第51話 【背信】

 

 

 

右矢印省知殿(ヨグン王子の殿閣)

 

 

 

セッコビが書き写していた文について、問い詰めるクンチョゴワン

 

近肖古王: この文をどこで覚えた!!

       どこでこの言葉を目にし
       髪紐に書いて母親に贈るのか正直に申せ!!

 

セッコビ: 母は時折箱から出して見ていました…涙を浮かべることも…

 

 

近肖古王: 間違いなく母親のものか!!

 

 

セッコビ: 王様、髪紐に書いてあった言葉は
      百済と王様を罵る言葉なのでしょうか?

 

      両親は字が読めません
      何も知らず、絹の髪紐だから持っていたのです

 

叩頭し、涙を流して許しを乞うセッコビ…

 

 

近肖古王: お前の母親に会いたい

 

       罰するためではない

       確認したいことがある

 

       ここでのことは誰にも言うな

 

 

 

 

 右矢印モンナグンジャ パユン マッコヘは
ウルマフルとタンダンを捕縛していたが、二度と漢城とに来ないと
約束させて谷那に帰るように言う

 

 

 



右矢印夜になって 両親が漢城を去る支度中

クンチョゴワンがセッコビと母親を確認するため

両親の泊まっている家にやってくる

 

私が確認できるように家の外に呼び出せとクンチョゴワン

 

 

塀の外から母親を見るクンチョゴワン

それが、タンダンであることに気づき 驚く…

 

安堵の表情を浮かべるクンチョゴワン

 

”目の前で殿閣が燃えたのです!!
命より大切な息子が!!苦しみながら逝ったのです!!
ヨファの絶叫が蘇る…

 

 

タンダンが母親だった…(こみ上げてくる想い!!)

 

 

 

鍛冶場は長く留守にできないから帰るネ…と息子に告げている

 

 

タンダンの横顔を見つめながら

 

”タンダン…

 

そなたが私の息子を助けてくれたのか…

ありがとう

ありがとうタンダン”

 

 

右矢印「慰礼の王子 プヨ無名」と墓碑に刻まれたの墓の前に佇む
クンチョゴワン

 

 

 

ヨモンを呼び出し、セッコビのことを告げる

 

お祖父様が亡き後

この世でセッコビのことを相談できるのはお前だけだ…と

 

ヨモンは、死んだはずの王子様が戻ったのは天のご加護です

 

何よりですが

 

母親の慰礼宮主に知らせるのはいけませんと…

 


宮主が知れば慰礼宮が知り、王宮全体が知ることになり

王子を排除しようとしたチン氏や王妃 ヨグンは動揺します

 

 

 

右矢印太学で学ぶ若者たち

 

 

 

 

ヨグァンとチンミダレの王子 セッコビが新入りで入学してきました

 


アジッキ先生から千字文を習っています

貯蔵の蔵(チャン) 閏の閏(ユン) 余るの余(ヨ)
成るの成(ソン)歳月の歳…
 

ヨグァンがチンミダレの王子に接近中デス

 

 

右矢印悩める3人
 

 

 

セッコビと王様を引き離さねば…

もし、王様に知れたら…おお~~考えるだけでも恐ろしい

 

 

 

右矢印燕に不可侵条約を申し込んでいる高句麗

 

 

 

サユ王の王子がハンサム

椎名桔平似…

 

362年

 

燕は慕容皝の孫が王になっているが
既に国力は衰えていた

 

その不可侵条約の締結に、王の叔父・慕容垂がやってくる

 

高句麗と百済の一戦が終わるまでの休戦ということで

条約が結ばれる

 

 

 

右矢印百済の王宮

 

 

 

 

セッコビに槍を教えているマッコヘ

 

 

セッコビが倒れると…

 

大丈夫ですか?…もとい 大丈夫か?!


見守っている モンナグンジャ パユン
王宮に置き続ければ、大将軍(マッコヘ)がボロを出しそうだ…と
心配なパユン

うん…とモンナグンジャ

 

そこへクンチョゴワンもやってきて

 

考え事をしてたら、ここへきちゃったって…
 

温かな眼差し…ちょっぴり複雑な眼差しをセッコビに

転じてヨグンに…

悩めるパパ

 

3人組が、セッコビをコモリ城に行かせるという

 

なんで?なパパ王に
 

セッコビが、高句麗戦の先鋒に立ちたいと志願してきたので

プガンテ将軍に鍛えてもらいましょう

衛士軍の一員だから鍛錬も必要だし…

 

本人も、真の腹心になるためにも訓練したいのですと言う

 

 

そこへ高句麗と燕が不可侵条約を結んだという知らせをもって
チン・スンがやってくる

 

 

 

右矢印ナムダン

 

 

高句麗は、国境の兵を百済戦に向け、総力戦で来るだろう

と皆の意見

 

”まずは、敵の戦力を把握し、策を講じましょう”というチン・スン

 

ヘ・ゴンがジロとスンを見る

 

まずは、コモリ スタン モロ ポドゥルナルの守りを固め

 

高句麗の動向を見極めようということになり、

 

戦に必要な兵糧を内頭佐平とともにコモリへ運び

 

プガンテ将軍に何が急務か聞いてくるのがヨグン王子

の役目になった

 


右矢印省知殿

チン・アイが、ヨグン王子の鎧をつける手伝いをしようとするが

 


ノーサンキュー!

