中山隆嗣の「活殺自在」

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 4日前の続きです。

 

 ある火曜日の稽古で、研究稽古の日です。

 

 この日は一つの技を細かく説明し、稽古したため、結果的には2パターンしかできませんでした基本的な方針として「打ち」を意識した内容で、「(かた)」に登場する動きの解釈として行なう、ということです。

 

 昨日は「二十四歩(にーせーし)」に登場する動きの解釈として行ないましたが、今日はタイトルにあるように「正整(せいさん)」の中からということになります。

 

 「二十四歩」も「正整」も最近、試合用の稽古として何度も行なっていましたので、研究稽古ではそこに登場する動きを武術として理解してもらうことも必要なのでは、という思いを含め、この日に稽古することになりました。

 

正整 裏拳槌打ちから下段払い

 

 まず、今回稽古する技のベースになっている「形」の動作ですが、具体的には上にアップした箇所です。

 

 前進しながら「四股立ち(しこだち)」で「中段裏拳槌打ち(ちゅうだんうらけんついうち)」を行ない、下がりながら「正整立ち(せいさんだち)」になって「下段払い(げだんばらい)」を行なっている箇所です。

 

 これをどう解釈し、武技として用いるのかということをまずは問いました。出席者に考えてもらったわけですが、「裏拳槌打ち(うらけんついうち)」については昨日稽古した技の変化ということでいろいろ動いている内に気付いた人がいました。

 

 それでも細かなところは曖昧で、表面的な動作のところまででした。

 

 当然「下段払い」のところまで考えが及ばす、良い展開にはなっていません。時間の関係もありましたので私の方から説明しましたが、以下、その内容については当日撮った写真をご覧いただきながらお話しします。

 

 稽古に際し、互いに「正整立ち」になり、中段を意識して構え、対峙しているところからスタートしたのは同じです。

 

 

 タイトルにもあるように、最初の対応は昨日お話しした技と同じですので、説明は簡単にします。写真のモデルが昨日と異なりますので同じ設定ですが、画像はアップしました。

 

 仕掛け技は「右中段追い突き(みぎちゅうだんおいづき)」で、それに対して相手の手首を捕り、同時に前足を引き、「閉足立ち(へいそくだち)」になります。

 

 力まないように留意し、運足と引きにより相手の姿勢が前傾するようにします

 

 

 昨日の技の場合、相手の「突き」に対して対応した後、「四股立ち」で間合いを詰めた際、「上段裏拳打ち(じょうだんうらけんうち)」で顔面の急所を狙いましたが、今回は冒頭のイラストの通り、「中段裏拳槌打ち」を行なってもらいました。

 

 それが上の写真ですが、引きによる姿勢の崩れに乗じた反撃という点では昨日の場合同じで、「受け」に伴ってできた隙を衝くというところは武の理に適っています

 

 そういう時の拍子はとても重要で、「見えない技」に関係する内容となり、昨日お話ししたことにベースでは重なります。そういう経験から理を意識し、いろいろな技を稽古する際にそれを活かし、よりレベルの高いに武術家になっていただければと願うわけですが、まだそれぞれの技を別々に理解しているように見受けられます共通する部分の理解と、その実践ができるようになることを願いつつ、稽古を進めました

 

 ここでは脇腹の急所を狙ったり、浮遊骨の箇所をターゲットにします。姿勢の乱れによりハラの意識も瞬間的に抜けますので、そういうタイミングを見抜いて反撃することも大切です。

 

 

 「裏拳槌打ち」の後の動作ですが、前述のようにこの箇所の発想に辿り着けないのがこの日の結果でした。

 

 そこでその解釈例を示したのですが、捕っている相手の上肢の内側の肘関節を狙い、自身の前腕を「下段払い」の要領で当てます

 

 この時は「受け」というより「打ち」のつもりでしっかり行ないますが、稽古でそうすれば1回で相手の上肢にダメージを与えることになりますので、ここは稽古モードで行ないます

 

 実戦の場合、ここでは相手の肘関節をダメージを与えると同時に、「崩し」に持って行くための動きを必要としますので、そこが「見えない技」として機能しなければならない箇所になります。

 

 また、その時、その動きのベクトルがどこを向いているかを考慮しながら行なうことが大切で、こういうところがライブでなければお話しできないところになります。そして、行為だけを真似ようとして場合、大抵は力技になり、それが武技として不能になる原因にもなります。そういうシーンは今回にも見られましたが、その時にちょっとベクトルのところでヘルプすると、意外なほどに崩れる様子に、驚いていました

 

 武技としての身体操作の妙、といったところです。

 

 イメージとしては、相手の上腕骨を回旋させるように動かすということになりますが、接触部位とそこからの動かし方にコツがあり、文章で書くと誤解を受ける可能性がありますので、割愛させていただきます。

 

 

 相手を床に転倒させることになりますが、武技としての稽古ですから、その状態で極めなければなりません。

 

 前述までの動きで相手が転倒した場合、死に体になっているわけですが、間(ま)を置かず、「下段蹴り(げだんげり)」で仕留めます。実際は写真のように「下足底蹴り(かそくていげり)」になりますが、どう倒すかという意識が低ければ、蹴るまで時間を要したり、その隙を相手が態勢を整えるかもしれません実際の戦いでは相手も必死ですから、だからこそ拍子を意識し、すぐに対応することが必要になるのです。

 

 こういうところは試合でも意識されており、転倒した相手に対して攻撃しても、間(ま)が空けば1本にはなりません。しかし、転倒した瞬間であれば1本になります行為としては同じように見えるため、武術の意識が無い人は不当判定と思うかもしれませんが、試合であっても武術的なポイントが見られることがあるのです。

 

 だからこそ、試合も稽古の一環として意識し、そういう経験が必要な人には出場を推奨しているわけです。

 

 この日の稽古はここで終了しましたが、中身の濃いメニューになりました。

 

 

 

 

 

 

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 今、東京では雨が降っています。サクラの話が真っ盛りですが、この雨が花散らしになるのではと懸念しています。 

 

 ということを思いながら今日のブログを綴っていきますが、昨日(3月30日)、雑誌「MONOQLO」(晋遊舎)の企画の関係で神保町を訪れた、という話をしました。

 

 そこで春を感じたわけですが、三鷹に戻ったのが4時くらいでしたので、駅前の様子はと思い、少し散策してみました。

 

