カロン★です
このページにお越しくださりありがとうございます
今日は占星術での月についてお話します。
教科書的に簡単に月を説明すると
月の公転周期は28日で
年齢域は、0〜7歳まで
肉体、感受性、感情、習慣、幼児、女性、個人的欲望、受動などを象徴しています。
- 個人の人格の基礎を表すもの、無自覚な反応であり、身近な人からよくわかる性質でもある(松村潔先生)
- 太陽が自我確立以後の青年期を支配するのに対して、子供時代の家庭環境や幼児体験と関係が深く、成長後の家庭生活や人間関係に微妙な影響を与える(ルル・ラブア先生)
- 自然体のその人
などと言われています。
月の公転周期は、月経やお肌のターンオーバーの周期と合致していて、私達の生物的なリズムに直結しています。
まさに私達の肉体そのもの、自然体のその人そのもの、無意識の自分そのもの、などと言われたりします。
月は太陽の光を浴びてはじめてその存在を私達に見せてくれます。
その大きさは私達の肉眼でみると太陽と匹敵するする大きさで、太陽の光を受けて私達に見せてくれる圧倒的な存在感と美しさは、昔から私達を虜にしてきました。
生まれたときから私達の一番そばにあり(年齢域や地球との距離)、常に受動的で(太陽の光を明るさとする)、私達の肉体に決定的な影響を持ち、太陽以上の存在感を見せる月
私が占星術を始めるきっかけとなった、マドモアゼル愛先生は
月は、現実とは異なる死の星であり、実体のないものをイルミネーションの力で、自身を大きく感じさせる天体
だと書いておられます。
月というのは、生まれつきの「自分」という個にベッタリと染み付いた、染み付いているがそのことさえ自分に気づかせないほど密着している、身近すぎるほどの存在です。
私達は月こそが自分そのものだ、と誤解してしまいがちだけれど
一方で、確実に人の一生を破滅に導く力のある、非常に狡猾な存在である
という理解を私はしています。
無意識に取り入れてしまっている月ではなく
本来の自分である太陽として人生を送るために必要なことは
その実体を理解することからはじまるのではないかと思います。
私達の幸不幸というものは
無自覚に生きていると
完全に月に支配されてしまいます。
ただ、月があまりに身近であるために
私達は支配されていることに気づくことができません。
自分の出生の月の状態を見ることは
他のどの天体を知るよりも
ある意味一番大切なことだと思います。
出生の月の状態が良好な人は一般的に良いとされています。
ただ、月に引っかかりや障害がないということは
月に気づきにくいと言い換えることもできます。
前述したように月の公転周期は28日と一番短いため
2.3日で次のサインに移動してしまいます。
同じ日でも出生時刻が違えば月の状態も様変わりします。
ですので、生まれた時間がある程度正確にわからない限りその人の出生の月の状態を見ることはできません。
自分の出生の月の状態を知ることは
自分の人生の落とし穴の場所を探し当てることに似ています。
落とし穴の場所を知ることができれば
落とし穴を避けることができます。
落とし穴に落ちても
これは落とし穴だから落とし穴から上がればいいだけだと知ることができます。
落とし穴だとわからないと
その落とし穴が過酷であれば
自分の人生は終わったと思いこんでしまうこともあるし
何度も何度も同じ穴に落ちて人生を無駄遣いしてしまうこともあります。
月は美しく、有効的で親和性に富んで見えます。
月を満たすことが自分の内面を満たすことだと私達はどこかで思い込んでいます。
その美しさ故に、その無意識性ゆえに、その狡猾さを認めることが大変難しい。
素の自分が月だと言われるのは
その無意識性にあります。
出生の月を観察してみることは
月から抜け出る大変有効な手段だと
思っています。
占星術がないと人は生きられないわけではないけれど
自分の心のひっかかりが一体どこにあるかを素直に見つめることは
太陽の獲得(=開運)に繋がります。
次回から月のサインや、月のハウス、月のアスペクトについて書いてみたいと思います。
今日も最後までお読みくださりありがとうございます
よかったらこれからもお付き合いください
カロン★でした