第50話 【王と貴族の衝突】

 

 

 

 

右矢印チン家を訪れた近肖古王
 

 

 

夜通し内臣佐平チン・スンと語りあうが 平行線

激しい言葉の応酬となります

 

 

チン・スン: 貴族が兵力を持てば王は警戒せざるをえない

 

 

       チン氏一族を信じていないのですね

 

クンチョゴワン: 長年にわたる内紛の原因はどこにあるか

 

          コイ大王系が肖古大王から王位を奪えたのは

          へ氏の兵力のおかげだ

 

チン・スン: 比流大王も兄貴もチン氏の兵力で王位につきました!

 

 

クンチョゴワン: へ氏は栄華を守るため慰礼宮と姻戚関係を結んだ

 

          それはチン氏も同じ

           ヘ氏を牽制するため肖古大王と姻戚関係を結んだ

           この姻戚関係をずっと続けるのか

 

           なぜ兵を渡すことを恐れる

 

           私を信じていないのか?!

 

チン・スン: 兄貴のことは信じていますが、
        子孫は違う考えを抱くかもしれません

 

        暴君が現れたらどうしますか?

        兵がいなければ王の暴走を止められません

クンチョゴワン: つまり、王を武力で抑えるために兵が必要なのか?

 

 

右矢印漢城王宮 省知殿(ソンジョンジョン)

 

 

 

入浴を終えたヨグン王子

 

”チン氏は王様に何をするか分からない…”
 

マッコヘ将軍が付いているから大丈夫ですとモンナグンジャ将軍
二人の横で探し物をしているセッコビを チラ

 

まだ行かないのか?とヨグン王子

 

母の紙ひもを無くしました…
 

 

男が髪紐など…

朝までには帰ってこい

 

髪紐を取ったのに知らんぷりのモンナグンジャ

 

 

 

漢城に来ている両親に会いにいくセッコビ

 

 

後をつけるモンナグンジャ…

 

オモニ~

 

アボジ~
セッコビです!!!

 

飛び出てくるウルマフルアボジ

 

 

ウルマフルを見たモンナグンジャ あれっ?~だれだっけ~

 

オモニも出て来たひらめき電球 あっ!!! タンダンを見て思い出す

”衛士軍の中軍将になり

王子様の殿閣に住むことになりました!!”と報告するセッコビ

 

コビや 母さんの髪紐をどこへやったの?

 

 

 

右矢印翌朝 パユンの屋敷へ現れて…

 

 

酒を…一杯…くれ とモンナグンジャ

 

朝酒を飲むなんて ただごとじゃないなと パユン

 


谷那から連れてきたセッコビの母親は…侍女長

父親の鍛冶師セノはヘ・ゴンの手下ウルマフルだ…

 

ええ~っ~~~悪い夢でもみたのか!!

 

その二人は15年前の慰礼宮の火事で死んだ!!

 

髪紐を見せるモンナグンジャ

 

 

パユンも動揺し…酒を瓶からがぶ飲み

 

まさかそんな…セッコビが…まさか!!

 

こんなことがあっちゃいかんぞ!!…

 

 

悩むモンナグンジャ…
 

 


右矢印髪紐をなぜ無くしたの!!

オモニとアボジに責められているセッコビ
 

そんなに腹を立てるほど大事なものだったのですか…?

禄を貰ったら 新しいのを買ってあげる!!(*^▽^*)

 

母さんにとってこの世で一番大切な髪紐だ

 

何があっても見つけてくれ とアボジ

 

 

右矢印朝になってもチン・スンの説得に努力するクンチョゴワン

 

 


どうしてもスンにだけは理解してほしい…

でも…

チン・スン: 貴族を潰し国を治めるなど失策!!

 

クンチョゴワン: 天の下に君主は一人

 

          佐平から一介の民まで万民は平等だ

 

          特権階級があっていいはずがない

 

          チン氏一族だけが特別と思うな


チン・スン: 報奨も!遼西の連中には多くて、チン氏には少なかった!


クンチョゴワン: チン氏の領地を見てみろ!

          貴族の保有する兵と領地を合わせれば

          その規模は百済の半分を占める

 

チン・スン: 兄貴には馬韓の土地があります

 

       遼西と伽耶の領土があります!!