 事務所が以前とは異なるため、これまでのように季節ごとに訪れることが難しくなっていますが、神保町からの帰りに少し時間が取れたので歩いたわけです。

 

 結果、ここでもしっかり、というよりここの方が春という感覚でした。

 

 これまでいつもその様子を見ていたからかもしれませんが、名前は分からなくてもこの時期に見ていた花をあちこちで見かけました

 

 今日はその写真をご覧いただき、ブログからでも春を感じていただけたらと思いました。

 

 

 三鷹駅の北口にはサクラ並木があります

 

 最近は見ていなかったのですが、以前は道路を覆うようなサクラのアーチを見た記憶があります。

 

 でも、今回はそこまでの迫力はありませんでした。

 

 最近、サクラの老木が倒れるというニュースを耳にしますが、次善の策ということで切っているのかもしれません昔の様子を知っている立場からすれば寂しい感じがするのですが、安全の方が優先ですので仕方ありません。

 

 でも完全になくなったわけではありませんので、現状なりに楽しめました

 

 

 今度は三鷹駅南口の様子ですが、改札を出て、歩道橋の方に行くと、この時期らしい花が飾ってありました

 

 この日の夕方は少し薄曇りといった状態でしたので、色合いが良くありませんが、目で見るとこの時期らしい華やかさを感じました。

 

 いろいろな花が咲き、生命力を感じるこの時期、こういう景色を見ることでパワーをもらいました

 

 

 駅前から玉川上水の方に行くと、そのほとりにいろいろな花が咲いていました

 

 その一つが写真のシャガです。

 

 陰でしたし、そもそも光量が足りませんので色が今一つですが、画像を修正し、ここまでにしました。

 

 この時期の花ですので、もっと輝く感じが欲しいのですが、冒頭のサクラも今一つの色合いでしたので、ご了解ください

 

 足を進めると、シャガが群生しているところがありました。上の写真は1輪だけですが、まとまって咲いている様子も良い感じです。

 

 

 少し歩くと、今度は黄色い花がたくさん咲いていました

 

 多分ヤマブキと思うのですが、この時期はいろいろな色の花に出会え、とてもカラフルです。

 

 寒い季節はイメージ的にもモノトーンの感じですが、春は一気に華やぎます

 

 そういう季節のコントラストがあるからこそ、いろいろ良い刺激になるのだと考えています。

 

 先週の週末、花見をされた方も多いと思いますが、他の花にも目を配ることで、豊かな心につながるのではないかと思います。

 

 

 目線をちょっと上に向けた時、写真のような花を見かけました

 

 幹の様子からするとサクラの一種かなとも思ったのですが、あいにく品種は分かりません

 

 しかし、名前は分からなくてもきれいならそれだけで良い、と思えるのがこの日、散策した時に思ったことです。

 

 最近、世の中は暗い話を耳にすることが多いのですが、少しくらい意識を他に向けることで、必要以上に心を煮詰めないようにすることが大切ではと考えています。

 

 

 名前を知っている花も咲いています。ツバキです

 

 中には花びらが変色してるものもありましたが、この花はご覧のようにきれいに咲いています

 

 だからブログにアップしたわけですが、ツバキもいろいろな品種があり、上水沿いだけでも複数見かけました

 

 花の大きさや形、色も異なっていましたので、ツバキだけでも楽しめます

 

 

 玉川上水には「むらさき橋」というとても風流な名前の橋が架かっています

 

 そこからの道の両端にもサクラの木が植えてあり、以前はここも見応えがある場所でした。

 

 しかし今は、木そのものが切られて、間引きされているような感じになっていたり、枝が落されています

 

 その分、全体のボリュームが無くなっていますが、それは冒頭ところも同じです。

 

 ソメイヨシノの寿命を考えると仕方ないことかもしれませんが、植え替えてもこれまでのようになるには時間がかかります

 

 こういうことも生きとし生けるものの定め、ということでしょうか。

 

 

 足元に目線を落とすと、タンポポが咲いていました

 

 地面からあまり高くない位置ですから、意識して見ることになります。

 

 視野ということで考えるとその中には入りますので存在は感じますが、その認識にはしっかり見て自身の頭に焼き付けなければなりません

 

 そのことで同じものを見ても感じ方に違いが出てくると考えていますが、せっかくのことですから命をしっかり認識し、毎日が過ごせたらと、改めて感じた次第です。

 昨日(3月29日)、ブログでお話しした通り、神保町の晋遊舎様の本社まで行ってきました

 

 タイトルにあるように、4月に発売される「MONOQLO」6月号の商品検証のためです。

 

 前日には東京もサクラの満開という話がありましたが、皆さん花見に出かけているのか、少ない人出でした。

 

 時間的な関係かもしれませんが、いつもと少し雰囲気だったのは事実です。

 

 いつものように今日は検証の様子を写真と共にお話ししていきたいと思います。

 

 

 御茶ノ水駅の改札を出て撮った写真です。

 

 最近、毎月のように神保町を訪れていますので、駅の近所の様子も違ったものを考え、掲載しています。

 

 上の写真は順天堂の建物です

 

 この付近でサクラを見られるか期待していました。前回訪れた時はカワヅザクラを見て、写真をアップしましたが、目立たないところにひっそりと咲いていた様子を見ただけでした。

 

 

 上の写真は三省堂本店です。前回お話ししたように、昨日はオープンしていました

 

 店を訪れたのは取材後で、午後でした。

 

 その話は最後の方にしたいと思いますが、この近くにしっかり咲いているサクラがありました

 

 

 その様子が上の写真ですが、他にも撮影している人がいました。

 

 今までサクラの時期に神保町を訪れた記憶はありませんが、今回、どの辺りで見ることができるか、ということが分かりました

 

 もし来年、同じ時期にオファーをいただければ、同じように豊かな気持ちになれると思いますので、楽しみです。

 

 

 ただ、この日のメインは検証です。

 

 私はすぐに検証会場に向かいました。

 

 以前はハウススタジオで、家の中のようなイメージの中で検証することもありましたが、現在は会社のスタジオというケースが増えています

 

 紙面を見ると、ハウススタジオで撮影したと思われる画像もありますので、この辺りは分けて制作されているのでは思います。

 

 その分、作業するスタッフの人は大変だと思いますが、制作の裏側を知っている分、雑誌への思い入れも強くなります

 

 

 最初の検証はマットレストッパーでした

 

 今回は優劣やランキングを付けるという趣旨ではなく、商品そのものの評価でした。

 

