わたしのホルモン歴 | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

先週に半年に一度のHRT血液検査の結果も出たので

  その数値も踏まえて、わたしとホルモン接種(女性化)のことについて

  纏めてみようと思います

 

ブログを開始したころの初めてカウンセリングを受けた時の記事にも書いているのですが

  わたしは”性自認の不一致感”というのはそんなに強くなく

  それよりも”女性性への憧憬/一体感”のほうが強いのです

  そんな訳で「君はGIDでもなんでもないよ」と言われたら

  どうしようかと、それまでずっとビクビクしていました。

結論から言うと

  先生に「私のもとめる方向に向かって進んで行きましょう」と言っていただいて

  やっとGID認定への道筋が見えてきたような気がしました

 

この女の子への憧れは小学生のころから、今までもず~っと途切れずにあり

  中学の頃はポツポツと生えてくる髭を抜いたり

  誰もいない時に、母の下着を身に着けてのおいたの時も

  いつも”いつかこれがなくなったらいいのになぁ~”とは思っていても

  付いているんだから”男の子だよね”とは思っていて

  ”女の子になりたい思いはあっても

  付いているモノに対する嫌悪感自体はそれほどありませんでした(^O^;)

 

そのわたしのモノですが(極端に小さいというわけではありませんが)

  わたしの二子玉姫様は押し上げると簡単に奥の院に引っ込んでくださり

  珍子を後ろに引っ張って倒せば、ガードルを穿かなくても

  (私の場合で言えば)ショーツだけでほとんど外からは分からなくなりますし

  水着の場合でも不自然さはぜんぜんなかったと思います

    ※この方法をタック法といい

      実際には倒すだけでなく、倒したうえでテープや医療用ボンド等の接着剤で

      股間を貼り付け、上級者はTバックも穿きこなしていました

      技を競ったり、情報交換、初心者への指導等も行っていたサイトもありました

 

そんな背景での、わたしのホルモン歴です

  もちろんわたしの年回りだと、若いころはパソコン通信の時代で

  多少の情報はパソ通のフォーラムやメルマガみたいなもので取れるものもありましたが

  基本は雑誌等からの紙ベース情報だったり、自分での直接体験/遭遇でした

その雑誌情報のメインは、1980年に創刊された「くい~ん」

  わたしが知ったのは80年代半ばだったのですが、その時はまだ季刊誌でした

  その後隔月刊に変わっていくのですが

  バックナンバーも全部そろえて、最終的には結婚した1991年まで買いそろえました

 

そのいろいろな情報の中にホルモン関係の情報もあるのですが

  本格的にトランスすると決めるまでは、ホルモン剤に魅かれることはあっても

  なんかとっても怖い気がして、手を出せませんでした

    ※今振り返ってみれば、もっと早くから手を出していればよかったなぁ

        というのが本音です

      ただホルモン接種による効果は取り返しのつかない非可逆的なものが多いので

        お試しで手を延ばすことは絶対に賛成できません

 

そうは言いながらもなんか変えたくて・・・

  大豆イソフラボンの話を聞いては大豆製品を多めに取ったり

  プラエリアミフィリカがホルモン剤の代わりになりそうと聞けば、それを取り寄せたり

  そして卵胞系の軟膏である「ヒメロス」のことを知って

  取り扱っている薬局を探して、東京に出た時に購入したりしていました

  それから女性ホルモン配合の「クラブホルモンクリーム」なんていうのもありませたね!

ただこの段階では

  量の問題だったり、品質の問題もあったのだろうとは思いますが

  わたしには効き目はほとんど感じられませんでした

 

そして2011年、上の子の高校受験と重なって、家を出るのを一年遅らせたのですが

  その時にでも出来ること、と言うことで

  ホルモン注射もしてくれる美容外科で、先ずは脱毛で訪れて

  脱毛二回目の時にカミングアウトしてデポ注してもらいました

この美容外科でのフライングのホルモン接種は

  卵胞系のオバホルモン・デポ注を1A/4W(4週間毎に1アンプル)のみで

  一年間継続しました

でもこの一年間の結果は

  テストステロンが、415 が 346

  E2が            24.9 になっただけでした(^O^;)

  それで翌年の9月から個人輸入でパッチ剤の「クリマラ」を追加で使いだしました

2か月ほどは「クリマラ50」その後倍容量の「クリマラ100」を

  1S/1W(1週間で1枚)で使った結果

  二年目の5月には

  テストステロンが10未満と確実に低下して

  E2も78.3と、基準値の各期最低ラインをクリアしました(^O^)

 

そしてガイドラインに則ってカウンセリングを始めて

  外性器検査とともにHRT(ホルモン接種)もカウンセリングの先生に紹介された

  総合病院の泌尿器科(現、総合性治療科:リプロダクションセンター)の先生に

  移り、この先生に処方されたホルモン剤のみの接取です

      ・・・・ 今でもこの先生が、HRTの主治医です

ホルモン接種するのに

  このカウンセリングしてくださった先生は

  「パッチ剤が一番いいよ」と進めてくださったのですが

  その時は、なんか注射で直接体内に注入してもらった方が効くような気がして

  デポ注にしてもらったのです

 