ハンタン統一の悲願を言う近肖古王に
 

チン・スン: それほど英雄になりたいのですか!!

 

クンチョゴワン: 私がハンタンを統一したいのは、これ以上
          争いを起こしたくないからだ

 

          国境には警備兵を置くが、
          民は農業 漁業に専念させてやりたい

          太学では書を読む声が

          市場では槌を打つ音と商人の客寄せの声が響く

          平和な国を造りたい

          お祖父様 父上 母上…私の肉親たちまで

          この手で死に追いやった

          私の息子 孫 子孫には太平の世を謳歌させたい
          私の代で統合を叶えたい分かってくれ!!

 

 

庭を散策しながら…
 

 

 

クンチョゴワン: スンや 私はお前の手を離したくない

          いつまでもお前をそばに置きたい

          我々の目指す百済は同じでなければならぬ

 

          兵と徴税権を渡してくれ

 

          将来の争いを未然に防ぎ

          互いを傷つけず百済を強国にしたい


          私が姻戚のチン氏を排除すると思うか?

近肖古王の語る理想、想いに…次第に耳を傾けるスン


チン・スン: お気持ちは分かりました

       説得する時間をください

 

 

右矢印新婚さん

 

 

 

ヨジンの服の紐を結んでやっているサ・ギ

そうじゃないってば!

なんでも自分でできるようにならなきゃ…と夫
 

右矢印ワヌォル堂に挨拶にきた新婚さん

 

横でいびきをかくので眠れませんでした!ヨジン姫

 

床で寝かせたそうですと…横からチヒ侍女長

サギはニコニコ

 

右矢印悩むチン氏
 

父と叔父は兵と徴税権を差し出すことに絶対!反対!!

じゃあ慰礼宮と組む??それもどうかと…悩むチン氏

 

最後の頼みの綱はワヌォル堂

 

王妃お気に入りのアイを連れて出かけていく…

 

途中、髪紐を探しているセッコビに出会う

 

母の大事な髪紐を探していると聞いたアイ

 

自分の黄色の髪紐をほどいて渡しています

 

ご褒美だって…

セッコビ どうやら アイに一目惚れ(//・_・//)恋の矢

 


右矢印ワヌォル堂

 


チン・スンの頼みにホンナン王妃は


”扶余の滅亡は、高句麗や鮮卑族のせいではなく
国内が分裂したから
 

貴族が王権を圧迫し 利益を追求したのです

王様が力を持てば内紛もなく統合される

王様に従って欲しい”と 答える

 

憮然とワヌォル堂を辞したチン・スン
まだ廊下にいるのに母子の会話が!!

 

 

”チン氏一族は傲慢すぎます!

 

母上が王妃になれたのはチン氏のおかげだといい

私が次の王位に就くのは当然なのに

それを条件に代償を要求しています!”とヨグン王子

 

チン氏は父上たちを王位につけた忠臣であり

 

そなたの姻戚だ!(母)

 

チン氏は忠臣ですか!?

 

忠臣なら一族を優先しません(ヨグン)

 


チン氏がまだ廊下にいらっしゃる

 

アイ様もご挨拶に来ておいでです…(チヒ侍女長)

 

聞かれても構いません!(王子)
 

 

いい加減にしなさい!!(母)


アイとの縁談は破談に!!(王子)
 

このやり取りをもろに聞いてしまったチン・スン

 

もう頭にきた~~~~\(*`∧´)/
アイを引っ張って去ってしまう

 

慌てて廊下に出て声をかける王妃に背を向けて…

 

そなたは軽率だ!と叱る母に

 

 

ヨグン王子は更に

 

ですが、旧臣が秋の馬のように肥えれば民が飢えます!!

 

アイが傷つくことをなぜ考えない!と諌める母

 

 

 

右矢印ついに慰礼宮を訪れる貴族たち

 

 

喜ぶ慰礼宮大歓迎!!

