このブログは、登山、楽器、カメラ、アウトドア を主にアップしているが

今回は登山の靴では無く、仕事の靴の話である

 

いつ頃からだっただろうか「クールビズ」と言う言葉が聞かれるようになったのは・・・

それまで猛暑でも長袖シャツにネクタイで、腕には上着を抱えて都内の電車を乗り継いでいた

それが如何に馬鹿らしかったのか、その後 上着は持たなくなり、ネクタイも外し、

半袖シャツでも違和感は無くなった

 

そして、おじさんでも手持ち鞄をビジネスリュックに変え、随分カジュアルに近づいてきた

 

あげく、自身の場合、遠方の出張がめちゃくちゃに多いため、いつの間にか靴も

所謂、レザースニーカーを時折履き始める始末である

 

勿論、TPOはわきまえ、フォーマルの靴との併用であるが、最近のこの暑さも

手伝い、レザースニーカーの出番が多くなっている

 

◆フォーマルシューズ

 

 

◆レザースニーカー

 

 

しかし、ちょっと前から気になっていたのだが、このレザースニーカーのソールの

端がこの暑さのせいか剥がれ始めてきた

 

 

これはまずい・・・

と言う事で緊急で、代替えのレザースニーカーを探したのだが

レザースニーカーで検索をすると、本当におっさん御用達の野暮ったいものしか出てこない

そんな中、見つけたのがリーガルのレザースニーカーである

 

しかし、こう言ったものは販売を開始したあと長くは製造を続けないのか、どんどん在庫は

減っていき SOLD OUT 入荷未定 ばかりである

黒、茶、キャメル、紺 と4色あるうち、先の3色はサイズが無く、残っているのは紺色のみである

 

他のメーカーではろくなものが無い

 

さて、どうしようか・・・

仕方ない、紺を買って色を変えよう

 

◆オリジナルの紺色新品

 

 

カジュアルなら良いかもしれないが、仕事でこの色は少々恥ずかしい

 

 

そのため、黒に色替えをしてみる

 

まずは片方を色替え

 

 

色替え後、磨いてみる

 

 

ウ~ン ムラも無く、綺麗に黒に変わった

艶もあるし、誰も色替えをしたとは思わないだろう

 

まずまず一安心と言う、少々しょうもない話題であった・・・

 

 

一ヶ月前、残雪期に大ノマ乗越経由で双六岳を目指したが、通常の大ノマ乗越までの積雪路から右に大きく外れ、尾根までもう少しのところで積雪がなくなり、急な岩場のザレ地に出くわし、積雪部を求めてトラバースをしようとしたところ、そのザレ斜面で滑り約100mほど滑落をした

そのため、登頂を断念した経緯がある

 

そして約一ヶ月後の今回、リベンジ登頂を目指し双六岳山行に再度出かけてみた

 

山行1日目は生憎一日中雨で、ほとんど写真をとれていない

そのため、掲載の写真の撮影順序は無視をし、経路順に写真を並べているため天候とはつじつまが合っていない

 

◆先ずは新穂高登山センターから入山をする

 

 

◆そして、登山口のゲートを通過する

 

 

◆約1時間ほどで最初の休憩ポイントとなる「わさび平小屋」に着く

 

 

◆途中の通過ポイントは無視し、一先ず鏡池を目指す

 普通、ここでは逆さ槍が見られるかが焦点になるが、槍などとんでもない話でガスガスで池自体も霞んでいる

 

 

◆途中、雨の中、慰めてくれた道ばたの花

 

 

◆鏡平山荘を通過

 

 

◆鏡平山荘から弓折乗越までの夏道には中段より先に数カ所残雪が残っており、山荘の指導では中段から春道の使用を推奨している

実際に中段まで行くと、その先はすぐに残雪となりその先の状態はガスで見えなかったため春道を選択した

この春道は弓折岳山頂へと続く直登ルートである

 

 

◆この春道がくせ者であった

目印に従い進めとあるが、とても登山道と言えるものではない

 

 

 

 

急斜面で、明瞭な道は無く、また当日は雨で足下はぬかるんでおり、約20kg程のザックも背負っており、滑ったらただでは済まない危険な道である

 

辛うじて、弓折岳ほぼ山頂の尾根に無事出る事ができた

 

ここから双六山荘テント場までのコースタイムは行きも帰りも同じ時間であるため平地と推測をし、あとは尾根伝いに双六山荘テント場を目指すだけと気楽に考えていた

しかし実際はいくつもの名も無いピークを超えていくため登ったり下りたりを繰り返し意外に疲れる山道であった

 

