毒性から見た海陸動植物の意図・・
何とも変わった視点で、お野人くらいしかこんなことは考えないだろう。
野人物理学ではありとあらゆる視点、人間の学問の盲点とも言える視点を切り口にそれを幾つも集め答を出している。
GPS電波のように複数集まるほど正確な位置がわかる。
「毒は何故効くのか」
講習会でよく使う言葉だが、言葉で覚えれば「毒だから効く」で納得、それ以上思考が進むことはない。
しかし毒が作用する仕組みが理解出来なければ毒に対する対策は不可能。
毒が強ければ病院に行くしかないが、医学でもわからなないからハチやムカデやフグの毒を消せない。
蛇毒でもって蛇毒を制す血清療法は危険なリスクを伴い最終手段だ。使う場合は誓約書が必要。
しかも噛まれた相手が定かでなければ役に立たない。
世界では毎年250万人が蛇毒の被害を受け、10万人が命を落としている。
水銀やヒ素などの鉱物元素が生体に害をもたらすのは丸覚えで構わないが、動植物の生物毒が何故害をなすのか、元は無毒の「空気と水」なのだ。
フグ毒のテトロドトキシンは炭素と水素と窒素と酸素、他も同じような元素の配列から成る。
それを妨害電波のバブル毒として、野人は成分ではなく電気エネルギーで毒を中和する解毒スプレーを作った。
毒処理において残された仕事は、食べた毒草の毒や、フグや蛇など体内に深く侵入した動物毒を毒の種類に関わらず一瞬で消し去ること。
生物毒は根っからの毒ではなくまやかしの毒だからそう難しい事でもない。
出来たら世界中で大勢の人達が死なずに済むだろう。
動植物の毒の目的は大きく2つあり、狩猟目的と身を守る目的だ。
生命は海で誕生して陸に進出、植物も動物もご出身は海。
海の海藻と魚貝類には自体に毒を持つ種はいない。
狩りや護身の武器として毒針などは持つが、食べて毒を持つ種はいないのだ。
食べたらお陀仏のフグ毒、ヒラアジなどのシガテラ毒、カニ毒などは自力武装ではなく食べ物により体内で生成、偶然生まれる。
養殖のトラフグの肝には毒がないのはそれが理由だ。
海藻の大半はアクがあるがアクを抜けば食べられ、旨いかそうでないかだ。
磯の海藻・貝類はすべて食べられるしカニの大半は熱を通せば食べられる。
幼少から大学まで海と山で狩りを続けたお野人の仕事は、ダイバー、瀬渡し船長、磯釣り、船釣りガイド、磯の生き物ガイド、さらに山菜・木の実・植物ガイド。
60年間、誰も食べない動植物を食べ尽くし、カジキ、マグロ、タコ、海老から鳥類や猪まで狩れない種も解体調理出来ない種もない。
誰よりも刺され、噛まれ、毒に当たり下痢をした。
山菜ガイドをする以上、毒草も大半は味見した。
海山川の食材・・いや、食材の総合知識と毒の知識はギネス級だろう。
彼らの毒にやられ続けたからわかることもある。
海から陸に進出した生物は毒の使い方に大きな違いがあり、そこに彼らの明確な意図がある。
動物においては狩りや護身に毒を使う方法に変わりはなく、食べて毒になる種は微々たるもの、しかも肉ではなく毒イモリのように外皮や粘膜に毒を含む。
海藻から進化した植物は多くの種が毒を持つようになった。
海陸、どちらもアクを持ち、動物に消化出来ないようになっていることは変わりないが、植物と違って海藻には毒がない。
これをどのように考えれば良いのか。
続く・・・ 次回 植物族の意図が明確に
トリカブト 毒物に囲まれた暮らし
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シネコカルチャー 野山の植物実習
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