人間の消化機能から見た食性 4 終章 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

哺乳類の腸の長さで謎とされるのがマッコウクジラだ。

腸の長さは300mで体長比は20倍以上。

消化の道理からすれば完全に草食動物に入るが魚類を主食にしている。

 

クジラの祖先はその食性から肉食竜という説が主流。

学者ではないが野人流物理の答ははっきりしている。

 

最大のシロナガスクジラは25mで100トン、マッコウクジラは18mで50トンだ。

これほど巨大な哺乳類は陸上にもざらにはいない。

これまで存在したのは恐竜時代の草食竜のみ。

 

肉食竜の脅威や異変により絶滅から逃れた草食竜が祖先と考えている。

相当な年月を経て体は水に順応しても腸の構造がそのままなのは、やむなく食性は変わってもそう簡単に内臓の基本構造は変えられないと言うことだろう。

頭頂部に噴気口は付いたが肺呼吸は何ら変わらない。

 

海には草に代わる海藻は沿岸部などの狭い海域にしかなく、食べ尽くすのも早く大量には食べられない。

海は陸と違って植物性生物の大半はプランクトン

海と地上に酸素を満たしたのも海藻や陸の植物ではなくそれらの藻類。

 

陸の植物の祖先である海藻は、植物同様に本来は食べられるように出来てはなく、海藻を主食とするのはウニや貝の仲間などで魚はほとんどいない。

陸へ進出する為には不可欠、淡水魚が最初に主食として食べるようになった。

 

最初はわずかな海藻を食べながら体を順応させ、徐々に小魚やオキアミ類へと移行。

つまり、「草食と海の肉食」へと食性を変えた。

元々温厚な性格、さらに集団で狩りをすることで意志の疎通能力と知恵が磨かれた。

海へ進出した動物の祖先は草食か肉食かは腸で判断すればよい。 長いか短いか、中間はない。

 

ジュゴンは今も陸同様に、海藻ではなくアマモと言う浅瀬の海草を主食にしている。アマモもまた陸から海へと進出した元は陸上の草だ。

 

生き残る為にはそうせざるを得なかった。

消化構造は草食でも人間同様に体が懸命に対応する。

絶滅が危惧されるパンダも同じで、構造は肉食雑食でも何とか草食に転換しようとしている。それが生き物だ。

 

生命はどのような環境の変化にも順応、そうやって種を残し続けて来た。

意識がそうさせるのであり、意識なくして体の変化はあり得ない。

 

全ての動物の食材は単種、小種で、限られている。

それぞれ味も成分も異なるが何の問題もなく人間のような病もない。

人間ほど多種に及ぶ植物を食べる草食動物もいない。

 

植物族の気持ちになれば・・ひらめき電球

簡単に大量に作れる水生のプランクトン以外は「食われたくない汗」が本音であり、それが見事なまでの「アクと毒とセルロースとトゲ武装メラメラ」に表れている。

 

それにもかかわらず・・。

繁栄に必要な動物達の為に、住まいと最低限の食料を用意してくれているのだ。

 

人間の欲望は行き着くところを知らない。

欲望は地球に授かった知恵を歪める・・ 地球が用意してくれたものを素直にいただけばよいではないか。

地球によって、大地によって生かされているのだから。

 

「健康維持には、ビタミン、ミネラル、魚、肉、多種野菜成分が必要」・・などの人間の常識は、自然界の道理から見れば何の根拠も道理も見当たらない。

唱えるなら、他の哺乳類が数種の食べ物だけで生きられる道理が不可欠。

それがわかれば、そこから学べばよい。

 

これらのことから動物が健全に生命を維持出来る道理は一つしかない。

食材となる多種に及ぶ動植物の共通点は「生命」だ。

 

生命は生命エネルギーによって維持されている。

食材は主食1種類でも健康上問題はない。

それさえあれば体は必要なものを作り出す。

人間だけが健全に維持出来ないのは・・

完全な生命エネルギーの欠如が原因だ。

 

生命は人間に作れるものではなく

地球が与えてくれるもの

 

 

地球の誕生、海の誕生、生命の誕生

そして陸への生命の進出・・

そこからどのように物理方程式を進めても、肉食動物および人類の祖先は海から上った肉食魚に行き着く。

海洋動物は圧倒的に肉食なのだから。

 

人間の食性は肉食、草食、雑食入り乱れ賛否両論あるが、そのどれもが理論の発信は学者であり、多くの人達はそれを参考に思考を進め議論を展開する。

続く新たな学者もまたそれを参考に研究を進める。

 

しかし野人理論に参考理論文献などなく、半世紀かけて基礎から築き上げた学問の分野を越えた独自の物理論

地球誕生から生命誕生、海洋学、さらに川を上り植物とは何かを長年探究、生命の歴史を手さぐりで自然界から学び続けた。

そこまで時間をかけ、物理に徹した思考順路で自ら食性の判断を下した学者などいない。今の学問は専門家を育成する縦割り学問だからだ。

 

生命に関する仕組みをすべて立体的に理解せずして生命の答は出せない。

いくら本で学ぼうが言葉を覚えようがそこに道理がなければ役には立たない。

理の思考を持たなければその道理の判断も出来ない。

 

野人は運動家でもなく、森羅万象の道理を説くしか出来ない。 理とは何か、答や言葉でまとめるのではなく

思考順路をこのブログで示している。

使うかどうか、その判断は個々それぞれでよいのだ。

 

 

温故知新 古代食

http://ameblo.jp/muu8/entry-10256854064.html

海藻と海草の違い 海の底にも草は生える

http://ameblo.jp/muu8/entry-10282737678.html

生命エネルギー論 食べる理由

http://ameblo.jp/muu8/entry-12037697556.html

 

野人の詩 海は生きている

http://ameblo.jp/muu8/entry-10281568673.html

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