◆時折雪渓にも出くわすが、斜度は無く、危険性は低い

 

 

◆双六山荘が見え隠れし始める

 

 

◆双六山荘到着

 

 

◆雨のため冬季避難小屋を使おうと思ったが、鍵が掛かっており結果的には使用できない状況であったためテントを張る

 

 

この1日目は結果的に深夜まで雨は止まず、特にテン場到着時から強い風にも見舞われ、テント設営後、早いが16:00頃には夕食を取る

一日中雨であった事もあり、靴下、下着も一部濡れており、気温も外気で+2℃、テント内で+4℃と少々寒いため17:30頃早々にシュラフに潜り込み就寝につく

 

翌朝は5:00に双六岳山頂を目指し行動を開始する

この2日目は雨はあがり、時折日差しにも恵まれるまずまずと言ったところ

 

 

ここでも、双六岳夏道の直登ルートは急な残雪のため中道ルートである春道を推奨しており、弓折岳乗越の春道の苦い思いが頭をよぎったが、一応安全を見てこの中道春道ルートを選択してみた

 

◆これは夏道への取り付き

 

 

◆中道から双六岳へと続く尾根に直登をする春道ルート分岐

 

 

◆上を見ると雪渓はあるが、大した斜度ではなく、念のため持って来たアイゼンを使用しないのもどうかと思いアイゼンを履いて登ってみた

アイゼンを履けばこの程度の斜面であれば全然余裕である

但し、やはり積雪部から雪の無い部位に出るところは、少々斜度がある上にザレ場で滑り易く、アイゼンを履いていて正解であったと思う

 

 

◆そして、夏道の本ルートに合流をし後ろを振り向く

そこには見たかった槍へと続く「天空の滑走路」が広がっていた

 

 

これが見たかった

 

それまでガスガスで景色は皆無で、槍などとても期待できる状況ではなかったが

槍までしっかり見えるではないか

ちょっと感激である・・・

 

そして前を向けば双六岳山頂はすぐそこである

 

 

そして・・・

見えてきた

 

 

◆念願の山頂である

 

 

◆しばし撮影タイムとなったのは言うまでもない

幸い、山頂は自身独り占めである

 

 

◆雲海上に槍から大キレット、そして北穂、奥穂、ジャンダルム、西穂への穂高連峰が一望できる

 

 

 

◆笠ヶ岳

 

 

◆反対側には、三俣蓮華岳、鷲羽岳、そして水晶岳も一望できる

 

 

 

◆200mmの望遠で奥穂の山頂を狙うが、朝6:30人影は見えない

 

 

 

◆朝6:30頃の双六岳山頂は雲やガスの動きが早く、笠ヶ岳も直ぐに雲に隠れてしまう

 

 

◆テント場に戻り撤収をし、さ、下山をしよう

 

 

帰りの弓折乗越から鏡平山荘までの下山路は夏道を使用した

確かに4カ所ほど積雪部はあったが、あの急峻で泥濘んだ獣道の春道よりは安全であるように思う

特にあの泥濘んだ春道の下りは怖いだろう

 

◆明るい中、全貌が見えた夏道の雪渓

 

 

この雪渓が最後で、あとは普通の夏道を通る

すると鏡平山荘が見えてくる

 

 

◆帰り道の鏡池

槍、穂高連峰の峰々は見えないが、前日のガスガスの景色と比較すれば御の字である

 

 

ここからは一機に下山をし、小池新道入り口、そしてわさび平小屋を目指す

 

小池新道入り口からわさび平小屋までの間の整備された道路上に一カ所大きなデブリが道を阻んでいる

冬季であれば特に問題はないが、今回の時期は、デブリ下部が溶け始めブリッジのトンネル状態になっており

これを乗り越える際、いずれはズボッと穴があき落下をする時期が来るのであろう

所謂ロシアンルーレットの様なデブリ越えとなる

 

◆最後の通過目標地となる「わさび平小屋」

ここで最後の休憩をとる

 

 

◆最後の登山路にある橋を渡る

 

 

◆そして、最終地点の 新穂高登山センターに到着

先ずは下山届けを提出し、トイレと冷たいソフトドリンクで喉を潤す

 

 

このあと十分ほど歩き、新穂高無料駐車場へ戻り、今回の双六岳1泊2日の登山を終了させる

 

◆この晩は、駐車場から約10分程のところにある、優しいおばさんのいる安い旅館に向かい、温泉、そして夕食を堪能する

 

 

以上、リベンジ双六岳山行である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんは登山用にどのようなカメラを持っていくのだろうか?

