さて、マチュピチュから戻った私達。
翌日、以前と同じ日本語ペラペラのパウラさんと観光ツアーです。
実はマチュピチュ出発前日のクスコの遺跡巡りのツアー、雨に降られて後半の12角の石を見る事が出来なかったんです。なので、まずはそこからリベンジで向かいます。
分かりますかね?
旦那と子供達との間の岩ですが、角が12あって、横の岩との間は本当にピッチりと詰まってます。神殿造りと同じ製法ですね。この12角は暦を表しているとか、王族を表しているとか、諸説ありますが、どれも定かではないそうです。謎ばかり残ります・・・
そして、よく見るとコレというか、この通りの石組は他と違う所があるんです。
さて何でしょう?
実はよく見ると、この一角の石組だけ緑色なんです。これ、数ある遺跡を見ても、この緑の石を使った石組はここだけなんですって!理由はこれまた不明。インカの人々は秘密主義者ですな!文字の文化が無かったから仕方がないんだけど・・・
そこで観光を検討されている方はご注意!
この12角の石組の表面は、他と違って少し脆いんだそうです。だから触られ過ぎて表面が歪になって来てるんです!(; ・`д・´)
ですから、触ってはいけません!24時間監視の人がいます。
触って罰金とかそういうわけじゃありませんが、現状を守る為にも最低限のマナーは守りましょう。
12角の石組から少し離れた場所には14角の石があります。
ですがこれは12角よりだいぶ後に作られてものらしく、これには特に意味はないという事です。
さて、クスコから車で1時間半・・・
あの綺麗なオレンジ屋根は全く見えず、だいぶ田舎までやってきました。
ここに何があるかというと、ミステリーサークルです!
はい、すみません訂正します。
ミステリーサークルではなく、モライ遺跡です。
この何層にもなっている円は、一番上と一番下とでは温度差が10度ほどあり、各層でジャガイモやトウモロコシ、コカの葉やソラマメなど品種改良を重ねて育てていたと考えられてます。ペルーはジャガイモやトウモロコシの品種がかなりありますから、そうやって増えていったんでしょうねぇ・・・
円には水路の後もあるので、農場試験場という考えは間違っていなさそうです。
この他にも小さな円形の畑が見つかっています。
はい、この階段見覚えありませんか?
そうです、マチュピチュの段々畑にもありました!マチュピチュでは入ってはいけなかったんですが、今回は登ってい良いんです!(笑)
先程の円形の畑は一番大きな畑で、現状も綺麗でしたが、小さいサイズは少し痛みが激しいです。
いやぁ~しかし本当に何もない場所にこんな円形のものがデデーンとあったんだから、スペイン人もビックリしたでしょうね?この大きい段々畑は100mくらいあるんだそうです。
モライ遺跡から移動して見えてきた谷の白い四角い物・・・
はい、ここはマラス塩田。
消しゴムみたいに四角くて白い物が一面に広がりますが、私達が行ったのが雨季なのでこの程度。乾季だと一面もっと真っ白くて壮大なんだそうです。
この塩水は山の向こうから流れています。
塩分濃度の濃い水が湧き出ていて、それがここ流れているんだとか・・・
山の中なのに塩水とはこれいかに?
水路の際には結晶化した塩がこびり付いています。流れる塩水をちょっと舐めてみました。
しょっぱい!でもウユニの塩水よりマイルドで少し甘い気がしました。
乾季には雪のゲレンデの様に真っ白くなる光景は、きっとかなり見ごたえがあると思います。
そう思うと悩みどころですよね・・・
南米旅行は雨季の良いところと、乾季の良いところがあるので・・・
この塩田の塩の一番上の層は食用なんです。だから畑に入っちゃいけないんですが・・・
どこにでもいるんですよね、マナーが守れない人って。
SNSに画像を上げたいんだろうけど、ちゃんと入っちゃダメって英語でも書いてあるんだから守りましょう!ガイドさんが英語で叫びますが全く耳を貸しません。
ここで最終兵器の投入です!(笑)
娘に英語で「Get out of there!」と叫ばせます(笑)
さすがにこんな子供に言われてバツが悪いのか、スゴスゴ退散する中国人・・・(笑)
本当にマナーは守りましょう!
さて、クスコの街に戻ってきた私達は、南米っぽいごはん食べようよ!