 タイプが異なる商品でしたので、その前提でコメントしました。

 

 

 次はリカバリーサンダルでした。

 

 以前も同じジャンルの商品を検証しましたが、それぞれに特徴があり、今回は点数・ランキングを付けました

 

 各商品の特徴と身体の仕組み、使用時の条件などを設定した上での検証になりましたが、似たような商品でも差は出ます

 

 複数のメーカーの商品を同時に比較できるからこそ違いが分かるのでしょうが、お店でなかなかできないこともありますから、「MONOQLO」のような検証雑誌は重宝されるのではと思われます。

 

 

 最後が肘置きクッションです。

 

 先日発売された商品にも同じようなものがありましたが、それはデスクに固定するものでした。

 

 今回は自身のお腹の前に置くタイプのものですが、クッションの状態や大きさなどで使用感が異なりますので、なかなか違いを明確化することは難しいものもありました。

 

 また、使用目的を違えた方が良いのではと思えるものもありましたが、いずれの商品についても同誌に結果が発表されますので、興味ある商品がございましたら、ぜひご覧下さい

 

 「MONOQLO」はいろいろなジャンルの商品を扱っていますので、定期的なご購読をお奨めします。

 

 

 前述したように、検証取材の後に三省堂本店を訪れました

 

 玄関の横にある案内板です。

 

 建物はとても大きいのですが、書店としてのスペースは4階までのようです

 

 関心があるジャンルのコーナーに訪れたのですが、以前より狭くなっていました

 

 本の並べ方も以前とは異なっていましたので、探すのが大変、といった感じでした。

 

 もっとも、慣れてしまえば問題ないと思いますが、店内にカフェのようなお店もあり、以前とはかなり違った雰囲気で、新しいためか訪れている人の数はとても多いという印象でした。

 

 午前中はそもそも通りを歩いている人が少ないという感じでしたが、夕方頃は印象が異なりました

 

 次回、もう少しゆっくり歩いてみたいと思いました。

 最近、有難いことに雑誌「MONOQLO」(晋遊舎)様からのオファーが続いています

 

 今月、同誌5月号で仕事の場で用いられる商品の検証に参画させていただきましたが、今度は6月号の企画のお話をいただきました。

 

モノクロ ロゴ

 

 その検証日が本日なのですが、もうしばらくしたら事務所を出ます

 

 その関係でブログは短くなりますが、検証の様子はいつものように明日、お話しするつもりです。

 

 帰る時間の関係で難しいかもしれませんが、なるべく速やかにお伝えしたいと思っています。

 

 今回はマットレストッパー肘置きクッションリカバリーサンダルということですが、担当者の方が異なるようです。

 

 つまり、ページを分けた企画のようですが、詳細は不明です。

 

 初めてご一緒する方もいらっしゃるので、取材の展開が楽しみです。

 

 今、サクラの便りが聞かれますが、神保町の様子が気になります

 

 また、三省堂本店がオープンしていると思いますので、寄ることができたら訪れてみたいと思っています。

 

 今回はこれまで以上にワクワクしながらの神保町訪問です。

 

 もちろん、検証もしっかりやってきますので、同誌6月号に掲載されます結果をお楽しみにお待ちください

 

 では、事務所を出る準備がありますので、ここで失礼します。

 ある火曜日の話です。

 

 研究稽古らしい内容になりましたが、タイトルにあるように(かた)」の解釈の稽古になりました。

 

 出席者が少なく、熱心な人達でしたから、内容的には基本を少し捻り、プラスアルファの展開になりました。

 

 今日お話しするのは、タイトルにもある二十四歩(にーせーし)」に登場する動きの解釈になりますが、どの箇所をどう切り取るかで展開が変わります。場合によっては「形」として動作に含まれないことも出てくることがありますが、千唐流で「カタ」を「形」と表記し、よく見られる「型」でないところからも、その展開には状況に応じた拡張解釈の余裕があり、決して決まりきった定型の動きではないことを意味しています。

 

 そしてそういう意識で「形」を見た場合、ちょっとした動きが表に見える意味だけではなく、武技としての深化を含めたものになっていくことになります。

 

 今回はそういう思考、あるいは武技としての変化を体験してもらおうということも含め、稽古してもらいました。

 

二十四歩 裏拳打ちから弓張突き

 

 では今回、「二十四歩」のどの箇所をピックアップしたのかということですが、上のイラストのところです。

 

 「形」の流れとしては、後方に対して「四股立ち(しこだち)」になりつつ「上段裏拳打ち(じょうだんうらけんうち)」を放ち、次の瞬間、正面に向き直り、下がりながら「中段順突き(ちゅうだんじゅんづき)」を行なうというシーンです。

 

 この「突き」の際、引き手として使用する上肢の動きにも関係しますが、あえて「弓張り突き(ゆみはりづき)」と称する場合もあります。

 

 この動作だけを見た場合、一般的には自分の前後に攻撃している様子として意識されると思いますが、そのような視点では今回の技は見えません

 

 それについては稽古の内容を写真と共にご覧いただきながら説明していきたいと思いますが、そこではいつものように互いに「正整立ち(せいさんだち)」になり、中段を意識して構え、対峙しているところからスタートします。

 

 

 仕掛ける側はいつものように「裏三寸(うらさんずん)」を意識して「右中段追い突き(みぎちゅうだんおいづき)」で攻撃します。

 

 最初はゆっくりで構いませんが、徐々に本当に突いてもらうようにします。ただ、間合いに関してはきちんと最初から意識してもらいます。この点、いつもお話ししているように、そもそも届かない間合いでは武技としての稽古は不能であり、当たる距離だからこそ技の意味がリアルに分かることになります。

 

 今回もこれまで同様、この点はしっかり意識してもらいました。

 

 

 その攻撃に対して受ける側の対応ですが、突いてきた相手の上肢の手首を捕ります

 

 言葉で言ってしまえば簡単なのですが、その実践となると空間認識力が大切で、タイミングを間違えないようにしてしっかり捕ります

 

 ただ、そういう説明をそのまま受け止める場合、えてして力みにつながることが多く、今回もそのアドバイスのおかげで固い動きになっており、相手に余計な防御反応を生じさせる原因になっています。

 

 ここでの「捕り」の意識は「」であり、強く掴むというよりは手首に引っ掛け、「突き」の勢いのまま相手の姿勢を前傾させるようにします。

 