傷つけて悪いけど、私たちの間には崩れない壁がある


”私はどうしたらいいのでしょうか?”と問うチン・アイに

どうしようもできないと王子

 

アイは、
”チン氏は徴税権も兵も差し出して百済の為に尽力するでしょう”
と言うが

 

 

”どうだろう?

 

それが本心だろうか?”とヨグン王子

 

 

そこへ私もつれてって…とヤマタイのチング姫がやってきて

 

 

”百済の事を学ぶ為だ いいよ!”と、

チング姫にはやさしいヨグン王子に胸を痛めるチン・アイ

憧れの高嶺の花のようにアイを そっと見つめるセッコビ

 

 

 

右矢印慰礼宮

 

 

 

 

高句麗との決戦になれば王の出陣は確実

 

決起の好機がくるというのになぜ先延ばしに?とヘ・ゴン

ナムダンのスンの発言に憤慨してる

 

もしや内臣佐平は心変わり??とヨグァン

 

 

チン・スンハは言う

 

”王様の専横を受け入れられず、反旗を翻すと決めた

しかし、百済が高句麗に蹂躙されるのは許さない

貴族の国 百済は高句麗を阻止した後の話”

 

 

右矢印東明殿で戦略会議中

 

 

 

アジッキ: 高句麗は燕との戦いで鍛えあげられています

 

       北部の兵が投入されれば兵数も平等に

       勝ち目は薄いかと

 

どうしたものか…

 

 

計略が必要だ…とクンチョゴワン
 

 

その言葉を受けたアジッキ…の目が止まる

 

団扇をハタ ハタ と…計略中???かな??

 

 

 

右矢印アジッキの所から、未央殿(サギとヨジンの住まい)
に戻ってくるサ・ギ
 

 

 

意を決したような顔

こめかみがピクッ

いつものサ・ギではない

 

わがままいっぱいなヨジン姫のお尻にしかれっぱなしのサ・ギだけど

 

今夜は違う

 

なぜこんなに遅いのです!

 

…内法佐平と話を
 

お酒の臭いがする!

お酒も仕事の内ですか!

…寝かせてくれ
 

まだ話は終わっていません!

ベッドに仰向けに寝るサ・ギ

先に寝るとは無礼な!

起き上がって、
無礼だと!?言葉に気をつけろ!姫といえども

私はそなたの夫だ!!!
 

今、私に向かって声を張り上げたわね!

そなたごときが姫の私に向かって!!
 

二言目には”姫” ”姫”!! もうウンザリだ!

結婚したなら自覚を持ち、妻の自覚を持つべきだ!!

 

サ・ギを叩くヨジン

 

何をするか!

とめようとするサ・ギをまた打つヨジン

サ・ギのホホにキズが!思わずヨジンを突き飛ばす


テーブルでおでこを打ちつけ、血が出た

 

 

右矢印王妃からもクンチョゴワンからも怒られるサ・ギ

 

 


女に暴力を振るうとは何事か

その程度の男だったのか!!
 

姫さまの無作法にはうんざりです!

 

反省はおろか逆らうのか!

 

 

 

王妃:姫を傷つけることは王を侮辱するのとおなじ

 

 

    それでもプマドウイか!

 

サ・ギ: この結婚は間違っていました!

 

     王命に従い、姫さまを妻に迎え後悔しています!!

 

驚く!!!!!!!!クンチョゴワンと王妃!!!

 

 

 

ひらめき電球これこそ…アジッキが仕掛けた計略!!多分!

 

 

 

 

右矢印ナムダン

 

 

 

朝廷佐平! サ・ギの罪を審議し 私に報告をあげろ!と王

 

朝廷部の報告を見て処罰を決めると

 

 

 

右矢印クンチョゴワンの馬の蹄鉄が外れ、王が落馬する事件が起きる

 

 

 


軍馬の管理はプマドウイですと、アジッキ

 

サ・ギが王様の馬に細工を?

 

 

サギを捕らえよ!!とアジッキ

 

 

 

右矢印百済を逃亡するサギ

 

 

追われる身となった

 

行く先は高句麗

 

 

 

右矢印今更後悔してもダメ

 

 

ヨジンが、”私が悪かったの~~っ”というけれど

ママは言う ”事の始まりはそなたかもしれないが
サギは許されぬ罪を犯した”と

 

 

右矢印高句麗はこの事件を知って…

 

 

サギが欲しい!!

サ・ギは馬韓攻略で有名なのだ!!


兵を出してサギを保護しコト城まで連れてこい!とサユ

 

 

 

右矢印コモリ城でサ・ギ事件を知ったヨグン王子

 

 

 

サ・ギが高句麗に逃げ込んだらヤバイ

機密情報がもれる!!と追うのですが

 

国境を越えてしまい

 

セッコビが注意するのに

”奴を逃したら父上の大業が台無しになる!”と追跡をやめない

 

 

二人の従者は矢を受け倒れ

 

 

サ・ギ自身、矢にあたりながら 迎えにきた高句麗の王子の軍に

迎え入れられる

 

 

敵を欺くにはまず味方…というアジッキの計略だろうけど

 

 

可哀想なサ・ギ

一つ間違えば命を失いかねない…

 

右矢印ワヌォル堂を蓮池にお連れしろとクンチョゴワン

 

月明かりでお酒でもと嬉しそうにやってきた王妃

 

王の顔を見て…何か在りましたか?

 


セッコビのことで…

セッコビ?

 

”セッコビは私の子だ”