水難事故悲劇の対策 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

各地の川や海で夏の水難事故が多発している。

毎年のように繰り返されるこの水難事故、対策が間違っている。

 

1,川や池には絶対に近付かないように。

2,子どもだけで遊ばせない、海も同じ。

3,水の流れが速く、深みのあるところには近づかない。

 

これらの対策が学校でも徹底されているようで、この数十年間、小学生が自分達だけで川や海で遊んでいる姿を見たことがない。

山も同じで、三重の山の植物分布調査を初めて30年、山奥はおろか民家近くの里山でも子供達を見かけたことが一度もない。

 

マリンビレッジで「お出かけ山散策」「木の実がり」「磯遊び」などの講習会を始めて15年、これまで400回近く山や海岸に車でお出かけしたが、子供達だけの姿を見たことがない。

学校と親と社会一丸となってこれらの対策が徹底されているからだ。 海山から子供達だけの歓声が消えてしまった。

 

池で溺れれば、地権者が管理体制を問われ裁判になり勝訴が常識だが、川や海には柵は出来ない。

田舎や島の子達は何処を訴えるのか、矛盾だらけだな。

それに簡単な柵があったとしても子供達には通用しない。

 

多くの人が川や海に近づこうとするのは本能であり止めることは出来ない。 何万年も水と食料を求め続けて来たからだ。

山も同じなのだが、人気のない山奥に入ることは怖さを伴うので事故も少ない。

 

これらの対策の指針は何かに似ていないかな。

症状を抑え込もうとする病不調の対策と同じだ。

病の原因がわからないから治せず、抑え込む道しかなかった。

これらの手段は解決とは程遠い。

わからなければ何故わからないかを考えれば容易にわかる。

自然・動植物の仕組みを知らず荒廃した農業、環境、これらも人間の道理で抑え込み管理しようとした結果だ。

 

水難事故も同じで、どうにもならないから抑え込むしかない。

どうにもならないというのは、「溺れるのは打つ手なし」、これが世界の常識になっているからだ。

世界で多くの水泳関係者が1世紀近く考え続けているはずだが ・・これも、数多い動物の中で何故人間だけが泳げずすぐに溺れるかを考えれば簡単にわかり、溺れない方法もわかる。

 

子供の頃から抑え込めば抑え込むほど人は水から遠ざかり、自然界から遠ざかる。

地球と言う自然界の中で暮らしながら、自然界を避けなければ生きて行けないようになってしまう。

避けて遠ざかるほど人は生命の本質を見失い、どう対峙してよいのかわからなくなる。

 

野人は海川山に囲まれ育ったが、それらの地に子供達は何処にでもいた。 深く流れのある川でも、高い橋や岩から多くの小学生が足から飛び込んでいたが、泳げない子も飛び込んだ。

最初は泳げずとも息を止めていれば流れてすぐに浅瀬で足が付くからだ。 海へ行けば何処でも子供達が泳いで遊び、海水浴場など関係なかった。 遊泳禁止などという無粋な立て札もない。

里山どころか高い山でも小学生数人で登ることも多く、海川山で大人同伴など滅多に見かけなかった。

礒や河原や森は子供の方がはるかに素早く動ける。

 

山の事故は聞かず、川の事故もなし、海では故郷の漁村で泳ぎが達者な潜水中の小学生が一人亡くなった。高校卒業までに事故はそれだけで、泳げない子が溺れるなど聞いたことがなかった。

 

何でそれらのことが容易に出来たのか。

子供同士の文化の継承、つまり遊びの継承があったからであり、川や海の接し方を徐々に身に着けたからだ。

刃物の使い方も同じで、少々痛い目に遭いながら間合いを習得した。

 

泳げるか泳げないかはたいしたことではなく、危険も予知出来るのだから技量に合わせて間合いをとりながらそれなりに接することが出来た。水を怖がる子などいなかったが今は違う。

 

どうにもならないからこのような戒厳令みたいな対策の時代になったのであり、どうにかなれば昔のように事故も少なく自由な時代に戻れるだろう。このままでは水を怖がる子が増え続ける。

 

「泳げなければ人は溺れる」と言う常識を、「人は溺れないように出来ている」に変えてしまえば問題は解消する。

努力も練習も必要なく、赤ちゃんだろうが高齢者だろうが溺れることなどない。

 

泳げなければ溺れると考えるのが思い込みの間違いであり、泳げることと助かることはさほど関係がない

中途半端に泳げても理に適ってなければ状況次第で溺れる。

水泳選手以外のスイミングクラブ愛用者はこれに該当する。

プールから自然界の情報は得られない。

 

野人が考えた絶対に溺れないゼロの泳法を教えれば溺死と言う災難の8割はそれで解決。後は好きに遊ばせ場数を踏んで情報を吸収、自分に合った自然界との対峙の仕方が身に付く。

少々の怪我はしても命まで失う危険性は激減する。

 

知識も手法も経験も情報もなければ命を失う危険性は激増。

それが常識となって未来へ引き継がれることになる。

 

1,道理と手法の習得、2,経験で情報の習得・・だな。

 

簡単なのだから30分で手法習得完了、あとは時間をかけて海川で実践、自然界の情報を得ればよい。

 

自然界の護身術・・講師やるかな。

いや、海でお特訓して協生農法講師達についでにやらせよう。 農法よりついでの理論や護身術がはるかに多いが、まあよい。

 

野人理論、世界に波及させて溺死者をゼロに近づけないとな。

5年以内に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホントに・・やるの? ボク高齢者だし・・いや! 無理

 

 

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