 そしてその時に自身が感じる感覚に従い、反対側の足を前に進めるきっかけにします。

 

 このことを少し時系列を遡って説明しますが、相手の手首を捕った時、写真をよくご覧いただければお分かりのように、それまで前足だった側を引き、「閉足立ち(へいそくだち)」になっていることがお分かりになると思います。

 

 この状態から前述したように最初の構えでは奥足だった側を前に進めることになるのです。

 

 

 進めた足は「四股立ち」に変化させ、間合いを詰めたタイミングで「上段裏拳打ち」を相手の眉間や「人中(じんちゅう)」をターゲットに放つことになります。

 

 「形」では後方に下がって行なっている動きですが、正面の相手に対しても活用できる技になります。

 

 この時アドバイスしたことに一つに、踏み込む際に着地させる足の置き位置があります。

 

 稽古に際し、この点が曖昧になっており、離れていた人がいました。そのことが次の動きの質を低下させることになっていたのですが、この時点ではそのことに気付いていませんでした。だからこそのアドバイスだったのですが、その意味はそれぞれの状態で動いた場合の技のかかり具合で理解してもらいました。

 

 正しくは写真のように、相手の前足にできるだけ近づけるということですが、それにより自他の中心軸も接近し、それが続く技に良い影響を与えることになるのです。

 

 

 ここで冒頭のイラストの様子を思い出していただきたいのですが、「上段裏拳打ち」の後に180度向きを変え、「弓張り突き」を出していました

 

 しかし、ここでの解釈は「突き」ではなく、引き手の方の動きを武技として用いたのです。

 

 「突き」の基本稽古の際、引き手は「後猿臂(うしろえんぴ)」の意識で行なう、ということをうるさく言いますが、ほとんどの人は「突き」の方に意識が集中し、引き手の側の気が抜けるケースが散見されます。

 

 しかし、ここでは引き手を武技として用いるわけですから、それを極め技にすべく意識する必要があります。

 

 そこで再度思い出していただきたいのが、「形」では突いていた上肢はここでは「捕り」として活用しているというところです。そしてここではそのことを利用し、写真のように自身の腹部に巻き付けるように誘導します。

 

 そこに転身の動作が加わるわけですが、そのような全身的な動きに同時に相手に自身の背部をぶつけるくらいの勢いで近づき、そのタイミングで「後猿臂」を相手の中段に当てます

 

 手首を捕っている側も引くような動きをしていますので、ここは「基本動作(きほんどうさ)」や「基本型(きほんかた)」あるいは「形」として稽古してる「四方拝(しほうはい)」の最初動作である両「正拳(せいけん)」を腰に置く動作と同じになります。

 

 そういう視点でこれらの動きを見てみれば、これまで意味がないと思っていたことに魂が入ります。これまで稽古の際、武術として意識するならすべての動きに意味がある、という話が具体的になります。

 

 今回、そういう認識で身体の中心軸を意識し、基本稽古の時の動きを「形」の解釈例に活用し、武術として「形」の深さを体験してもらいました。

 

 次回は別の「形」の動きをベースに展開した稽古の話になります。

 

 

 

 

 

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 一昨日の続きです。

 

  ある土曜日の稽古ですが、第1部で約束組手、第2部では「(かた)」というメニューでした。

 

 第1部はさらに2パターンの内容で行ないましたが、その内の1つは一昨日のブログでお話ししました。仕掛け技を「突き」として場合ですが、今日のお話はタイルにもあるように「蹴り」で仕掛けられた場合の対処ということです。

 

 今回の稽古の特徴として「足払い(あしばらい)」を組み込むということがあり、今日もそうなります。行なうタイミングが重要ですが、それは稽古を通じて体得してもらうことになります。一昨日お話した場合も同様ですが、そのような多方面から反撃するということを学んでもらいました

 

 もっとも、「足払い」自体は積極的な攻撃法の中に入れて活用することもできる技ですし、そういう組み立てを意識した上で戦うという戦法も身に付けておくと戦い方の幅が広がります

 

 今回は相手の攻撃技が「突き」の場合、「蹴り」の場合に対する反撃ということで稽古したわけですが、攻防自在の発想で稽古を行ない、それを組手に活かしてもらえればと願っています。

 

 今日も画像が多くなりますので、前フリはここまでにして、早速本題に入りたいと思います。

 

 互いに「正整立ち(せいさんだち)」になり、中段を意識し構え、対峙したところからスタートするのはこれまで通りです。

 

 

 仕掛ける側はタイトルにあるように、前蹴り(まえげり)」で攻撃します。狙いは中段です。

 

 「突き」の場合同様「裏三寸(うらさんずん)」を意識しますが、これは約束組手の稽古の際、質を上げるための必須意識で、そこで間合いの感覚を攻守ともに養います初学者の場合、こういうところがつい疎かになり、武術としての稽古なのか単なるアクションなのか分からないケースが散見されます。

 

 直真塾の場合、武術として稽古していますので、不要な怪我をするようなことは行ないませんが、それぞれの立場で最も効果的と思われる中で練っていきます

 

 今回行なう「受け」についても、その前提だからこそ可能な技になっており、そこから極めへとつながるわけです。

 

 

 そこで具体的な「受け」ですが、「下段払い(げだんばらい)」になります。

 

 ただ、ここでは基本として行なう「下段払い」ではなく、一捻り加えています。実際に基本技を用いる場合、状況に応じて変えることも多くなりますが、今回は構えの時の前足を1歩引き、それを体捌きとして活用します。

 

 基本稽古の時には定位置で行なうことが多くなりますが、ここでは運足を伴ったカタチになり、あえて基本のパターンとして見るならば「移動受け(いどううけ)」と重なります。また、「形」の中の動きに重ねることができます。

 

 また、「下段払い」のコースですが、今回は受け流すような意識で行なうことになりますので、「受け」としての軌跡は基本の「移動受け」とは異なり、上肢を自身の側方に持って行くようにします。

 

 こういう「受け」を行なうことで、まともに「蹴り」を受けることになりませんので、自身の前腕へのダメージは軽減されます。

 

 もっとも、相手の「蹴り」に対する恐怖心のようなものがある場合、変な力みが入り、強く弾くように行なうケースもあります。今回の稽古の中でも見られましたが、「受け」のコースだけでなくタイミングにも留意し、またなるべく柔らかい動きにするにするようしてもらいました。

 

 

