第52話 【高句麗領脱出】
池の東屋に王妃を呼び出した近肖古王
セッコビがわが子であることを告げます
最初、馬韓攻略中 どこかの女に産ませた子?
と思ったワヌォル堂ですが
ヨファの子と知って驚愕します
なぜ、そんな恐ろしい話を私に?!とおののくホンナン王妃に
”セッコビを王妃の養子にして欲しい”と頼むクンチョゴワン
その申し出に呆然となるホンナン
”あの子は不憫な子だ…
私は心の中でいつも自分を攻めていた
なぜ、我が子を救わなかったのか
あの子がサユの子だと世の噂になったから
私も重荷になっていたのではないかと…
その死んだと思っていた子が生きていた”
王妃: 王様の尊い系譜を継ぐ王子が
侍女と家僕を親だと思い、教育も受けずにいるのです
心が裂かれるようにお辛いでしょう
死んだと思った時や
その後偲んでいた時より苦しいはずです
「私の息子だ」と言いたいでしょう
手を握り
抱きししめたいでしょう
これまでの償いをし、王様の息子として
王子に立てたいでしょう
王: セッコビが慰礼宮の息子だと知られてはまずい
王妃がセッコビの母親になってくれ
王妃: できません!
心の傷がどれほど痛んでも、血が流れても耐えてください
それがヨグンの為です
それが百済の為なのです!!
ヨチャンをお忘れですか?!
ヨグンも王になる為に生きてきました
承諾できません!!!Y(>_<、)Y
席を立った王妃の手を取り、再度頼む近肖古王に
王妃: 王室の繁栄の為に、王様が養子を何十人迎えようが
構いません
喜んで私の息子として受け入れるでしょう
ですが、慰礼宮主の息子は話が別です!
両手を耳にあて…Y(>_<、)Y!
この話は聞かなかったことにします!
王様の苦痛は、王様の心の中にしまっておいてください…
逃亡したサ・ギを追って、高句麗との国境を越えてしまった
ヨグン王子
サ・ギ亡命を知った高句麗軍がサ・ギを迎え入れるため
やって来た軍に、逆に追われる身となります
コモリ城を守るプガンテ将軍 パユン
急ぎ、コモリに向かったモンナグンジャ マッコヘ
国境を超えれば、即戦争に突入してしまうので
王の命令が出ない限り、どうすることもできずにいます
この事態に百済の貴族たちは、自分たちの兵は出さない
王の中央軍を出してくださいと、ここぞとばかりに言います
悩んだクンチョゴワン
アジッキに、”もうそなたの知略に頼るしかない…コモリに行ってくれ”と
そして、”できたら…セッコビも助けて欲しい”と言います
セッコビも?訝るアジッキ…
コモリでマッコヘに、どうして王はセッコビを助けて欲しいと
言うのか?と尋ねるのですが
マッコヘ将軍 うまくごまかしてヽ(;´ω`)ノ
私もなんでかな~~~って思ったと…
チン氏は、この際、ヨグンが死んでくれたら
ヨグンの婚約者チン・アイを慰礼宮のヨグァン王子と結婚させよう
と考えます
ヨグン王子の婚約者・チン・アイは、父・チン・ゴドに
”ヨグン王子を救う為に兵を出して欲しい
それが肖古王以来の忠臣であるチン氏の、
そしてヨグンの婚約者としての自分の道理だ”と訴えます
でも、父チン・ゴドは
そなたは父の言いつけに従うのが道理とはねつけます
高句麗の兵に囲まれて山に逃げ込んでいる
ヨグン王子 セッコビ 兵たち
セッコビは、百済の意地を見せて戦う!!と言うヨグン王子を説得し
ヨグン王子の身代わりになって高句麗軍に奇襲をかけます
その間、ヨグン王子は部下一人と共に
高句麗軍に追われながらも高句麗脱出に成功!
危機一髪、プガンテ将軍 モンナグンジャ マッコヘらの待つ
国境に逃げ込みます
やれやれ…一同安堵しますが
ヨグン王子は
セッコビが自分の身代わりになった!!
セッコビを助けて欲しい~!!!と叫びますが、コモリへ戻らされます
そのセッコビ
勇敢に王子の鎧を着て戦っていますが 袋のネズミのような状況
その様子を冷静な眼差しで見つめている美形の高句麗の王子
セッコビを王子ではないと見抜きます
セッコビは一生懸命戦っているのに
兵がだれもセッコビを守ろうとしていないから?
そんなことを部下に言っていると
いきなりセッコビに甲を射られ
!!!!!!
アヤツを生かしておくと後々さわりになる!!
って言ったもんで…
セッコビは捕まってどうにかなってしまうのかなって
思っていたら、どこかにキズを負って隠れていたらしく
助けられて、荷台に横たえられて王宮へ戻ってきます
その無事に安堵するクンチョゴワン パパ
ベッド脇で見守り…
うわ言でオモニ… オモニ…とつぶやくセッコビの後れ毛をなでつけ
ホホをなででやっています
椎名桔平似の王子は、ヨファが高句麗第二王妃時代
燕に人質になっている母のいない寂しさから
ヨファを慕っていた子だろうな…
ヨグン王子とチング姫は恋人関係に発展
セッコビがまだ救出されない時
悲しむセッコビを慰め、チュ
ヨグンも立ち上がって、…改めて抱擁しあってチュ
高句麗に亡命したサ・ギ
サユ王はストレートに受け入れようとするのですが
王子はサ・ギの亡命が本物か確かめるためサ・ギを
拷問にかけます
”なぜ、王の軍馬に細工をしたか?”という同じ問いを
何度も何度も繰り返します
合間にはムチ! ビシッ!ビシッ!
拷問に喘ぎながら、答えにブレを見せないサ・ギ
”父は百済の為に!ヨグに殺されました!”
”ヨグの娘にはうんざりだ!
あの女と一生暮らすなら死んだほうがました!!”
”貴族のおかげで王位についた
だが、馬韓攻略したら、旧臣を踏みにじり、権力を独占しようとした
これ以上ついていけない!”
”15年も辛抱した…用がなくなったら殺されるヨグの犬ではない”
冷静な王子、流石にサ・ギの亡命が本物と判断したらしく
テストが終了
サ・ギ将軍を宿所で治療せよ…
そのサ・ギ
サユ王に謁見し、官職 領地 兵 奴隷まで与えられました
悩むワヌォル堂
セッコビのことをアジッキに相談しますが…
夜が明けるまで太学に座り続けるワヌォル堂とアジッキ
そなたでもどうもできないだろうと思っていた…と
立ち上がろうとするワヌォル堂に
沈黙していたアジッキが言う
”セッコビを殺せますか?”
ワヌォル堂・ホンナンは言う
”王様の命を救い
ヨグン王子の命を救ったセッコビを
どうして殺せようか…”と
そうでしょう?…なアジッキ
ナムダンの論功行賞
セッコビの報奨です
”衛士将軍!!!に命ずる!!!”
にこやかな近肖古王パパ
驚いて、目を剥く貴族たち
喜ぶヨグン王子
剣が授けられようとしたその時
ナムダンにワヌォル堂が!!
”許しもなく来てすみません
セッコビの働きはその報奨だけでは不足です
セッコビを私の養子に迎えます”