 

ネットで、登山向け推奨カメラで検索をすると一様に「対衝撃性」「防塵防水」「コンパクト、軽量」などなど

おそらく登山をしていないガジェット系の方々の想像による回答ばかりが目に付き、全く現場に即していない

中には、身長の高さから落としても大丈夫な対衝撃性を持つべきであるとか、カラビナに付けられるようにと言ったものなど、昭和ではない現在カラビナにぶら下げる人がどれだけいるだろうか

まあ、岩場の急斜面などで落としたら身長どころの騒ぎではない、そんな事は登山をする者は十分承知をしておりストラップなどの対策は既に講じている

 

さて、現実的な話に入るが、自身の登山用カメラに対する考え方は、数年前までは、登山はいわば泥んこ遊びみたいなもので、汚れたり、ぶつけたりするのはあたりまえという思想により壊れても良いカメラをいつも持っていっていた

それがキャノンS95であった

 

◆Canon PowerShot S95

 

 

これは随分前から使っているもので、現在所有しているS95は3台目である

なぜ同じS95を買い直しているかというと、仕事で使用するには非常に便利で、データ容量も現在の様に大きくはなく、室内外でも大体綺麗に取れハズレが少なく、暗ければフラッシュも自動でポップアップをするし、ポケットに入れてもそれほど気にならない大きさで使い勝手が良いからである

 

そして、登山に持っていっても仮にぶつけたりして壊れてもまあまあ諦めやすいと言う事も大きなポイントである

 

 

 

画質も、まあこんなものだろうと言う感じで、気温が-10℃位の低温になると、大体どのデジカメでも見られる様な少々青っぽい寒色系になる傾向が強い

 

そして、ある雪山登山の時、自身は S95 を出し撮影をしていたのだが、後続の若い方は、ショルダーに付けたワンタッチホルダーから大きなミラーレス一眼を取り出し撮影をし始めた

その時、初めて、それまでの登山向けとして何よりも優先されるべきは携帯性であるとの思想から、ちょっと画質にも拘らなければならないのかな? と考えに変化が生まれた

 

たしかに、ネットや Youtube 等の画像を見ると、皆さんすごい気合いの入った絵を掲載されている

特に頻繁に行けるところではないので、やはり一生モノのデータとしてできる限り良い画質で残しておくべきなんだろうな

と思想が変わってきた

 

それまで、自身の所有するカメラは先述の S95 の他に、古い一眼レフカメラのキャノン60D、そして同じくキャノンの PowerShot G7 X Mark2 を持っていた

 

◆EOS 60D

 

 

流石に古く、画質も過去のもので、最近ではもっぱら、花火撮影用に使用していただけであった

 

 

◆Canon PowerShot G7 X Mark 2

 

 

このカメラは、オークション出品撮影などを主として使い、少々重いという事もありあまり外には持ち出していなかった

ただ、ここぞという登山には携行をしていたと思う

焦点距離は 24~100mm で f値は f1.8~f2.8 とまずまずである

 

何はともあれ、使用期間も長く、一番信頼の置けるカメラである

そのため、壊れると心のダメージが大きいため、あまり外には持っていきたくないとも思っていた

 

 

 

 

さて、ここから、具体的に登山用に改めてカメラを購入しようと考え始めた次第である

 

先ずは、1インチのセンサーを持ちコンパクトな Canon PowerShot G9 X Mark 1 に目が行き、これを購入

 

◆Canon PowerShot G9 X (Mark 1)

 

 

早速、北岳に持って行ったが、期待するような感動する写真はほとんど出てこなかった

 

 

特に、実際の登山では早朝4:30頃の撮影であったり、狭いテント内での撮影などもあるが、こう言った撮影は

この G9 X Mark 1 (Mark2 も同様)は苦手で、ブレブレの写真がつらなっていた

 

 

まあ、この北岳山行では使い始めたばかりで、このカメラのこう言った癖や対処方法を考えずに使用した事も大きな理由ではある

 

◆Canon PoweShot S120

 

自身としては随分お気に入りの S95 の S シリーズ最後の S120 は押さえるべきと考え、一応手に入れてみた

 

 

24~120mm と言う広角から中望遠まで守備範囲が広く、更に広角側でf1.8と明るいレンズであった

こう言った意味で登山用のカメラとしては適しているのではないかと思っている

しかし、センサーは1210万画素と今では小さく、あまり自由にトリミングができない弱点もあった

 