 「下段払い」により、相手は自身が意図したところに足を置けなくなる可能性が高くなりますが、受ける側としてはむしろそのことを狙って着地点を乱すようにします。

 

 写真では着地してから「足払い」を行なっているように見えますが、実際の武技としてはその直前のタイミングを狙います。その状態が最も不安定だからですが、こういうことは瞬間的な判断で行ないます

 

 この意識で稽古することで咄嗟の判断力という「見えない技」を磨くようにしますが、それは同時に身体操作の能力にも関係することになり、うまく連携できれば基本的な技も実用上、優れたレベルになります。

 

 派手な動きをするのが武術の技、あるいは奥義といったイメージを持っている人が多いのですが、本当の武技というのは派手さはなく、むしろ地味に見えるものです。それはいろいろな内容を持つ「見えない技」の裏付けが必要であり、稽古を重ねる中で磨いていきます

 

 今回の場合、タイミングの取り方がポイントに一つになりますが、それを可能にする武術体の裏付けも必要になります。

 

 

 ここでの「足払い」では、あることを意識してもらいました。

 

 まず接触面ですが、自身の土踏まずの部分を相手の下腿部、アキレス腱側に触れるようにします。

 

 その上で、相手の足が思った以上に前方に進むように動かすわけですが、そのことで土台としての機能が低下し、バランスを崩す可能性が高くなります

 

 というよりむしろ、それを狙って「足払い」をかけます

 

 

 最後の極めは写真のように上段突き(じょうだんづき)」で行なってもらいましたが、土台から崩されようとする場合、まずバランスを取ることに意識が集中され、他のことは「」の状態になります。

 

 そういうタイミングで攻撃を受けた場合、想像以上の効果を生みますが、そういう認識で上段を突くわけです。

 

 これまで約束組手の稽古では淀みのない動き、ということを強調してきましたが、それはここでも同じです。

 

 ブログでは説明の関係で技を分けていますが、それを実際の拍子とは考えないでください。

 

 前述の「虚」の状態というのは一瞬のことですので、武技として功を奏すには淀みない動きということが必須なのです。

 

 こういうところを稽古を通じて認識・習得してもらうことで一流へのステップを登っていくことを願っています。

 

 

 

 

 

 

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 昨日の続きです。

 

 ある土曜日の稽古の話ですが、今日は第2部として行なった「(かた)」になります。

 

 統一した「形」で行なうのではなく、出席者が自分で選び、それを巡回してアドバイスするというスタイルで行ないました。

 

 結果、鷺牌 大(ろーはいだい)」、「抜塞(ばっさい)」、「二十四歩 大(にーせーしだい)」、「正整(せいさん)」の4つのグループに分かれました。

 

 ただ今回は「形」は異なっても統一した視点でのアドバイスを意識し、それがタイトルに記した中心軸の確保ということです。

 

 このブログでよくお話ししていますが、「形」の稽古目的の一つは武術体の錬成です。その武術体で意識すべきことの一つが中心軸ですが、今回は各「形」を通じてそのためのポイントを説明しました。

 

 稽古を見ていると細かなところに問題があり、それは各自の癖に関係するところもあります。そういう点の修正を意識し、数をこなすことが必要と考えたわけですが、それを好きな「形」を通して意識してもらおうとしたのです。

 

 もちろん、いろいろな動きを通じて総合的なところから作っていくことが必要になりますが、入りやすいところからということで行ないました。4つの「形」についてお話しすることになりますが、本当はここで4回に分けてお話ししたいところです。

 

 でも、この日の中でアドバイスできたことは限られますので、各「形」から一つずつお話ししますので、結果的には短いブログになると思います。この点、予めご了承ください。

 

鷺牌 下段交叉受け

 

 前述した「形」の順序で説明しますので、まずは「鷺牌 大」からお話しします。

 

 上のイラストは用意(左側)の状態ですが、そこから最初の動きが右側の膝を地に着けた状態での「下段交叉受け(げだんこうさうけ)」です。

 

 相手からの「蹴り」の出鼻を、自ら間合い切って押さえるという感じになりますが、イラストの状態になる際、技の効果を上げるための上肢の操作があります。

 

 微妙な手首の動かし方ですが、文章で表すと逆に分かりにくくなると思われますので割愛します。

 

 しかし、道場では見本を見せた上で真似てもらうことになります。そしてこの「形」を稽古している人の場合、それは何度も行なっていることです。

 

 ただ、それを再現しようとなると、自身の身体操作のことにも関係することになり、変に強調しようとしていることで肩が必要以上に動き、今回のポイントである中心軸のキープにマイナスに作用しています。

 

 改めて武技は全身で、ということを再確認してもらい、「形」の中での動きについて意識を変えてもらいました。その上で「下段交叉受け」という技の質をアップさせてもらうことを願っています。

 

抜塞 添手手刀受け

 

 続いて「抜塞」からですが、上のイラストは最後の方に出てくる「添手手刀受け(そえてしゅとううけ)」です。

 

 これまでこの動きについてのアドバイスはブログの中でも何度も行なっていますが、なかなか改善しない箇所の一つです。

 

 立ち方についてもそうですが、もう一つは手の様子です。

 

 全身を通じての中心軸は立ち方の意識にも関わりますが、上肢の問題も合わせて意識しなければなりません。

 

 こういう時は指先まで通った中心軸を意識する必要がありますが、それはピンと伸ばすということではありません。こういうところが誤解されやすいところになりますが、気を通した中心軸ということで、これはそういうことを見切るだけの眼力があれば、武技としての条件を有しているか否かは分かります

 

 しかし、そのような眼力が無くても末端が死んだ状態かどうかは分かることもあり、特にこの箇所についてはきちんとできていない場合は、幽霊のような手になります。

 

 そういう場合、動作の解釈を示し、そのイメージでやってもらうようにしますが、それでも魂がなかなか入りません

 

 だからこそ、多方向からアドバイスしているのですが、今回は中心軸という概念を活用し、クオリティの改善を意識したわけです。どの言葉に反応し、そして実際の身体操作に影響を及ぼすかは各人の受け止め方や消化の仕方で変わると思いますので、教える側としていろいろ工夫し、結果に結びつけたいと考えています。

二十四歩 平行突き

 上のイラストは「二十四歩 大」に登場する「平行突き(へいこうづき)」の箇所です。

 