その後の摂取量も、泌尿器科の先生の指導もあって

  しばらくはは1A/4Wのままだったのですが

  13年12月からやっと2A/2Wに移行しました

そして翌年の2月の血液検査で

  テストステロンが格段に落ちて 0.61  (E2は26.0)

  除睾しても(急激なホルモン値低下による障害のでない)問題ない値になって

  その年の誕生日にHRTの先生が執刀で除睾してもらいました

 

除睾してしまえば、極々わずかな量が副腎から生じるとはいえ

  性ホルモンはほとんど出なくなるので、何らかの性ホルモンを外部から供給しなければ

  生命維持になにかの問題が出ることになります

当然わたしは女性ホルモンを取得するのですが

  女性ホルモンには、卵胞系のホルモンと黄体系のホルモンの二種があるのです

  そしてその生成ホルモン量は、生理周期によって増減しています

それで4週間を1サイクルとして

  卵胞系のホルモンを主として、内1週間のみ黄体系を入れることで

  純女さんの生理周期をトレース出来たら

  もっと女性化が効いてこないかなぁ~と期待したのですね・・・

わたしの場合、この黄体系の処方を先生から勝ち取るのに三年もかかったのですが

  そこで処方された黄体系ホルモンは、錠剤のプロベラで

  一日一錠でしたが、実際にはほんの半年くらいしか飲まなかったのと

  (除睾済ということもあって)わたし自身は黄体系の効果はほとんど感じなかったのです

そしてホルモン剤の処方箋を出してもらう手続きのみは

  HRT主治医からかかりつけ医の循環器の先生に委託したこともあって

  今は卵胞系のパッチ剤である「エストラーナテープ」一日一枚のみになっています

 

と言う様な経過で、わたしは黄体系のホルモン剤はほとんど接取していませんし

  (特に除睾後の)生きていくためのホルモン接種ならば卵胞系のみで問題ないのです

  現にわたしは心身共にホルモン接種による副作用は感じたことはないですし

  胸もまがい物は一切なく100%天然物でDカップまで育ちました(^O^)/

ただ、わたしの身体の性質というよりも歳のせいが大きいのかなと思っているのですが

  胸の成長以外は

  多くの人が言う、肌の肌理が細かくなったとか、白く柔らかくなったとか

  諸々の表皮に関わるような変化はほとんど感じられなかったのです(*_*;

 

わたしのHRT主治医の判断もそうですが

  MTFトランスジェンダーへの女性ホルモン接種は、基本卵胞系のみでよいのですが

  ブログを拝見していると、多くの方々は黄体系も接取されているのですよね!

それではなんで皆さんは黄体系ホルモンも接取するのだろうか??

  そこで[黄体系女性ホルモン]でググってみると

  その効用は ①乳腺の発達を促す とあって

           乳房の発達は卵胞系でもあるのですが

           さらに大きく、と言うよりは乳腺そのもの

           人によっては乳自体が出てくるように効いてくるようです

             ※ただホルモン剤による胸の成長が

                Bカップ以上になる人は全体の1/4くらいだそうで

                多くの人はAカップ止まりだそうです(^O^;)

        ②抗男性ホルモン として

           朝に起きる♂の生理作用を抑えたり

           男性性欲を抑える働きをするそうで

           多くの方はこの効用を求めているのかな??

 

その黄体系ホルモンの効能の内

  乳腺の発達は、卵胞系のみであってもDカップまで育っているので

    取り敢えずはいいかな、と!

  そしてもう一つの抗男性ホルモンとしての効能は

    わたしにとっては元々それほど気にしていたことでもなく

    さらにはSRSとは別に早い段階で除睾してしまったので

    その段階で意味がなくなってしまいました(^O^)

 

わたしの摂取量は

  ブログで拝見している限り多くの人からしたらずいぶんと少ないようです

  今現在接取しているホルモン剤は、すべてHRT主治医の管理下のみで

  半年に一度の血液検査で状態チェックは継続的に診察していただいています

上でも書いていますが

  身体での不調も今のところ発生していませんし

  心が不安定になることもありませんでした

  それでも胸はそれなりに成長しているし

  かといって基準値をオーバーすることもなく

  わたしにとっての摂取量は、こんなところで良かったのだと思います

多分初期の一年以上に渡った1A/4Wというごく少量での接取も

  身体の慣らし期間として良かったのではないかと思っています

 

いずれにしてもホルモンの効き目は個々人のホルモン受容体の数や質といった

  体質によるところも大きいのだとは思うのですが

  それでも多くの人のデータを集めて

  効果的で適切な摂取量のガイドラインが出来ると

  いいなと思っています

あと長期間外部から自分が生成したものでないホルモン剤を接取した時の

  影響がどのように出てくるかの症例も集めていきたいですね!

  そのために献体もしたいのですが

  今のところは、献体をそのような使い方にすることはないみたいなのですが・・・

 

最後にわたしのホルモン値の推移を上げておきます