 

慰礼宮と手を組む決心がついたチン氏は
慰礼宮と合意書を交わす

 

 

馬韓国の領地の1/3をチン氏に渡し

 

徴税権と兵の保有を許すのがチン・スンの要求

 

1/3では百済を分けるも同然だ と言うヘ・ゴンに

 

 

それくらいないと、有事に慰礼宮からチン氏一族を守れません

 

誰かが裏切ったら連判状を南堂に公開しますと スン

 

 

 ヨファ:事を起こすのはいつにする?とヨファ

 

 

     得意そう…

 

チン・スン:王様が高句麗へ親征に出た時です

 

 


右矢印慰礼宮と貴族の提携
 

 

百済の地は百済人によって統治されるべき

征服地の民は奴隷です(ゴン)

 

ごもっとも ごもっとも!!

 

杯の儀式

 

”百済は本来 チン氏とへ氏の両翼をもった鳥です

 

慰礼宮は過去にとらわれず内臣佐平らを受け入れます”と

ヨグァン王子の挨拶
 

右矢印コ・フンは歴史書を書くつもり
 

先代王の足跡を知れば 試行錯誤することなくく南堂と百済を

正しく導けます

時の流れと共に改革は定着していくでしょう!!

 


右矢印咳き込むヨファ

 

肺の病気

療養に行くことに

 


右矢印一人剣を磨くセッコビ

 

そこへやって来る近肖古王

 

剣に力が入りすぎてるよ…とセッコビに剣を指南
二人の剣さばきが美しい…見せる場面でした

 

実の父子と知らず…
 

右矢印髪紐は無くしたのではなく 誰かの手に渡ったのだと推察する

セッコビの両親
 

こうなったら、セッコビを救えるのは母親である宮主だけと

出かけていくが

 

療養に出るヨファを見かけて…
戻ってくるウルマフルを待っていたのは

 

マッコヘ将軍!

 

騒ぐな…

 

侍女長の身柄は既に預かっている

 

パユンとモンナグンジャは仲良しのマッコヘに秘密が

 

バレた  髪紐を見られて…それは宮主のだろ?って。

 

で、三人はセッコビの両親を問い詰めにやって来た

 


けれど…

 

なんであの髪紐を持っているんだ!?

 

 

”慰礼宮から逃げる時に宮主の思い出に持ち出しました”(オモニ)

 


書かれている言葉の意味を知っているのか?

 

”私は文字が読めません”(オモニ)

 

 

セッコビは宮主の子か?

 

 

ウルマフルがあわてて…

”当時私たちは恋仲で、彼女が身ごもって…

 

侍女長の身で子を孕めば死罪になります”

 

火事の騒ぎに紛れて逃げました

 

谷那で出産しそれがセッコビです

 

セッコビは私の子です!!(オモニ)

 

 

 

右矢印当のゴニルのセッコビ君
 

 

 

太学に行ってアジッキ先生に書物を借りています

字が読めないのなら太学で学ばないとネ

一人で読めるか?

 

見るだけです…ニカッ

 

 

 

右矢印頭を悩ます三人

 

 

 

二人は嘘をついている 

 

 

子供でも騙されないような嘘だ

 

 

チン佐平とヘ・ゴンがお子を殺そうとしたからあの二人が助けたんだ

 

王様に知らせるのはダメだ

 

お子の存在を知れば王様は心底苦しまれるだろう

 

王妃様とヨグン王子様もだ

何よりチン・スンに知られたら大事だ

 

侍女長たちを谷那に帰し

 

このことは三人の胸にしまっておこう

王様とセッコビを救い、百済を混乱に陥れぬためだ

 

右矢印ヨグン王子の寝顔を見に来た近肖古王

部屋を出る時、セッコビの部屋に灯る灯り

覗いてみる近肖古王

 


セッコビがせっせと母の髪紐に書かれていた文字を
書物から拾って アイから貰った黄色の髪紐に写しています

 

 

     一点一画 写しているスッコビがかわゆい(^∇^)

 

 

学んでいるのか? ニコニコ

 

字が書けるのか? (*^ー^)ノ



母への贈り物です(スッコビ)
 

にこやかにスッコビから髪紐の文字に目を移したクンチョゴワン

 

汝○在誰何在餘花汝我妻!!!!!!!!!

 

 

”どこで誰といようとヨファお前は私の妻だ”

 

 

びっくりするクンチョゴワン

そなたはなぜこの文を知っている?ヽ(`Д´)ノ

 

この文をどこで覚えた!(-""-;)

早く答えぬか!!( ̄∩ ̄#むかっ