 この時の立ち方は「三戦立ち(さんちんだち)」になりますが、呼吸法を意識した「形」ではよく用いられ、下肢の締めと連動して骨盤に影響し、そのことで武技の土台を作り、また身体の中心軸の支えにもなります。

 

 そういう意味では、上のイラストの箇所では呼吸法の意識から全身を締め、そこから中心軸を整えるということにプラスに作用するはずですが、この時、頸部・頭部の状態に問題がある人がいました。

 

 具体的には、側方からこの時の様子を見てみると、顎が前に出ていて、結果的に中心軸の上部のところで曲がっている、という感じになっているのです。

 

 こういう時、一般的には顎を引け、という指導になると思いますが、そういう言葉だけであれば身体操作に誤解が生じ、額だけが前傾するような状態になり、逆に変な風に中心軸が曲がってしまいます

 

 こういう時は顎と額の位置に留意し、そういう感覚で頭部を意識してもらいました。

 

 最初は、「平行突き」を行なう時に一緒に頭部も前に出ていましたが、その時の身体操作を理解することで少しは変化しました。ただ、それが次回まできちんと覚えていて、再現できるかどうか分かりません私としてはできることを願っているわけですが、こればかりは当人に任せるしかないところです。

 

正整 運足

 

 最後に「正整」からですが、上のイラストは絞り受け(しぼりうけ)」の状態から奥足を1歩進めたところです。

 

 この「形」をやっている道場生の場合、稽古が始まる前に運足が気になるらしく、そこだけを集中して動いていました

 

 その際に気になったのが、動く直前に肩を微妙に動かす癖があり、それで勢いをつけようとしているのか、と思えるような感じでした。

 

 もっとも、それは小さな動きでしたので気にならないものではありましたが、細かなことに着目する直真塾ではこういうところを意識します。

 

 だから、稽古前にこの点をアドバイスしましたが、「形」として行なう際、上のイラストの箇所で同様の身体操作の様子が見られました。ここでは下半身の動きにために不要な上半身の動きを慎み、中心軸の安定に努めるようアドバイスしました。

 

 「形」が武術体を作るベースになるということから、そのために意識すべき箇所を改めて見直し、その習得に励んでいただければと願います。

 

 

 

 

 

 

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 ある土曜日の稽古です。

 

 この日は第1部として約束組手、第2部として「(かた)」を行ないました。

 

 今日は第1部のお話ですが、そこでは2パターン行ないました。そこでこの日のお話については3回に分けて綴っていきます。

 

 今回の約束組手の特徴は、2つとも「足払い(あしばらい)」を含むというところがポイントです。

 

 それをより相手の姿勢を崩し、その「」に乗じて反撃をするというわけです。

 

 その概要はタイトルにありますが、実は極めまでの間にもう一つ技を挟みます。最初の「受け」として「手刀(しゅとう)」が用いられているため、その拳形を極め技として使用していますが、実際にはその時の状況でもっとも適した技を出すことになります。

 

 いろいろな約束組手を経験してもらうことで引き出しを増やすことになりますが、同時に武技の理についても理解も深めてほしいと願っています。

 

 稽古の際、極力そういう点についても触れ、武術家として深めてもらいたいと思っていますが、継続して毎回出席している人ばかりではありません。そこに差ができる原因がありますが、忙しい現代人ならではのこととして、教える側としていろいろ工夫し、最小の努力で最大の効果を、といった昔の学習参考書のキャッチフレーズのような話で説明しました。

 

 そういう意を汲み取ってもらえればと思っています。

 

 という前フリの後、本題に入りたいと思います。

 

 いつものように、互いに「正整立ち(せいさんだち)」になり、中段を意識して構えて対峙したところから始まります。

 

 

 その状態から仕掛ける側は「左上段刻み突き(ひだりじょうだんきざみづき)」で攻撃します。もちろん、「裏三寸(うらさんずん)」を意識しますが、技に慣れるまではスピードに留意し、怪我をしないように気を付けてもらいます

 

 この仕掛け技については出席者からリクエストを聞いた上で行なってもらいましたが、組手好きですから、自身が経験したことをベースにしているものと思われます

 

 構えた状態から前手で攻撃しますが、そこには間合いの詰め方も意識しなければなりません。

 

 稽古の際、相手に当てることへの懸念からか、間合いが遠くなっていたケースがありましたが、それでは反撃の質にも支障が出ますので、きちんと修正してもらいました。事前に技も決まっているし、タイミングも号令に合わせるわけですが、よほどの油断が無い限りは当たる心配はありません。互いを信じ、やってもらいました。結果は何事もなく終わりました

 

 

 それに対して受ける側も前手で対応し、その時に使用するのが「手刀回し受け(しゅとうまわしうけ)」です。接触部位が相手の前腕の尺骨側になることから、「崩し」は容易になります。

 

 接触時、相手の攻撃の拳線を考え、自身の動きでそのラインを押える、という意識で行なうことが必要で、その時は瞬間的に「上段揚げ受け(しょうだんあげうけ)」のような感じになります。

 

 しかし、そこで居付かないようにすることが大切で、淀みなく上肢を回旋させ、一気に相手の上肢を巻き込むような感じで自身の脚の付け根付近に落とします

 

 そういうことをスムーズに行なうようにするには、接触してからの身体操作が大切で、加速するようにします。

 

 しかし、実際には減速するケースが多いため、結果として崩せなかったり中途半端に終わってしまいます。それでは初動で失敗しているので、この後の動作にうまく繋げないことが多くなります

 

 そのため、この箇所だけでそれなりの時間を使い、「崩し」の様子を好転させました

 

 

 「崩し」とほぼ同時に行なうのが「中段突き(ちゅうだんづき)」で、これが先ほどぼかしていた技です。

 

 よくあるパターンとして、「受け」が終了してわずかに間(ま)が空いたタイミングで突くということがありますが、その時の拍子については「見えない技」として武技には必須の意識です。

 

 これまで何度も説明し、稽古してきたことですが、明確に見えることではない分、なかなか実践できないということが現実です。アドバイスする側もこれで何回目だろうと思うくらい繰り返していますが、未だに上手くできない現実を見ると、どう説明し、稽古すればできるようになるのだろうと悩んでしまいます

 

 でも、それを教える側の責任として理解し、やっていくしかないと思っている今日この頃です。

 

 ここまでの動きは試合でも使えますので、まずはここまで一区切りにして数をこなしましたが、この後、武術的な意識での技について稽古しました。

 

 