またこれを手に入れた時、既に G9 X Mark 1 を所有していた事もあり、あまり出番はなかった

この S120 は先述の通りズーム範囲が広く、レンズも明るく評判の良いモデルであったがレンズ沈筒部の

フレキシブルケーブルが断線し易く一時リコールとなったが、結局このせいかどうかは分からないが S シリーズはこれを持って幕を閉じた

 

 

この後、直ぐに G9 X Mark 2 も手に入れてみた

 

◆G9 X Mark 2

 

 

自身はこの G9 X Mark 2 と Mark 1 の両方を持っているが、画質、使い勝手など違いは分からない

いや、レンズユニットは全く同じものであるので画質などは全く変わらないと言っても良いのではないかと思っている

中古市場では、この Mark 1 と Mark 2 では価格が全然違うが、自身としてはこの意味が分からない

まあ、画質は一緒で性能的にも大差なくどっちもどっちであるため、買うなら全然安い Mark 1 がお勧めである

 

九重山

 

 

前穂高山行

 

 

 

 

このカメラの自身の見立てとしては、G7 X Mark 2 とセンサーは同じだがコンパクトさを優先しすぎたため焦点距離は 28〜84mm と狭く、そしてf値も f2.0~f4.9 と明らかに暗い

これが災いして、自撮りは画角的に狭く厳しく、テント内や早朝などちょっと暗いと直ぐにブレる事になる

 

また特に雪山で辛いのは、その小さなスイッチでグローブを付けたままでは操作はほぼ不可能である

また、各種設定は物理スイッチではなくタッチパネル操作がほとんどであるため、防寒グローブのままの操作はまず不可能であり

厳冬期山頂の撮影では相当に難儀をする事になる

誰もいない山頂ではどうしてもセルフタイマーを使うのだが、これが結構大変となる

 

自身は1月初頭の厳冬期横岳山頂(約-17℃)で、防寒グローブを外し撮影をしたおり、指先が痺れ、約1ヶ月ほど麻痺した状態が続いてしまった

 

以上否定的な意見を書き出したが、実際の所、現在までこのG9 X Mark 1 と Mark 2 は何れかを何時も外出時にはカバンに忍ばせており使用頻度は一番多く、またそれは信頼性が高いと言う事なのであろう

 

そのためこのカメラには感動する画質までは求めてはいないのだが、今改めて思うと、安定した画質で撮れ、気軽に持ち運べる良いカメラであると思う

現在この G9 X Mark 2 はディスコンとなっており、中古市場の値段も新品時と変わらないほど高騰している

これと言うのもこのサイズで1インチのカメラは確かに唯一無二であるからであろう

自身も所有するこの G9 X Mark 2 は希少性が高いと感じており結構大事に扱っている

 

 

さて、以上の様に画質に拘ろうと考え、数台のデジカメを手に入れたが、結果的にはあまり感動を抱くまでには至らなかった

そのため、改めて様々なカメラを物色しはじめた

気がつくと最近デジタルカメラはキャノンばかりを使ってきたが、これを機に初めて 富士フイルムに興味が沸いてきた

そしてその選定にあたり、決めた条件は次のとおり

 

1.山道では簡単にレンズは変えられないため、固定レンズで良いのではないか

2.とにかく画質がよいこと

3.多少大きくても仕方ないが、できればコンパクトな方が良い

 

で浮上したのが富士フイルムの X100V である

これでも一応コンパクトデジカメなのだそうである

 

◆Fujifilm X100V

 

 

 

初めて富士フイルムを使ってみて、驚いた!

画質、色合い全てが素晴らしく、今まで経験した事が無いような感動さえ感じられるものであった

 

 

 

 

しかし、実際に購入をし手に入れて改めて登山用に適しているか自問をする

・ズームが無くては使える範囲が限られるのでは無いか

・手ぶれ補正が無くて、早朝、夕方、テントの中で撮影ができるのか

・固定レンズのデジカメの範疇であるが決してコンパクトでは無い

 

実際に、上高地に持って行き写真撮影を行ったが、35mmと言う画角は狭すぎ、山行の撮影では全体を入れる事ができず

不満が残る、かと言って遠方が撮れるわけでもない

要するに中途半端であった

 

そのため、直ぐにワイコン、テレコンを購入し、改めて上高地に出向いたが、実際のところ、ワイコンも、テレコンも

歩きながらクルクル回して取り付ける事は難しく、そのうち面倒になりほとんど使わなくなってしまった

 

