して行ないます。

 

 そのため、少年部でもパワフルな戦いが展開されますが、上の写真の組み合わせは中学生女子の組手の様子です。

 

 当てることを前提に行なっていますので、間合いを詰め、本気で「蹴り」を放っている様子が伺えます

 

 今回、審査に時間を要し、いつもなら終了後、少しアドバイスのための稽古を行なうのですが、今回は簡単にお話しするだけで終わりました

 

 今後は普段の稽古で指導者からアドバイスをもらい、さらなるレベルアップを図ってもらうことを期待しています。

 

 

 

 

 

 

※話題の新刊「北斗神拳の謎に迫る」が全国の有名書店、ネット書店で発売されました。アマゾン、楽天、紀伊国屋書店のサイトへのリンクを貼り付けますので、興味のある方はクリックしてください。

▼アマゾン 「北斗神拳の謎に迫る」

▼楽天 「北斗神拳の謎に迫る」

▼紀伊国屋書店 「北斗神拳の謎に迫る」

▼アマゾン 電子書籍「北斗神拳の謎に迫る」

 

 

※テーマとは関係ありませんが、新刊・DVDのお知らせです。靭帯を意識した新しい骨格調整法をご紹介した「靭帯療法」(BABジャパン)が6月20日・6月23日に発売になりました。武術家の方にも役立つと思いますので、ご興味のある方は下記をクリックしてください。

▼版元(BABジャパン)電話:03-3469-0135

               メール: shop@bab.co.jp

 

▼アマゾン:書籍「靭帯療法」  ←左記をクリック

        DVD「靭帯療法」  ←左記をクリック

        電子書籍「靱帯療法」  ←左記をクリック

▼楽天:書籍「靭帯療法」  ←左記をクリック

     DVD「靭帯療法」  ←左記をクリック

 

▼活殺自在塾公式HP
 (活殺自在塾のHPは上記をクリック)

   ※武術の修行と生活の両立を図るプログラムで塾生募集中

 

 ※活殺自在DVD第1巻「点の武術」、大好評発売中!

   アマゾンでも販売を開始しました。

   神保町(東京)の「書泉グランデ」でも販売しています。

   ユーチューブにダイジェスト映像 http://youtu.be/e5CUX-zn9Zk

 

 ※活殺自在DVD第2巻「極意の立ち方」、発売開始!

   アマゾンでも発売開始しました。

   神保町(東京)の「書泉グランデ」でも販売しています。

   ユーチューブにダイジェスト映像 http://youtu.be/FGwnVXcgCBw


 

活殺自在DVDシリーズ第2巻「極意の立ち方」/中山隆嗣,道田誠一

¥5,940

Amazon.co.jp

 

活殺自在DVDシリーズ第1巻 「点の武術」/中山隆嗣,道田誠一

¥4,860
Amazon.co.jp 
 
 秘めたパワーを出す、伝統の身体技法 だから、空手は強い!/中山隆嗣
  
¥1,512
Amazon.co.jp
 
 東洋医学と武術でカラダを変える 空手トレ! 強くなる鍛え方 [DVD]/中山隆嗣
  
¥5,400
Amazon.co.jp