 そしてそのための仕掛けが「足払い」になるのですが、相手が「刻み突き(きざみづき)」のために踏み入れた前足をターゲットにします。

 

 受ける側は相手の内くるぶし側から払うことになりますが、「足払い」という技そのもののコツがあります。

 

 見ていると上手く払えず、「蹴り」のような感じになるケースがあり、数をこなす中で思わず足を痛めるような感じになる人もいました。

 

 そのため、「足払い」のコツについて改めて説明しましたが、その出来についてはバラバラでした。

 

 そして、極めはタイトルにもありますが、「手刀打ち(しゅとううち)」です。

 

 この「足払い」の際は、同時にそのための準備動作を行なう必要があり、それが「手刀」の振り上げです。写真のような感じになります。

 

 

 仕掛けた側は「足払い」により上半身を大きく崩しますが、むしろそれを狙って行なうようにすることが大切です。

 

 私はいつも武技の全体像をイメージし、そのように持って行くための工夫をするようにと言っていますが、言われた動作だけをやっているようでは結果は出ません

 

 そして狙い通りの態勢になったところで、首をターゲットに「手刀打ち下ろし(しゅとううちおろし)」を行ないます。膝の抜きや丹田の落としなどの身体操作を加えることで重い技になり、正確なコントローで技を放てば、大変効果的な武技になります。

 

 ただ、この技は試合では使えません。ですからここは武術の技として認識してもらいました。本来なら研究稽古で行なうような技ですが、出席者の関係からここまで踏み込みました

 

 明日はこの後に行なった技のお話になります。

 

 

 

 

 

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 昨日の続きです。

 

 火曜日ですので研究稽古となりますが、昨日お話ししたように最初に稽古した内容がかなり濃かったために時間を要し、結果として昨日・今日お話しする2パターンしかできませんでした。

 

 しかし、ブログでは詳述できませんでしたが、(かた)」に登場する動きを武術として考える時のプロセス・構造について少しは理解してもらえたのかな、と思えるような内容でした。

 

 ただ、残り時間を見ると、そのような稽古を行なうには不足する状態でしたので、ここではいつものようにこちらから「形」と動作について指定し、その解釈について私から説明した上で数をこなす、ということになりました。

 

 稽古の最初の段階で脳に汗をかいたような感じの人もいたかもしれませんが、その経験が今後の稽古やその他の分野に役立て場、教える側としてこの上ない喜びになります。そういうことは今後の成長を見る中で感じることになると思いますが、その萌芽が今回のような稽古の中に見ることができるようにしていきたいと思っています。こういうことは私自身に課せられることになりますが、教える側も学ぶものであることを改めて自覚し、精進するつもりです。

 

 そういうことで本題に入っていきたいと思いますが、最初の状態はいつも通り、互いに「正整立ち(せいさんだち)」になり、中段を意識して構え、対峙します。

 

 

 今日お話しするのは、通常通りの右中段追い突き(みぎちゅうだんおいづき)」で攻撃してきた場合となります。それが上の写真ですが、当然「裏三寸(うらさんずん)」を意識します。

 

 その意識を持って攻撃してくるからこその反撃というのが今日お話しする技で、その点については昨日お話ししたこと重なります。早速意識が類似した技を稽古することになったわけですが、そういうところをどこまで踏まえて臨んだかは各自の心の中のことですから、私がすべて把握しているわけではありません

 

 しかし、少しでもそういうところに意識を回してもらっていたら、ということを期待するのみです。

 

 稽古中の私の意識については知らしめるのはこのブログを介して、ということが多くなるかもしれませんが、客観的に、そして冷静な状態だからこそ通じる部分もあるかと思いますので、道場生の人達が少しでもこのブログに訪れることを願っています

 

 

 今日お話しする技は、「形」に登場する「外受け(そとうけ)」からスタートしますが、写真をご覧になると、雰囲気の違いがお分かりになると思います。

 

 先ほど「外受け」と表現しましたが、「正整(せいさん)」の中では前足側で行なう場合と、奥足側で行なう場合があります。今回は後者の場合ですが、この技を千唐流ではあえて「絞り受け(しぼりうけ)」と称します。

 

 それを戦いの場で用いようとする場合の用法例の一つになりますが、自身の脇の下に相手の上肢を誘導することが必要になります。その様子が上の写真ですが、こういうところを見せると、脇を開いているような状態のため、そのようにする人がいました。ただその時、体幹部は動いていないため、結果的に自身の身体に当たっている、という状態になります。

 

 相手は前述のように「裏三寸」を意識して着いていますので当たり前なのですが、表面的な動きだけを意識している場合の典型的な間違いです。

 

 冒頭の写真で相手の「突き」が体幹部に触れている様子を、ギリギリまで相手の攻撃を引き付けているところと解釈し、その拳線から身を躱すという体捌きの意識で対応することが必要です。

 

 そしてその時の身体操作ですが、上肢は最初の構えの時の場所に残したまま、体幹部だけを動かす、ということになります。言葉で言ってしまえば簡単なのですが、そういった身体操作は大変難しく、そのシーンをしっかりイメージしながら動くことが必要です。

 

 

 そのようにして小脇に挟んだ相手の上肢に対して、「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」の要領で自身の上肢を巻き付けますが、相手の肘関節に圧がかかるようにすることで外れにくくします

 

 場合によってはそこから肘関節にダメージを与えることもできますが、今回の技ではありません。いずれ別バージョンとして稽古することになります。

 

 稽古を見ていると、この様に巻き付けるという意識と状態の認識が希薄な人がいました。

 

 その場合、この状態から逃れることも可能なケースも出てきますので、武技としての細かなポイントはしっかり押さえてもらいました

 

 この状態までは、「突き」の場合で言えば「逆突き(きゃくづき)」のような感じになっており、受けた上肢の側の下肢が奥になっています

 

 

 上の写真は相手の上肢を絡め取ったところから極めに移る際の連絡動作になりますが、ここからお分かりのように「蹴り」で極めます

 

 「形」では運足で前に進む箇所ですが、その動作から「蹴り」に活用すると解釈するのです。

 

 写真では膝のかい込みを行なっていますが、足のカタチが「足刀(そくとう)」になっていることがお分かりになると思います。

 

 

 となると、実際の極め技は相手の膝関節を狙った「関節蹴り(かんせつげり)」で、側部から蹴り落しますので、大変効果的な技になります。

 