そのため、その次のモデルを考え始め、選んだ機種が、同じく富士フイルムでズームのあるデジカメで更にコンパクトモデルである X20 を手に入れてみた

 

◆Fujifilm X20

 

 

 

 

古いモデルであるが、色合いは X100V と同様に素晴らしく、ズームもあるため X100V よりは遙かに使いやすく、そして

コンパクトである

 

 

しかし、この X20 は山行には一度も持って行ってはいない

なぜか・・・

X20 と言うカメラは、X100V 同様に、今でも高値で取り引きをされているカメラで、実際に現場へ持ち出すカメラでは無く

コレクションとして大事に残しておく様なポジションのカメラであるような気がする

外観を見ても 両機共にデザインが秀逸で、登山などに持って行くのは罰が当たりそうなモデルである

 

また X20 は相当古いモデルで、画素数も1千万ちょっとであり、少しでも拡大をすると粗が見えてくる画質である

 

ここで、改めてじっくり考えて見る・・・

・色合いは富士フイルムが良い

・登山途中ではレンズの交換はしたくは無い

・しかしミラーレス一眼ならレンズを選ぶことができるし、交換もできる

・画質を優先し、少々重くても我慢をしようか・・・

 

と言う考えのもと、決めたのが 富士フイルム X-T5 である

で購入をした・・・

皆さんご存じかと思うが、人気が凄いのか生産数が少ないのか、今年の2月に発注して未だに手元には届いていない

 

◆Fujifilm X-T5

 

 

そこで、何時入荷するか分からないものを待ってはいられないので、サブ機として 富士フイルム X-T30 を手に入れてみた

これは、感動をする絵を出してくれた X100V とセンサー、エンジン共に同じであるため 同じ絵が期待できると言う思いと

ミラーレス一眼では非常にコンパクトである事から選択をしたもの

 

◆Fujifilm X-T30

 

 

 

 

 

 

 

 

◆Fujifilm X-T30 + 250mm

 

 

予想通り、X100V と同等の画質と、色合いが得られ、レンズも選べる一眼でありながら、非常にコンパクトで登山には向いていると思う

 

ようやく登山向けのカメラとして最適なモデルを手に入れたと思っていた・・・

 

画質、色合い、コンパクトさなどほぼ満足はしたのだが、実際に使って見ると更なる欲が出てきてしまった

それは望遠である

 

今付けているレンズは標準レンズと呼ばれる XF18-55mm である

これ以上の倍率のレンズは折角の X-T30 のコンパクトさがスポイルされてしまうので使いたくはない

 

この XF18-55mm 以外には XF16-80mm を X-T5 用に手に入れているのだが、これは結構重い

これ以外にもアダプターを介せばシグマの125mm、キャノンの250mm のズームがあるが、完全にコンパクトではなくなってしまう

 

この補完として自身の場合、ミラーレス一眼だけでは小回りが効かないと考え、大体 G9 X Mark 2 をサブ機として持っていく

そのためこのG9 X Mark 2 の28~84mmも射程範囲となる

また必要であれば G7 X Mark 2 を持っていけば 24~100mm までカバーできる事になる

テント内、自撮りをする場合、最低でも24mmはほしいところである

 

で、そんな中、アンチソニー派の自身としても、一応高級デジカメとして君臨をしているソニー RX100シリーズを知らない訳ではない

実はキャノンの PowerShot G5 X Mark 2 も狙い目ではあったが、現在所有している G7 X Mark 2 とセンサーは同じで画質の差はあまり変わらないと言う意見が多く、見合わせていた

またズーム範囲も24~120mm で G7 X Mark 2 とそれほど大きな違いは無い

 

そのためアンチソニーの自身は見て見ぬふりをしていたのだが、やはり気になり今回一つ前のモデルで 24~200mmの画角を持つ RX100m6 を手に入れてみた

 

◆ SONY RX100 Mark 6

 

 

未だ山行には持って行ってはいないが、近所を散歩してみる

 

 

聞いてはいたが、やはり f2.8 ではあまりボケない

 

 

 

 

200mm望遠はありがたい

200mmとは言え、画質が相当落ちるわけでもないようで、まずまずの画質である

 

 

撮影日は生憎の天気で、カメラのせいではないにせよ、あまり感動的な絵は出なかった

 

さて、今月末にでもまた山へ行こうと考えており、この時に持参をしようと思っている

但し X-T30がメインである

 

但し、色合いに関してはやはりカメラ新参者のソニーの弱みなのであろうか、実際の色とは異なっている

特に最近非常に綺麗で色合いの良い富士フイルムを主力に使っていたので、特にその差を目の当たりにしている

 

