今日は家族で近所のプール&天然温泉施設へ♨️

夫の会社の福利厚生で一人あたり数百円で利用できるのですが(夫婦合わせて¥2,400ほどの値引きお願い)、夫が今の会社に転職してから1年、私は初めて一緒に行きました。

以前(今の家に引っ越す前)はわざわざ遠くから、定額料金払ってたびたび利用していたのですが、最近はすっかり夫に子ども達だけ連れて行ってもらっていましたニヤニヤ


すっごく良かったので、次からは私もついて行くことにしましたキメてるムフフ…


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さて、今朝レビューを開始したこちらは、

やはりこの本ら絶対買うべき不安と思って

今週からの楽天マラソンで買う予定🏃

 

そして買ったら積読でレビューが遅れるというのは毎度のことですが、図書館🏫に返却する本のレビューを今日は先に💦

 

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花今日の本はこちら📖

 

 

まだ「はじめに」なんだけど

めちゃおもしろいよだれ

でも怖い本でもあるな驚き

 
 
 
 
 
 

 

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~はじめに~

 

花1928年、シラキュース大学博士課程のリチャード・シャンク(社会心理学の草分けの1人)

ニューヨーク州の小さな町イートン(論文の中では「エルム・ホロー」と仮称)に引っ越し🏠

ソルト夫人(町の文化的支配者)が多数派を代弁していると誤認し、住民たちは自らの意思で自分の思いとは違う行動習慣に追従した

→小さな町の中でも、お互いのことを良く知っているとは限らない、ごく少数(この町ではたった1人)の声高な人物が、いとも簡単に他のメンバーの意見をゆがめ、集団を誤った方向に導くことができることを調査で示す

 

・リチャード・シャンクは「集合的幻想(社会的嘘)」を研究した最初の学者の1人

集団に属する個人の過半数が、ある意見を内心では拒絶しながらも、他のほとんどの人はそれを許容していると誤って推測することで発生する

→集団の総意をひとり合点して指針にすれば、だれも望んでいない行動をとることになりかねない(「裸の王様」の例)

 

花世界中で見られる「集団的幻想」:ステレオタイプは集合的幻想によって増幅される傾向にある

・ほとんどのアメリカ人労働者は家族のための福利厚生(フレキシブルな勤務形態、子育て関連の施設紹介や補助金など)を高く評価し、利用したいと考えているが、自分のような考えの人はごく少数だと思い込んでいる結果、実際には使わない人が多い

・ほとんどの日本人男性は育休を取りたいと思っているのに、自分以外の男性はそうではないと思い込んでいる結果、日本では男性による育休取得がなかなか増えない

右矢印なので、「みんな育休取ってる立ち上がる」と見せて行くのが有効ねにっこりアラレ


・アメリカの学生アスリートの多くは学業成績が大事だと考えているが、ほかの学生アスリートはそうではないという思い込みをもとに行動しがちなため、そのせいで学業がおろそかになり、集合的幻想も強化される事態に

「女性は男性と同じくアメリカ大統領を務める能力がある」という意見に約80%の回答者が同意しているにもかかわらず、ところが「女性は男性と同じくらい当選が見込めるか?」という質問になると、答えは一変する。当選見込みは、どの候補者が最も有能かではなく、ほかの有権者がどう考えているかが究極的には重要なため

→ほとんどの人は候補者の性別を個人的には気にしないが、しかし、対立候補に同程度の能力をもった白人がいると知ると、そちらが当選するという予想が圧倒的に多数になる

「戦略的差別」白人男性の方が、同等の能力をもった黒人女性や白人女性、黒人男性よりも当選見込みが高いとアメリカ人は考えている。候補者への敵意、直接的バイアスではなく、「候補者のアイデンティティが原因で、自分以外は候補者に投票しないだろう」という信念

 

花集合的幻想の影響は政治だけでなく、社会的生活で重要なこと全てを直撃する

・私たち人間は非常に社会的な存在であり、その行動を変え得るのは他者への意識だけ。他者と一致したい願望(同調バイアス)は、人間の代えがたい性質の一部。周囲に足並みをそろえたい願望は、地球の重力のように意識できず、ほぼ逃れられない行動原理の一つ:集合的幻想にとらわれ、買い占め行動に走ったりする

 

花「トマスの公理」1928年社会学者ウィリアム・アイザック・トマス

「人々が状況を現実だと定義づければ、それは結果において現実となる」

→パンデミックでトイレットペーパー不足になると信じ込めば、その確信の結果は間違いなく現実になる。その確信が現実に基づいていようといまいと関係ない

→誰もが日々の生活の中で同調バイアスから集合的幻想に加担しているが、気づいていない

 

花集合的幻想はたしかに強力だが、その根っこは偽りなので脆くもあり、個人の行動を通じて弱らせることができる。適した道具と詳しい手引き(この本)があればラブ

 

花セネカの教え

紀元1世紀のローマ

堕落した利己的な皇帝が何人も現れ、共和制の名残は消え、独裁制・専制的な皇帝たちに抑圧される

→公的には本年を言えない自己検閲が基本原則に。現代と似た感覚?

下矢印下矢印下矢印

政治家、劇作家、哲学者のセネカが現れる

著者によればセネカは「矛盾の塊」

教養があって人々に禁欲的生活を説きながら、自分はローマで指折りの資産家、功利主義者びっくり


ストア哲学はストイックという言葉を派生させた「ひたすら苦難に耐えて、感情の起伏を抑えること」にこだわる教えだと思われがちだが、セネカ的なストア哲学はもっと豊かで深みがあり、はるかに実用的


「満足のいく人生を送りたいなら、感情を抑えるよりも感情に対する個人的責任を認めるべき」と説き、また、「恐怖や憤り、嫉妬、肉欲のような刹那的感情に流されるのは自己破壊的」と説いた

右矢印感情に振り回されなくなるためのシンプルな行動のヒント・秘訣を弟子に伝えた


下矢印下矢印下矢印

セネカの教えは現代でも通用する

・「感情」を「社会的影響」と読み替えても意味が通る

・社会性は感情と同じく人間に組み込まれた要素であり、自分の考えなしに追従すれば危険で有害なものになる。しかし、セネカが感情を手なずけた方法で、現代の私たちは社会的影響に対処することができる

・社会性が人間生来のものだとしても、社会的本能からくる反応は自分で制御可能。適切な知識とスキルを身につければ、異端者になるか追従者になるかの二択にとらわれずに済む

 

花集団に所属するには歩調を合わせ、声を押し殺し、信念を曲げなければならないという重圧があるが、本書を読めば幻想につながる「同調の罠」を避けることができ、よりよい意思決定が可能になり、よりよい人間関係が築ける。そして、自分の考えに逆らわない、より有意義な生き方もできるようになる。それは、他者の人生も豊かにする生き方だ✨

 


すでにわくわく目がハート

 

 

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教科書も来た👩‍🏫


お読み頂きありがとうございますほっこり