 先ほど、膝のかい込みの写真をあえて別撮りで示しましたが、連続して動いていると、そういう部分が曖昧になり、「関節蹴り」の際に体重が乗らないような状態になっている人もいました。

こういう点については基本を改めて再確認する必要があるのですが、接近戦なら接近戦なりの留意点を明確にし、その前提で身体を動かすことが大切です。

 

 身体を壊しているなどの理由がある場合は別として、問題が無い場合は武技の質をきちんと考え、そのための身体操作とは、ということを意識して欲しいと願っています。

 

 意識が抜けると無理ですので、あえて集中できる回数を設定し、それを複数セット行なうようにしているので、そういうところを理解して欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

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 ある火曜日の稽古です。

 

 研究稽古らしく、出席者にいろいろ考えてもらいながらの稽古なりました。

 

 まずは仕掛け技からリクエストを募ったところ、「追い突き(おいづき)」によるパターンか多いので、「蹴り」で仕掛けられた場合ということでやりたい、ということでした。

 

 そういう意識でのリクエスト、大いに結構ということでそのまま採用しました。

 

 その上で反撃技は問うと、そこでは「手刀打ち(しゅとううち)」というリクエストが出ました。

 

 あまりやったことのないパターンになりましたので、逆にこれはしっかり考えてもらうのに良いのではと思い、まずは出席者・リクエストした人に考えてもらうことにしました。

 

 すぐにこちらから回答し、その内容で数をこなすことを期待していたようですが、あえてそういうことはしませんでした。前述のように研究稽古ゆえに考えてもらうことを優先したのです。

 

 その際、仕掛け技は決まっているのだから、実際に蹴ってもらい、各自が経験した技で対応するところから考えてもらいました。この時、私の頭の中では「(かた)」に登場する動作の活用になると思っていたのですが、なかなか出てきません

 

 だからと言ってすぐに私の方から回答を出せば研究稽古という感じでなくなると思い、ヒントを出し続けました。これまでは研究稽古の場合でも、「形」の動きの解釈としていろいろ提示し、それを基に数をこなしてきましたが、今回は出席者の様子を見て自身で考える要素を増やしたのです。

 

 こういう時はヒントの出し方で誘導することになりますが、こういう稽古は私が受験業界にいた時の経験が活かされることになります。いきなり解答を示さず、考えてもらうというプロセスを踏む、ということです。

 

 その際、理系的、あるいは文系的な説明の仕方があるけれど、どちらで考えたいかを確認し、前者の方でということになったので、そういう誘導の仕方で結論まで導きました

 

 その内容をお話しすると長くなりそうなので割愛しますが、この日は教え方も含めて研究稽古らしい感じになったわけです。

 

 という前フリの後、本題に入っていきます。

 

 両者、「正整立ち(せいさんだち)」になり、中段を意識して構え、対峙します。

 

 

 対峙した状態から、仕掛ける側が「右中段前蹴り(みぎちゅうだんまえげり)」で攻撃します。

 

 これまでの「突き」の場合同様、「前蹴り(まえげり)」で攻撃しても「裏三寸(うらさんずん)」の意識はそのままです。

 

 今回の返し技の場合も、相手が本気の技だからこその反撃となる内容なので、この辺りが初学者のように中途半端な技であれば本当に使えるのか、という疑問が湧いてくるような内容になります。

 

 ただ、そういう意識で攻撃する場合、「蹴り」の時点で片足で立つという不安定さを有しますので、対応いかんでは仕掛ける側のバランスが崩れる可能性があります。

 

 実戦ではもしそうなったらチャンスが拡大しますので結構なことなのですが、稽古の場で強制的にバランスを崩そうと強引になれば事故につながりかねません。この辺りは稽古ということを意識し、あまり説明することは控えましたが、武術体の質がアップした時にはそういった視点からの稽古も考えています。

 

 

 上の写真が対応している様子ですが、タイトルにある「抜塞(ばっさい)」に登場する「掬い受け(すくいうけ)」です。相手からの「蹴り」に合わせ、前足を少し斜め前に動かし、それが体捌きを兼ね、同時に「掬い受け」を行なっているとご理解ください。

 

 この時に自身の前腕に乗っているような感じになっている相手の下肢ですが、そのことで自分のバランスが崩れないように留意しなければなりません。その上で相手の下肢を操作し、そこから相手の全身に影響させるというイメージングの上で行なうわけですが、技をかける側の武術体の質が関係しやすい技と言えます。

 

 

 説明の都合上、あえて別々に写真を撮りましたが、実は「掬い受け」を行なっている際、同時に突きの技に繋ぐための連絡動作が行なわれます。

 

 冒頭、反撃技として「手刀打ち(しゅとううち)」を意識しているわけですが、極め技を放つ際の準備ということがあります。

 

 上級者を除くと、こういうところ意識が不足している人がおり、受けた後に写真のような極めの前のスタンバイをするという感じになっています。

 

 その場合、拍子という「見えない技」の不備により、仕掛けた側の次の技が放たれる可能性が高くなります。仕掛ける側にしても片足が不能になっている分、建て直しを意識することになりますが、そのまま「上段突き(じょうだんづき)」を出されるリスクがあります。

 

 反撃が遅れるということは、そういう可能性を秘めていることになりますが、そうならないようにするためにも技と技の間を意識する必要があるのです。

 

 

 そしてどこを攻撃するかということですが、今回の設定から膝関節の内側上方にある「血海(けっかい)」をターゲットにしてもらいました。

 

 ということを言葉で説明するのは簡単なのですが、実際に稽古すると打突のタイミングがずれているシーンが散見されました。その場合、「打ち」としての質が著しく低下することになりますが、中には蹴り足が着地した上で「打ち」を放つため、そもそも当たっていない、というケースまでありました。

 

 これは武技を行為としてしか意識していない証拠であり、効果的な技という条件まで満たしていないわけです。

 

 「掬い受け」として相手の下肢をキープしている状態のところに遅滞なく反撃する、ということになりますが、そのためにはこれまでお話しした動きに淀みがあってはならず、全ての動きをアナログで、しかも素早く行なうことが大切になります。

 

 こういうところが数をこなす必要な部分ですが、理として認識したら、次のステップではこのようなところまで意識して稽古して欲しいと願ったメニューでした。

 

 この稽古に時間を取られたため、結果として2つの技しかできなかったので、明日のブログでこの日の話は終わりになります。

 

 

 

 

 

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