って事になり・・・
まずは黒い飲み物。これはトウモロコシのジュース。
何だろな・・・不味くない、不味くないんだけど何かに味が似てるんだけど思い出せず・・・何かモヤッときました(笑)
黄色い飲み物。インカコーラ。
これは飲んだ瞬間に旦那とオロ●ミンC-!と意見は一致(笑)
マスのフライ。
チチカカ湖で食べれなかったマス料理。柔らかくて魚なのにジュ―シー!美味い!
でも添え物のマッシュポテトの存在感半端ない!食べきれません!!
アルパカ肉と野菜の炒め物。
一口食べて旦那は美味い!と唸ってました。マチュピチュ村で食べたアルパカは硬かったけど、ここの肉は柔らかかった。
南米肉料理の盛り合わせ。
串に刺さった肉はアルパカ、サラダの横の北京ダックみたいな肉はクイというネズミ、皿の左下の物体はロコトといわれる大きな唐辛子の中に肉が詰まったやつ。クイは硬かった・・・皮目がミミガーみたい。娘が肉にかぶりつく私を見てひどいっ!と連呼されましたが食べ続けました(笑)
南米のコロッケ。
中に茹で卵が入ってました。日本のコロッケと芋が違うからかな?少し触感が私達の知っているジャガイモと違いました。
さて、満腹になった私達はメイン広場のアルマス広場に移動。
2つの大きな教会があります。
左のカテドラルはこの広場のシンボル的存在です。
って事で入ってみました。
残念な事に、この中は一切の撮影禁止です。
中の様子を簡単に言うならば・・・
どんだけ金銀財宝をインカ帝国からむしり取ったんだよ!って感じ(笑)
祭壇がビカーーーー!キラキラーー!
黄金の風呂や便座なんて目じゃないです(笑)
すごーい!という子供達に、インカ帝国から奪った結果だよ.。と言うと、凄い嫌そうな顔をしてました(笑)
この教会の中にある、とあるキリストの像は地震の神として崇められています。何故なら、昔起こった地震が5分も揺れ続いたそうです。その時、キリストの像を非難させようと教会から外に出した途端に地震はピタリと止まったんだとか。
それ以来、キリスト教徒ではない人にも、このキリスト像は地震の神として崇拝されているんだそうです。毎年6月のインティ・ライミでは、そのキリスト像は神輿みたいな物に乗せられてこの広場に出てくるんだとか・・・
街をウロウロします。
ここクスコは歩いていろいろ見て回るのが楽しくなります。ただ、基本坂道なので高地に体が慣れていない場合は体力的にも気力的にもキツいと思いますが、一日市内観光に時間を費やすのも楽しいと思います。旅行を検討されている方は、是非是非歩いてみて回るのをお薦めします。
そこで見かけるのが民族衣装の女性と・・・
はい!アルパカ―!
アルパカポーズでハイチーズ!
チップをみんなで分けてねってつもりで一人に渡したら、自分の分は!?とジェスチャーされました(笑)面倒でも個々に支払いましょう(笑)
そんなこんなでもう空港に向かう時間です。さようならクスコ!
最後にまたもや一波乱(笑)
クスコからリマに飛んで、そこからアメリカに帰るんだけど、リマ発の飛行機が遅れることに・・・搭乗時間が深夜の1時を過ぎます。マジかー!なんて言ってたら、リマの空港で私達のバックが出てきません。娘にアルパカの毛で出来てるアルパカのぬいぐるみを買ったんですが、当然それはバックの中。泣き出す娘、どうなんの!?どうするの!?とパニックの息子。
旦那が英語で頑張ってくれました!
30分くらいたったでしょうか?何とか無事バックがやってきました!
逆に飛行機遅れてくれて助かったー!(;゚Д゚)
万歳ーーーー!ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
後は搭乗時間に爆睡しない事だけを気をつけないと・・・なんて話しながら歩いていたら、身体に違和感。遅れた飛行機の為か、もともと多いのか分からないけど、リマの空港は夜の11時になっても凄い人です。人口密度が高いと息苦しさを感じるもんなのに、全くそれがありません。ってか、速足で歩いてても、全然息切れも動悸もありません!
これか!これが高地トレーニングの凄さか!
7日間ほぼ富士山、またはそれ以上の高地にいたせいでしょうか?気分はアスリートです(笑)
それにしても、本当に最後の最後まで色々あった旅でした。
ハードで楽しかった旅行。
大人でもきつかったのに、子供達が頑張ってくれました。
本当に頑張ったね!
そしてこの壮大な旅行に賛同してくれた旦那に本当に感謝です。
ありがとう!
これにて南米旅行の思い出はお終い!
またどこかに旅したいな~