肉食動物のパンダが竹を消化出来る謎 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

これは2011年の資料の抜粋だが、生物学の矛盾と葛藤がよくわかる。

野人理論と何処が異なるのかわかりやすく解説する。

 

「肉食動物のパンダが竹を消化出来る謎を解明へ」

ジャイアントパンダは厳密に言えば肉食動物だ。しかし、パンダは竹や笹だけを食べて生きている。竹の細胞は植物繊維であるセルロースで結びついているため、消化しにくく、人体はセルロースを吸収することができない。しかし、パンダは毎日9キロから14キロの竹を食べている。パンダがなぜ肉食をやめて竹や笹を食べるようになったのかは、研究者たちにとって長年の謎だった。

研究者らがこのほど行った研究により、パンダの内臓にはセルロースの分解を助ける細菌がいる可能性が明らかになった。

もし完全に分解できるならば、竹に含まれるセルロースだけでパンダが必要なカロリーの半分以上を補給することができる。しかし、セルロースは消化吸収が難しいため、パンダが竹のセルロースから摂取するカロリーの割合は低いだろう。

パンダが竹からいかにしてエネルギーを摂取しているのかを明らかにするため、研究者らは野生のパンダと飼育されているパンダの糞に含まれる細菌を分析した。その結果、85種類の細菌が発見され、うち14種類はパンダ特有のものだった。魏氏らはその後、草食動物の腸内で見つかるものに似た細菌を分析し、セルロース分解を助ける遺伝子を探した。

発見した細菌は主にクロストリジウム属の菌だった。

クロストリジウム属の菌はセルロースを分解できる可能性がある。この過程でエネルギーの一部を消耗するが、残りのエネルギーはパンダが吸収すると見られる。

しかし、この菌が実際にセルロースを分解するかどうかをテストしたわけではなく、また、パンダがセルロースを消化吸収しているかどうかをテストしたわけでもない。

これは決定的なものではない。いかなる細菌・遺伝子・酵素の存在が確認されたとしても、それがセルロースの消化を助けたことを意味するわけではない。

 

 

この生物学研究の何処に矛盾があるのか、矛盾が生まれるから断定出来ずに葛藤も生まれる。

 

肉食機能しか持たないパンダが、何故肉食を止めて竹や笹を食べるようになったのかはてなマーク

他の動物に追い詰められ、あるいは環境の変化で仕方なくそうせざるを得なかった。

難しく考えることもなくどうでもよいことだな。

果物食になったオランウータンや、果物草食になったゴリラも同じで、理由は彼らに聞くのが一番だが、パンダもオランもゴリラも、人間の保護が必要な絶滅危惧種になったのだから、好んでそうなったわけでもない。

 

元々肉食から何でも食べる雑食になったのだから、草食でも生きて行けないことはないが、どれも「生命力・繁殖力の衰退」と言う同じ道をたどっている。

何とか生きてはいけるが他の猿や熊のような繁栄は不可能だ。

理由は明確であり主食である動物性エネルギーの不足

 

「85種類の細菌が発見され、うち14種類はパンダ特有のもの」

これは繊維を消化する為に増えたのではなく笹をエサに微生物、つまり動物性エネルギーの元を増やしたからだ。

毎日16時間もかけて10キロ以上の笹を食べ、それが微生物と言えども1日や2日で分解出来るはずもない。

 

消化吸収・栄養分に固執するから解明出来ない。

 

1世紀もの間、物理的な根拠もなく実践してまったく結果が出ない説を前提にし続けるから矛盾が生じるのだ。

 

植物、動物、どちらも植物性と動物性のエネルギーがバランスよく必要。

元は同じ生命から共に進化した。

 

植物は動物性エネルギー求め、動物も動物性エネルギーを求める。

植物を消化する機能を持たない動物の大半は森に住んで寝て皮膚から植物性エネルギーを得て十分、不足するのは動物性エネルギー。

 

草食動物も同様に植物性エネルギーは十分、動物性エネルギーは大量の植物をエサに体内で増殖した微生物から得ている。

元々草食動物である牛の睡眠時間は平均4時間、食べ物を戻して飲み込む反芻時間は10時間、食事時間は3時間で人間と変わらず、パンダの16時間の5分の1。

 

消化出来ないパンダが、何故牛の数倍の時間食べ続けなければならないのか。

 

竹の養分が目的ではなく笹竹に付着した微生物の動物性エネルギーが目的だからであり、牛と違い巨大な前胃発酵室を持たないからゆっくり食べ続けるしかない。

それでも不足するから動物性エネルギー不足で繁殖力低下を招く。

 

パンダ同様に牛と同じような草食動物の機能を持たず、人間と同じ胃腸を持つ馬は大腸にしか草を溜めることが出来ない。

大腸は小腸と違って養分を吸収出来ず、微生物が分解した栄養分も直腸からすべて排出。 そんなものはいらないから捨てるのだが・・「大切な養分を迷わず捨てる馬の謎はてなマークとされている。 

 

哺乳類は微生物が大繁殖する生命の海を持つ為に、海では必要なかった大腸を発達させた。

海から得られる制御エネルギーは電気だから吸収は必要なく体内に通電する。

消化・栄養吸収を前提にするから「謎」になるのであり、まあ半世紀以上変わらない「人間の謎」汗だな。

 

 

          はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面白かったら・・ クリッククラッカー

          ダウン

にほんブログ村 健康ブログ 健康的な生活へ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 健康ブログ 健康法へ
にほんブログ村