言葉の真意 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

言葉の真意は本人しかわからない

日常のさり気ない会話も

難しい理論も同じ

心を伝えようとすればなおさらだ

 

便利なようで不便な言葉

一つの言葉でも難しく

組み合わせればさらに難しい

 

受信機も発信機も人それぞれ

無数の解釈や理解が摩擦の原因にもなる

 

言語を持たない動物達は

同じように聞こえる鳴き声に情報を込め

互いの意思の疎通をはかっているが

人間ほど細部の意思疎通が出来ない

しかし失敗する行動はあっても意思の疎通を間違えることはない

 

植物もまた意識があり意思を持っている

与えられた地で 懸命に淡々と生き

意思の疎通も行動も 間違えることがない

脳機能を持たない植物は

時間の流れが動物よりもはるかに緩やかだからだ

 

動物も植物も 何故・・ 

生まれながらにして それが出来るのか

哺乳類だけでなく 蛍や蝉や アリさえも

長寿の樹木だけでなく 道端の小さな草さえも

 

人は何故それが出来ないのか

 

本能よりも言葉を選んだからだ

 

食欲 性欲 本能を捨てたわけではない

判断は社会に託した

知識 常識を学び 判断さえも学んだ

 

そして人間独特の欲が生まれた

我欲 物欲 名誉欲 競争社会による頂上志向

多くの人間はそこを目指すようになってしまった

 

現状はその産物と言える

大地も海も悲惨だが そこに暮らす生き物も悲惨

それらの欲が人の心を歪め

地球を破壊し尽くし 多くの生き物を苦しめた

 

人間社会の仕組みは誰も崩すことが出来ない

間違った知識常識は崩せるが 仕組みは簡単に崩せない

その仕組み 秩序 規律なくして大勢の人間は暮らせないからだ

 

善悪併せ持つのが人の心

神々もまた同じ

どのような仕組みであろうがそれを司るのは人の心

 

理論で人の心を動かすことは出来ない

間違いを修正 本来の形に戻せば影響は与えるだろうが

心そのものを変えることは出来ない

 

人の心を大きく動かし世の流れを変えることが出来るものはたった一つしかなく それに世界中の誰もが気付いていない

言葉は似たようなものでも内容が全く異なる

 

心を変えることは出来ないが入り口を示すことは出来る

人から教わることでもなく 人間自ら気付かなければならないこと

道は長いが 世代を超えてやるしかないな

 

 

 

 

 

 

 

 

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