食欲の仕組み 2 農法士必読 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

 

食べる目的と眠る目的は異なり、その仕組みも、誰が信号を出すのかも異なる

今回のテーマ、まずは食べる目的からだな。

 

動物は生きる為に食べる、食べることで心身の維持に必要な栄養と動力カロリーを得る。

この世界の常識の何処に矛盾・間違いがあるのか。

 

食べた後の食べ物がどうなるかの観察を続け、消化、栄養、カロリー論が定着したのだろうが、順番、思考の基点が間違ってはいないかな。

観察記録からの推測の答えだから、科学者でもない野人ごときに文句を付けられるのだ。

 

食べ物の行方ではなく生命全体、動物が活動する仕組みはどうなっているのか。

その「動力と生命維持の仕組み」から入るべきだろう。

食べずとも1年生きられる動物、消化に重要な胃を持たない動物もいるのだから。

 

陸の生き物は胃を持つが、脊椎動物の祖先の魚類には胃がない魚が多い。 しかも食べて15分で排出、溶かしもせずにどうやって栄養がとれるのか。

身近なコイ、フナ、メダカ、キンギョ、サンマ、イワシなどがそうだ。 胃がないから当然胃液もなく酵素も出ない。

そのおかげでサンマやイワシのお腹には消化中のエサの内容物がないから内臓ごと食べられる。

 

現状の学問・常識に沿わないものは「謎」とするのも情けない。

動物の食べ物はせいぜい一種から数種で、一種が圧倒的に多い。

毎日バランスよく必要な養分が摂れた歴史もないのに、人間だけが何故、何時から必要になったのか明確にすべきだろう。

挙げればキリがないな。

 

食べ物と言うミクロではなく生命と言うマクロから物理方程式で導いた野人理論では栄養成分やカロリーなど全く関係がない。

動力は熱量、つまりカロリーではなく一般電気エネルギー。

心身の維持には有機物が持つ生命エネルギー。

 

食べる目的は燃料補給ではなく心身の維持制御のみ

食べ物は一種でも数種でも、求めるエネルギーを有すれば数日に一度でも構わない。 だから捕食動物は肉だけで生きられる。

 

また水中がそうであるように生命エネルギーの摂取は食べて消化吸収するとは限らず、胃がなくとも問題なく生きられる。

陸では水中のようなエネルギー摂取が困難だから胃の機能が発達、哺乳類は進化するほどそれでも困難になり大腸が飛躍的に発達した。

 

水中の魚類は大腸を必要としなかったが、陸では不可欠、古くからある小腸に建て増ししたようなもの。

大腸は水分を吸収してうんこにする為の器官ではない。

大腸の仕組みの詳細は長くなるからここでは省く。

 

これらのことか、水中生活時代から続く脊椎動物に必要なエネルギーとは何かを特定すべきだろう。

食べずとも皮膚から摂取出来るものだ

 

うなぎやオオサンショウウオなど、数か月・1年間食べずとも生きられる術を持っている。

こんなことは既にわかっているのだから、何故出来るのか考えればよいのだが、それもやらず「謎」で済ませている。

 

何故そんな簡単なことがわからなかったのか。

消化吸収を前提にして見える細胞から思考が始まり、そのラインしか見なかったからだ。簡単だな。

 

これらが理解出来れば、食欲の信号は誰が出すのかもわかる。

 

動物は臓器・細胞に至るまで独自の指揮を持つ生命の集合体

生存出来るかどうかを総指揮官である「意識」に託す運命共同体。 存続か倒産か、人間社会の会社組織と大差ない。

 

脳は筋肉の指揮権しか持たないが、全ての部署から情報を得る制御盤のようなもの。

幾つかの部署で制御エネルギー不足となれば脳が把握して、総指揮官である「意識」に伝える

 

つまり「腹が減った」という食欲促進の「空腹信号」の発信元は各臓器であり、代表して脳が発信する。 脳もまた臓器の一部。

 

食べてもエネルギー補給が出来ていなければ、胃という食べ物倉庫が空き次第再発信する。

「もっと食べたいけど苦しくて食べられない」というボヤきが心境を物語っているな。

 

食べても、食べても満たされないから苦しくなるまで食べたくなり、それでも満たされないからすぐに腹が減る。

三食間食の習慣はそれが原因で生まれたものだが、最も消化困難な穀物中心ではそうなるだろう。

 

必要なものを一種でもある程度食べれば24時間、空腹信号は出ない。 何十年一日3食を続けようが、コロっと切り替わり、御馳走を見ても食欲は出ない。

それを何度も体感した読者も多いはずだ。

 

続く・・

 

 

 

天然うなぎの白焼き丼

 

 

 

 

 

 

 

 

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