TP-Linkが【Wi-Fi6対応】で初の【IPv4 over IPv6】対応モデルを発表。
2021年3月10日から発売開始し、直後からずっと価格コムの人気ランキング上位に!
Archer A2600 Pro(Archer A10 pro)や、Archer A6と同様、公式には
OCNバーチャルコネクト、v6プラス、IPv6オプション、クロスパス、transixに対応となっており、国内の【IPv4 over IPv6】にほぼ対応している。
日本国内ではNTT系の回線利用者のシェアがダントツで多く、NTT系回線の利用者にとっては、【PPPoEでしか設定できない】更に上位のTP-Link製品よりも【IPv4 over IPv6】で設定可能なこの【Archer AX73】の方が実際に速度が安定して利用できると思われる。
※ブリッジモード利用時を除く
<TP-Link製品を設定する時の補足>
① MAP-E方式である、【OCNバーチャルコネクト】・【IPv6オプション】・【v6プラス】はすべて【v6プラス】という設定項目で設定する。このメーカーでは、
【v6プラス】=【MAP-E】として設計している。
② DS-Lite方式である、【クロスパス】・【v6コネクト】は【DS-Lite】で設定するが、この場合にはゲートアドレスを手動設定で直接入力する。
クロスパス:dgw.xpass.jp
v6コネクト:dslite.v6connect.net
※<transix>は自動でもできるが、手動の場合は【gw.transix.jp】になる。
※TP-Link公式にはないが、【v6コネクト】も利用可能。設定方法は以下参照。
③ TP-Link製品では、【ひかりTV】との組み合わせには注意が必要。
【IPv4 over IPv6】と【ひかりTV for docomo】併用不可。
【ひかりTV for docomo】利用ユーザーは【PPPoE】方式での利用限定になる。
※このとき【IPv6】を有効、【IPv6パススルー】を有効にすれば利用可能。
【IPv4 over IPv6】方式との併用可能なのはぷららの【ひかりTV】のみ。ただしこちらも制限事項がある。
A、【IPTV】を有効にし、対象のLANポートにひかりTVチューナーを有線接続する。
B、ひかりTVどこでもや、ホームネットワークを利用した宅内の機器とは接続不可。
C、【IPv4 over IPv6】方式にするとWiFi接続でひかりTV利用は不可。
具体的な内容は以下の記事で紹介されている。設定画面のデザインは少し違うが主要な部分はほぼ同じなので参考に。
④ 【IPv4 over IPv6】と【HomeShield】は併用不可。
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<Archer AX73の優れた点>
① 国内メーカーと違い、海外製品らしく【広い敷地での利用】を想定している。
このため効率の良い外付けアンテナにしている。当然電波が届く範囲が国内メーカー製品より格段に良い。街中・郊外で目にする【携帯電話基地局】だが、海外メーカー品が採用している【複数の外付けアンテナ】と同じ形である。この形が最も電波の効率が良いことは証明されているのだ。
② メッシュネットワーク対応モデルのため、さらに広範囲な敷地で快適に利用する場合に
【OneMesh】対応中継機を設置することでより親機から離れた部屋でも速度の遅延を少なく利用できる。
※Archer AX74がブリッジモード時は中継機が使用できないので注意!
③ 本体設置は横置きが基本だが、とても放熱効果の高い構造になっており、国内メーカーよりこの部分はかなり工夫されている。
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④ このモデルはさすがに上位モデルだけあって、機器の負荷状況が常に可視化されていて良い。
※スマート家電3台、プリンター1台、テレビ1台、モバイル機器2台・PC1台(有線)で以下の状況。
まだまだかなり余裕がある。
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2021年4月18日更新。
久しぶりに家電量販店に買い物に行ったのだが、なんとTP-Link製品の陳列が大手国内メーカーより多く占有されており、全体の3割もあった。(最も占有面積の多いBuffalo製品とほぼ同じ割合)
ちなみに複数の別の家電量販店で同じ傾向が見られる。
TP-Linkのネットワーク機器製品における販売シェアは実店舗ではすでにトップになり代わろうとしているようだ。
特にこの【Archer AX74】は<Wi-Fi6かつIPv4 over IPv6対応モデル>の中では他社と比較して非常にコストパフォーマンスが良くしばらく人気が続きそうだ。