今回、所有するカメラを改めて撮影をしたのだが、そのほとんどを一番信頼をしている Canon PowerShot G7 X Mark 2 で

撮影をしている

しかしながら、G7 X Mark 2 の撮影では自身では撮れないため、仕方なく RX100m6 で撮影をしたのだが、その色合いの差に少々驚いた

 

◆G7 X Mark 2 で撮影をした X20

 

 

◆RX100m6 で撮影をした G7 X Mark 2

   ※レタッチ無し

 

 

色合いは淡泊で、実際の床の色とは異なる

 

◆RX100m6 で撮影をした G7 X Mark 2

   ※床の色合いを修正レタッチしたもの

 

 

 

因みに、登山ではもう一台カメラを持って行っている

それはちょっと古い iPhone Xs である

 

その画質は・・・

 

◆iPhone Xs

 

 

う~ん 意外に悪くはない

もちろん、このサイズだからね

伸ばしたら終わりではあるが・・・

けど悪くはない

 

ましてやこれは Xs であるため最新の iPhoneではもっと綺麗なのであろう

 

 

 

 

現在基本的に自身はテレワークをしている

そして4月初旬に本社に出社した際、会社の山好きなT氏とGWはどこへいく?

などといつもの会話をしていたのだが

「裏銀座、双六でも行こうかな・・・」と言ったところ

「じゃあ、俺も一緒に行くよ」と、なってしまった

 

まあこのT氏は、気心は知れているし、基本的にめちゃめちゃ良い人で、山では頼りになる人であるから快諾をした

しかしその時、一抹の不安は感じていた

 

そして元々は2泊3日テン泊で計画を立てたのだが、どう見ても二日目の夜から本降りの雨になる事はほぼ確定的であったため1泊2日のテン泊に短縮をした

 

このような計画短縮もあり、山行日が近づいてくると抱えていた不安は徐々に大きくなっていった

その不安の最大の要因は、このT氏の素性である

ヤマレコなどで自動的に出る夏道コースタイムとの比較値が、雪山でも0.3~0.4で歩く人である

昨年9月にこのT氏は、5:00沢渡駐車場発で前穂高を登り、13:00には沢渡駐車場に戻ってきたり、今年の2月には霞沢岳に午前中に登り、昼頃河童橋で自身と合流をするなど、とんでもない速さで登山をするほぼバケモンである

 

こういったT氏と一緒に登るとどうなるか・・・

これが大きな不安の要因である

 

 

さて、それでは実際の山行話に移ろう

 

・先ずは新穂高登山者向け無料駐車場をスタートする

 

 

・そして登山ゲートをくぐる

 

 

・4月下旬となった当日は、わさび平小山までほぼ雪は無い

 しかし、デブリ以外に倒木などが道を塞いでおり歩きにくい

 

 

・そして先ずはわさび平小屋に到着

 

 

・この先ではいくつかのデブリに出くわし乗り越えていく

 

 

・そして、小池新道分岐あたりから雪道となり、アイゼンを着ける

 

 

・このあたりから、T氏との速度差を否応なく感じ始める

 

 

向こうは、遠慮をしこちらに合わせようとしているが、根本的に身長、体力、歩幅、歩行速度、全てにおいて小さくない差がありお互いに自分のペースで歩けない

そのため「もう先に行っていいよ・・・」と申し入れるが、この道中は電波が届かず携帯が使えないため、「合わせるから良いよ」と言う

 

結果的に、T氏が先行し遥か先で待っており、自身はそこまで急いで向かいT氏に近づくと、T氏は歩き始める

そのため、こちらは休む間もなくまたT氏を追いかける

また、大分先でT氏は自身を待ち、到着をするとまた歩き出す

これを繰り返していくと、結果的に自身は自分の通常のペースより大分早い速度で歩くことになり、T氏に追いつくとT氏はまた歩き始めるため、全く休む間が無い状態で歩き続けることになる

 

その結果、通常より大分早いペースで6時間ほど休みなく歩く羽目になる

 

 

 

 

 

小池新道は急登では無いが見た目より意外に斜度がありボディブローの様に堪える登山路である

更にこの時期はデブリ超え、そして数カ所雪が無い岩道を超えたり、枝道を掻き分けたりと、これを通過するだけで体力を結構消耗する

 

この様な登山路を自分の通常より早いペースで6時間休まず歩いて行った結果、突如足が動かなくなってしまった

 

 

