お雑煮♥ | 西洋料理人のオリジナル・レシピα

■お雑煮♥

 

①里芋と大根を皮をむいてカットして

別々にブランシール

大根は3~4ミリ厚の銀杏(いちょう)切り

 

●根菜は水から茹でる

硬い野菜は中まで火が通るのに時間がかかるので

お湯から茹でると中心部が柔らかくなる前に

周りが煮えすぎて煮くずれるから●

 

下茹でなので味付けもなしの状態

あとでつゆで煮るので硬めでオケ丸

ザルに上げて湯切りしておく

 

②お鍋に市販の3倍濃縮タイプのつゆを入れて

お水も目分量で入れて味見

あとから足せるので薄めで作り始め

お餅を入れてから火にかけて弱火で煮ます

 

お餅も根菜感覚で水から

作り方も年々マイナーチェンジ

 

つゆがあったまってきたら①の野菜を投入

ブランシールすると必要以上に長時間

煮なくても味が入ります

 

ゆでたうずらの卵も投入

 

③煮てる間に鶏もも肉をカットしてポワレ

軽くお塩、お酒、みりんで香り付け

 

野菜やお肉をつゆといっしょに煮ると

アクが出てつゆが濁って

「見た味」にも影響するので別調理

 

④ほうれん草は冷凍モノをレンチン

 

⑤盛り付け→赤い彩(いろどり)を足すために

ピンクペッパーを指でつぶして硬い中身だけ

取り除いた外皮を散らして

完成.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚

 

 

お雑煮は全国各地、あるいは家庭によっても

千差万別めっちゃいろんなVer.があって

先日も里芋入れないっていう人がいてビックリ

 

私のはママが作ってくれてたのを

料理人思考でVer.Upさせた感じ

 

 

うちのママは料理好きで何でも手作り主義

だったんで、出来合いの惣菜を買ってくる

なんていうのを見たことがない

 

その影響を強く受けてプロの料理人になっても

スクラッチ=既製品を使わないでいちから

料理を作ることにこだわりがある

 

でも年々既製品=調理済み食品が増えてきて

職場でも温めるだけみたいな光景を見ると

ちゃけばげんなり

 

 

 

市販のめんつゆ=濃縮タイプの出汁入りの

つゆが進化してるんで、それなりに美味しい

けど基本の一番出しで作るのが一番美味しい

 

ふつうにだしを取った方が圧倒的に美味しいんで

市販のつゆを使って作るといつもあとで後悔

やっぱりお雑煮はちゃんと

昆布と鰹節でだしを取ります

 

お湯を沸かすだけの時間で出来る一番出し

スーパーの昆布とごく普通の鰹節で

市販のつゆより圧倒的に美味しくなるんで

一番出しは美味しく作りたければ

絶対に取るべし

 

 

かつ丼や親子丼もこの出汁を使うと

市販のめんつゆで作るよりバリ美味しい

 

 

お餅にもこだわりがあって

ひと昔前の市販の切り餅はつるっとして

つき過ぎって感じだったんで、

 

子供の頃から食べてる杵つきの

もち米の粒感がまだ多少残ってるような

挽肉で言う粗挽きの状態がむしろ良かったり

 

そういう市販のお餅を選んで

細かい調理のひと手間で

美味しさに確実に差が出ます。.:*・゚