南米の旅ブログ、もう⑮まで来ちゃったよ・・・

小出しに書きすぎ?いやいや、結構内容が詰まった旅だったんだから仕方がない。

 

マチュピチュ2日目、とうとうワイナピチュに足を踏み入れます。

ワイナピチュへの入山人数は1日に制限があり、(実はマチュピチュi遺跡のみも2500人/日まで)朝7時~8時入山200人、10時~11時が200人となってます。だから当日申し込みはほぼ無理なので、前もっての申し込みをお薦めします。

私達は朝7時スタート。

 

さぁ、あの山に登りますよ!息子の大きなため息が聞こえます(笑)

 

ワイナピチュ入り口近くまで来たら、少し雲が出てきました。

登ってる最中雨に降られたらいやだなぁ・・・

 

入り口の側にある聖なる岩。

この岩には聖なる力が宿っているんだとか?

 

無事登頂、そして下山できるように岩に祈願を兼ねて触ります。

 

入り口でサインを書かされます。

何があっても知りませんからね~的なサインではなく、下山したら、自分の名前の横にもう一度サインする事で、ちゃんと下山したかどうか確認する為のものです。

実は、マチュピチュもそうだたんですが、マチュピチュ・ワイナピチュ共に6歳までは入場無料。そして、娘はこの入山サインも要りません。まぁ親が目を離さないからだろうけど、チケットが無い事で発注ミスかな?と不安になりましたが、一安心です。

というか、6歳以下が登る事なんてほぼ無いんだろうけど。

入山してすぐアップダウンが激しいですが、子供達も元気よく歩きます。

歩いて歩いて・・・10分も行かない辺りからかなりの坂道です。階段になってるけど、これはかなりきついです。娘のお尻を押して上げてやりますが、これが山頂まで続くのか?!と行先不安になっていたところに救世主が現れました、

 

娘の手を引いてくれているのは、山のレンジャーさん。

危ない所で写真を撮たり、入ってはいけない場所に入る観光客もいるので、それを注意する人ですが、私達を見兼ねてなのか、山頂まで付き添ってくれました。

この救世主のおかげで私も両手が使えて登りやすくなりました。

そしてここから先は、本当に坂道ではなく崖です!

正直、旦那は高い所が嫌いです。

でもせっかく来たのに登らないなんて!と意気込んでいたのですが、後ろから辛そうな声が聞こえます。「あ~、これは・・・本当に・・・舐めてた、俺山舐めてたわ・・・」と消えそうな声が聞こえます。

旅行初日のチチカカ湖の心臓が破裂しそうな思いをした私並みに足が進まない旦那。

大丈夫?先に行く?後ろから押そうか?

しかし前にいてくれた方が足が進むんだとか・・・

 

娘はレンジャーさんのおかげでズンズン進みます。

逆に早すぎです!待ってー!と娘の名前を呼んでこまめに休憩を取ってもらいます。レンジャーさんは全く息切れしてません。そりゃそうだ!毎日登ってんだもん(笑)疲れ果てている旦那に生のコカの葉を「いるか?」と聞いてくれましたが、旦那はお断りしていました。

どう使うんだろう・・・?と思っていたら、おもむろに口の中に。

ガムの要領で噛んでました。(・ω・`)ホホウ・・・

休憩の度にレンジャーさんに、後どれくらい?どれくらい?と何度も聞く息子。そして毎回あと少しと答えるレンジャーさん(笑)フーフー言いながらやってきました段々畑まで!!

段々畑ってどの辺?

 

はい、この山の、この辺!

膝ガクガクです!(笑)でも、ここからもう少し上に登ります。

 

雲の合間から見えたマチュピチュ遺跡です。

これがコンドルの形をしているんだとか。うん、見えなくもないかな?

マチュピチュ遺跡から山頂までは垂直で300mくらいしかないそうなんだけど、もう2700m登り切った様な気分です!(笑)

 

娘の荷物まで持ってくれて、尚且つ写真まで撮ってくれて、めちゃくちゃ助かりました!

 

下山ルートに連れられてきたけど、えっ?!ここ?!!Σ(゚Д゚)ってくらいの細道。

さらにこの中は低くて水たまりがあって、これアメリカンサイズのポチャリさんは通れないけど大丈夫?!と思ったら、この先で来た道と合流するので、そういう方は来た道を戻るんだそうです。そして、この合流地点で救世主は任務に戻る為に再び山頂に向かうのでした。

ありがとう!本当にありがとう!

下山の際に、助かったね~これお兄さんいなかったら娘リタイアで途中下山だったね~なんて話してたら、旦那が・・・

「ひょっとしてあのレンジャーさん・・・ピューマの化身じゃないか?」

なんてポツッと呟いたもんだから、我が家ではあのレンジャーさんはピューマの化身と崇められてます(笑)確かにコンドルとヘビはここにいるから、可能性としてはピューマだよね!なんて話してたら、息子のフリース素材の上着が偶然にもピューマだった。

やっぱりーーー!と大盛り上がりでした。

ワイナピチュには神がいます。( ̄▽ ̄)

 

そして私が手を引いて下山するも、娘は見る見る元気をなくします。

嗚呼、神の力が届かなくなったからか?!

そんな娘に他の登山者お姉さんがクッキーをくれました。本当は食べるの禁止なんだけど、エネルギー補給です。ありがとう!お姉さん!

 

無事下山です!聖なる岩ありがとう!帰って来たよ!

マチュピチュ遺跡の中を通って外に出ます。もうクタクタです(*´Д`)

 

外に出たところで昨日のガイドさんと偶然会いました。まぁ!どうでしたか?と聞かれ、疲れた!が最初の感想で、笑われました(笑)山を下りてマチュピチュ村をウロウロ。村のはずれに温泉があるので、足湯位できたらいいなぁ~って感覚で行ってみたけど、ガッツリ水着を着て浸かるタイプで、中を見るにも入場料がいるのであきらめました。

さぁ帰る時間です。

ペルーレイルにはグレードが3つあって、エクスペディション、ビスタドーム、そして一番高いグレードはハイラム・ビンガム。この写真でもわかる様にかなり内装も凝ってます。そしてフルコースの料理が出るんだとか・・・

我が家はビスタドームで帰ります。

 

少し軽食が出て、疲れからウトウトし始めた時、何やら音楽家流れます。

え?何事?

何やら仮面のおじさんが出てきました。手を取られるので踊ります(笑)

実はこの後、この列車の添乗員さんがアルパカやラマの毛で出来たセーターやストールを着てファッションショーを始めちゃいました。

お土産の買い忘れは無いですか?的な(笑)

我が家はここでは買いませんでしたが、何人か買っている方もいました。確かにマチュピチュ村で売られている物より上質で手の込んだデザインなので、たぶん良質な品なんだと思いますが、値段が書いてなかった!怖い!買えません!(笑)

 

オリャンタイタンボ駅に着くと例のタクシーの親切なお兄さんが待ってました。

お兄さーーーん!( ;∀;)

大型バンで他の同乗者もいましたが、もう爆睡です(笑)

疲れたけど充実した旅でした・・・

 

ってかまだ後1日ありますけどねっ!

 

 

つづく