こちらからの続き下矢印
帯の文句からは
~世界トップ経営学者が描く「現在・未来」
働く人を大切にする職場にこそ、人は集まる
人間的な豊かさ(ウェルビーイング)は「成果」に直結するひらめき
著者は、「ライフ・シフト」著者のロンドン・ビジネス・スクール教授、リンダ・グラットン氏📖

それでは第二章後半へ。
とても重要に感じた第三章前半(投稿記事タイトルの内容)も合わせてどうぞコーヒー

~第二章~理解する

花同じ職種でも人によって好む働き方は異なる。新人は物事が起きている場に身を置き、ビジネスとはどのようなものかを見て学ぶ段階にある
右矢印個人のストーリーをたくさん集めることが重要

花社会の大きな変化…①長寿化と健康(長寿社会になり、健康的な働き方を模索)、②社会と家族(男性のみがキャリアを追う社会から男女ともにキャリアを追求)、③自動化と学習(アップスキリングが可能な職場を好む傾向)、④マルチステージの人生(生涯学習の時代、生涯を通じて新しい選択肢を模索)
~以上の要素が社員に及ぼす影響を見極める

花社員が仕事で実際にどのような体験をしているのかを理解する
左矢印社員が仕事に対してどのように感じ、その会社に長くとどまり生産性を発揮し続ける可能性がどれくらいあるかは、仕事でもっとも記憶に焼き付いている強烈な体験に大きく影響される
右矢印新しい働き方がそのような体験にどのような影響を及ぼすか?
好ましい要素を生み出している体験を強化する方法はないか?

~第三章~新たに構想する

第三章では
働き方をリデザインするための4段階のプロセスのうち、②新たに構想する、を解説

花完璧なオフィスとはどのような場であるべきか

花現場の知見~富士通の事例~
1種類の完璧なオフィスはあり得ず、3種類のオフィスを用意
①自宅近くのシェアードオフィス
・通勤時間の削減
・他の人に邪魔されずに1人で働くための場
・自宅では仕事に集中しづらい状況を改善
②サテライトオフィス
・頻繁にミーティングを行うチームに有用
③ハブオフィス
・独創性とイノベーションに取り組む、魅力的で気持ちが高まるような視覚デザインを採用したスペース
・ブレインストーミング用の施設など、協力の機会をできるだけ増やすことが目的

花自宅でもやる気を維持する方法
私たちは通勤時間を使って、家庭→仕事のアイデンティティーの切り替えを行っていた=バウンダリー・ワーク(境界線を引く作業)
右矢印これが行われないと、「役割の越境」が起こり、集中することが難しくなる
右矢印家庭でも仕事でもストレスが増す

花家庭での役割と職場での役割の違いは極めて大きく、非常に大きな切り替えが必要。それに対処する方法は、アイデンティティーの切り替えのための通過儀礼、例えばスーツ👔に着替える、コーヒーコーヒーを飲む、ニュース📰をチェックするなど。役割の切り替えの結果、「『役割の越境』による集中力の妨げ」を減らす

花職場で母親としての自分のことは考えず、逆に家庭で仕事のことを考えないのは、2つの役割の間にしっかりした心理的な仕切りが存在するから。ただし、デジタル機器が職場から家庭に持ち込まれれば、それと一緒に仕事も家庭に持ち込まれる

花ひとつのアイデンティティーから別のアイデンティティーへ境界線を越えて移行することにより、それぞれの役割における成果を向上させ、別々の自分を保ちやすくなる
右矢印境界線が維持されていれば、ある役割で「オン」の状態にあるときには、別の役割では「オフ」になることが徹底されやすく、その結果、仕事への集中が妨げられにくくなる

花役割の移行と在宅勤務について研究している心理学者たちも、境界線を確立し、コントロールすることの重要性を強調している

右矢印具体策は??
①自分らしい仕事場を自宅につくり上げ、通勤を再現(着替えやコーヒーなどの儀式)
②場所と時間のコントロール(自分の仕事場所の確保、家事時間との明確な区別)
③チーム内で、連絡し合う時間と個人作業に集中する時間を約束しておくことで、仕事が突然中断することを避ける
④社員の境界線マネジメントを支援(「自宅で仕事中に集中を妨げられた経験」を話し合う、仕事上の連絡に応じたりコラボレーションを行う時間を明確に区別する、ランチ休憩の時間をしっかり確保する、など)

花このような個別の方法論よりも際立った指摘は、「オフィスに滞在する時間の長さではなく、成果を基準に人事評価すべき」という主張。頻繁にチーム内で状況報告、1on1面談、レポート提出での報告などを通じ、オフィスに長時間滞在することを評価する風土にしない

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続きは、在宅勤務がジェンダー不平等を強化する!?長くなりそうなので、また次回にあんぐり



お読み頂きありがとうございます花