自身はこの数十年ソロでしか登山をしていない

と言うのも、歩行ペースは人それぞれで、疲れ、休憩などの度合いも人それぞれであるからソロの方が他者の気を使わなくてもいいため楽であるからである

ソロの場合、急斜面や、疲れが気になるようであれば、歩幅を小さくし、呼吸の乱れを整え、心拍数も抑えながら歩行を続け、基本的に止まらない様に自身のペースで歩行を続ければ良い

 

また、早いパートナーが先行し待たせると、こちらは地図を見る事もできず、地形が全く分からないまま、パートナーのトレースをただ無心に辿るだけとなる

 

やはり、地形が分からないまま歩くと、心理的にも事前に気構える事もできず、全てに於いて疲労が堆積し続ける事になる

 

 

そして、特に自身には予期していない突然のトラバースに於いても先行者は地図、地形を見、覚悟を持って自身のペースでトラバース歩行ができるが、後続者は心理的に「待たせない様に・・・」と感じながら追従をする事となる

しかし、こういったトラバースは20kgを超えるザックを背負っている状態で滑ると止まらず一気に下まで滑り落ちる事になり非常に危険である

そのため、故意にでもゆっくり慎重に歩行をする事としている

 

 

そして、今まであまり経験をしたことのない疲労感に包まれ、脚が思うように動かなくなり、次第に休憩時間が増えていく

その結果、早めに切り出さなければならないと考え、

T氏にこの状態ではとても今日の明るいうちには双六小屋には到達できないと申し入れ、残念だが今回は鏡平をゴールとしここでテン泊をし下山をする事にした

 

 

それまで、先行するT氏を追いかける事ばかりを考え、周りの景色など眼中になかった

そして双六をあきらめ、鏡平をゴールとしたため、少し余裕も生まれ、景色にも目をやる事が出来るようになる

それまでT氏のトレースを見続けていたが、見上げれば向こうに槍が見える

 

 

そして鏡平に到着をし、本日の歩行を終了させる

 

テント設営場所は尾根っぽい上で目の前に槍、穂高が見渡せる最高の場所であった

 

 

 

・鏡平小屋は雪の中に埋まっている

 

 

・笠ヶ岳方面

 

 

・槍はずうっと見続けられる魅力がある

 

 

・穂高連峰も同じである・・・

 

 

・そして同じ槍、穂高でも時間によりその風貌は変化をして行く

 

 

 

 

 

そして、歩行時は辛かったT氏との山行であるが、一緒に来てよかったと感じられるのがテン泊時である

普段のソロなら、夕食を日がかげる前に摂り、直ぐに寝てしまうが、複数で来るとくだらない話で盛り上がり意外に話し込み、夜が更けるのが早い

 

 

・2日目

 

 

 

 

・弓折岳

東斜面に朝日が当たりはじめる

 

 

・そして下山

早朝、テント場から下山をするため下山路は雪が締まっておりアイゼンがしっかり効く

しかし、ガタガタの状態で凍っているため歩行はし辛い

 

 

時折、枝道を掻き分け、岩肌の露出する岩道を乗り越えていく

これが本当に疲れる要因になる

 

 

小池新道を過ぎ、わさび平を過ぎれば普通の道となる

 

 

しかし、下山路も行きと同じくT氏を追いかけながら休みのない歩行のため、次第に指先に痛みが出始めていた

 

 

そして無事に帰ってきた

 

 

 

 

このあと、二人で温泉に浸かり、T氏は帰宅、そして自身は予約をしてあるホテルへ向かう

 

・最後に

今回、元々の計画であった双六岳山行2泊3日は、天気の都合で1泊2日に変更された

こういった場合、脚力に衰えが出ている自身の対応策は、スタート時間を早める方法を取るが、今回T氏の自宅から現地駐車場までの時間を考慮し、T氏の希望出発時間とした

そして、自身の不甲斐ない体力のため、T氏についていけず、歩けなくなる有様であった

 

さて、どうしたものか

この雪山山行リベンジを来年に持ち越すのか

仕方ないよな

 

と、帰宅の道中、見える山々を見ながら「ああ、あの山はまだ雪をかぶっているな・・・」などとつぶやきながら長野道、中央道を走らせ帰宅をする

 

そして本日、5月下旬の某日に宿を予約し、再トライをする事とした

今度も現在のところ2泊3日の計画である

まあ、天気次第ではあるが・・・

 

 

 

本当は平日に登ろうと計画をした日光白根山

しかし、どう見てもその日は雨である

そのため仕方なく、日程を休日に変更をした

 

