協生農園と協生農法には明確な違いがある。
協生農法とは農業として成り立たせる農業法。
他の農法と比べると最大の特徴は毎日多種収穫販売出来ることであり、それを可能にする混生密生の生態系を必要とする。
その生態系濃厚な農地が協生農園だが、協生農園には明確な定義がある。
農産物が自然界の道理に反しない正常な細胞を持っているかどうかだ。
何の為の協生農法かを考えれば、協生農産物の販売によって業として成り立たせることが目的。
「正常な細胞の農産物」が他の農産物との大きな違いであり、異物が混入すれば他の化学肥料・有機農法の産物と変わりない。
協生農法を正しく理解して異物を混入しないことと、当人の手法に関係なくその地の様々な事情で異物が混入するかどうかは別の問題であり、そこまで考えて実践しなければ完全な協生産物は生まれない。
協生農園の定義とは「完全な協生農産物の生産が可能」なこと。
つまり協生農法は実践出来ても協生農園になるとは限らない。
協生農園として認定されれば協生産物として販売が可能になる。
今年中に、認定した協生農園はすべて一般社団法人・荒廃農地再生機構で一般公開する予定だ。
農産物の購入、農園見学の有無、HP、問い合わせ先などの情報も明記する。
理論の講習は協生農法講師しか出来ないが、具体的な実践法と体験談は聞ける。
今は皆さん本業を持ち、日々収穫販売している人はいないのだから、厳密に言うなら「農法」として実践、生計を立てている人は国内には一人もいない。
農園の造成は協生農法ではなく販売前の準備過程だな。
自家菜園の農園と出荷目的の農園は、見た目がまったく異なる。
日々間引き収穫せず食べる為に必要なだけ収穫するなら、種の蒔き方や苗の配置もそれなりに必要なだけでよいのだから見た目は自然農法と大差ないだろう。
つまり、見た目では判断出来ず、農法の学びにはならないと言うことだ。
出荷農園作りも、このように配置しなければいけないという決まりもなく、生産予定の植物を混生密生させればよい。
自然農法との大きな違いは、慣行農法をも上回る驚異的な生産量であり、間引き収穫するほど生産量は増し、産物は枯渇しないと言う「生命エネルギー論、協生理論」に基づいた明確な理論があるかどうか。
それら生命・生態に関する理論の学習は自然界の仕組みであり、農法とは直接関係はない。
協生農法は他の農法のように土作り、野菜作りの手法ではないのだから、理解しようとするなら最初に農園で見聞きするよりブログで理論から入った方が早い。
家庭菜園ではなく農法として実践するなら、時間を無駄にしない為に正規の理論講習を受け、農地の選定・管理法から入った方がよい。
協生農法の適地・不適地の判別法、異物判別法の講習は、具体的に現地視察しながら近々実施する。
知らなければ農園の立地を誤り、農園維持もままならない。
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