 

今回は丸沼高原スキー場側から目指すのだが、この場合の最大のポイントは休日の混雑するスキー場のゴンドラ待ちである

 

 

ゴンドラのチケットセンターは 7:45am のオープンのため、先ずはこのオープン入門の列に並ぶ

中に入ると今度はチケットカウンターに並ぶ訳だがチケット販売は 8:00am からである

そして無事チケットを購入し、今度はゴンドラの列に並ぶ事になる

こちらは 8:30am ゴンドラ搭乗開始である

 

まずまず、順調にゴンドラに乗ることができ大体 8:50am にゴンドラ山頂駅に立つ

 

 

そして登山を開始

 

と先ずは、有名な鳥居をくぐり・・・

 

 

そして、直ぐに二荒山神社が現れる

 

 

ここで、登山の身支度をし、アイゼンも履く事にする

さて、9:10am ここから登山を開始する

 

ここから山頂までの参考コースタイムは約2時間40分ほど

 

基本的には雪山だが、この日は天候に恵まれ、気温も珍しくマイナスでは無い

 

 

途中からトラバースが増える

幸い、雪質は良く、アイゼンもしっかり効くし特に問題は無い

 

 

そして標高2,400m程で森林限界を超える

 

 

 

それまでの単調な樹林帯を抜け、眺望が開ける

 

 

この日、最後の山頂へ続く稜線は、風も弱く、また空の青さがたまらない

過去にもここに来たが、その時はこの稜線上は風が強く、立っていられないほどであった

 

 

とにかく青い空と、白い雪のコントラストが眩しい

 

 

奥白根山の山頂は 3つのコブの様な形をしており

 

 

丸沼側から見て右側、所謂このルートで最初に通るコブの山頂に小さな祠が建っている

 

 

そして、一旦下りその先に見える真ん中のコブが奥白根山の山頂である

 

 

この辺りは普段風が強いため雪は付いていない

そして 11:35am 山頂に到達

昼食休憩を含み約2時間と15分ほど

 

 

中禅寺湖が見える

 

 

男体山は残念ながら雲に覆われている

 

 

前白根山と五色沼

 

 

山頂は狭く、入れ替わり立ち替わり登頂者が来るため、山頂の写真撮影を手短に済ませ下山を開始する

 

時間は大体 11:50am 頃

 

雪山の下りは雪がクッションになり膝への負担が少なく、軽快に下りていく

 

 

後で、ロープウェイのチケット売り場で確認をしたのだが、この日の登山届(登山届を出さないと

チケットを購入できない)の提出枚数は 20数枚 ほどとの事

登山届 1枚で複数人のパーティーもいるだろうから、大体 30名強 ほどが登っていると思われる

 

そのため下山路の雪は蹴散らされ、非常に歩きやすい

 

 

そして下山を開始し、13:00 頃 二荒山神社に戻ってきた

ここまでの下山時間は約1時間と10分程である

 

 

ロープウェイ山頂駅の前でアイゼン、ポールなどを片付け 13:25 ロープウェイに乗る

 

 

因みに今回の登頂中、山頂手前の稜線で腹が減り、喉も渇いたため、一旦ザックを下ろし軽い昼食をとる

この時、幾人かに抜かれ、この方々が先に山頂に立たれた

これは休憩をしているのだから当たり前の事であるのだが

帰ってヤマップを見ると、この時、先に行かれた見覚えのある多くの方々がヤマップにこの白根山の山行記を寄稿しておられる

登頂時間は自身より少し早く着いておられるのだが、おかしな事に下山時間は軒並み自身より1時間ほど遅く

14:30頃に集中している

 

途中で抜いた記憶も無いし・・・ どゆこと? って感じである

 

 

まあ、今回は天候に恵まれ、気温も異常に暖かく、山頂近辺でも+3℃ほどで、とにかく暑かった山行であった

 

ロープウェイにて下り、駐車場に着くと、すごい台数である

自身はこの駐車場に 6:30am 頃着いているため、ベストポジションに車を停められた

第二、第三駐車場は結構離れているため、今回は運もよかったのかもしれない

 

そして車で約40~50分走らせた所にある 「うまい焼き肉 あおぞら」に立ち寄り昼食兼夕食を頂く

登山系 Youtuber のあどさんの白根山の山行にあったお店で、確かにうまい・・・!

 

 

そしてこの日は、沼田インターから約40~50分ほど北に走ったところにあるホテルに寄宿する

 

窓から谷川岳が見える良いホテルであった

 

 

 

・・・