天然うなぎは鰻好きの憧れの的。
何処でも気軽に食べられるものではなく高価なイメージがある。
お野人は小学生の頃、川、池、海で自作の七つ道具を背負って天然うなぎ獲りに明け暮れていた。
一攫千金、一網打尽が好きなお野人ジュニア・・
既に船を漕いで穴子は一度に20匹くらい獲っていたが、タコやうなぎは2~3匹。
一発五匹は ごくたまにしかなかった。
中学一年になると夜の海にも一人で潜り、川にも池にも潜って突いて食べまくった。
大学に入り店で初めてうな丼を食べた時は・・
「こりゃ 一体何の味だ?」と思ったが、それなりに美味しいので大人になった今でもよく食べている。
数日前にヤマハ時代の重役から電話があり、たまたま天然うなぎの話になった。
78歳ながらエクシブ浜名湖で、顧問か何かはわからないが現役で働いている。
数年前にも泊まりにおいでと勧誘があった。
浜名湖はうなぎの本場だが、天然うなぎは貴重で1人前5千円は軽く超えると言う。
ばかばかしくなるくらい「大名の食卓」だな。
四万十川産も有名だが、天然うなぎなどは何処の川にも、ちっこい小川でもいるし何処でも似たようなもの。
肉も魚も肉質と味は食べ物で決まり、食性に合わない食べ物を与えれば異質になり、果物野菜も異物を与えれば異質になる。
必ずしも天然うなぎが旨いとは限らない。
日本一の清流にもなったことがある宮川河口のうなぎは色の黒い海うなぎと違って背は茶緑っぽく腹は黄色い。
うなぎの語源は、胸が黄色い・・
つまり胸黄(むなぎ)・・から来た。 養殖は白い
河口には産卵でマリアナ海溝に向かう為に下りて来た大型が多い。
天然は普通サイズの小型中型も旨いが、1キロ近い肉厚の大型はもっと旨い。
マリンビレッジでは宮川河口の貴重な天然うなぎを扱っている。
うなぎ筒漁、夜の引っかけ漁と、2人の川漁師が獲って来るうなぎをサイズを問わずすべて買い取っている。
予約すればレストガーデンでも食べられるが、通販もやっている。
三枚におろして1匹生のまま真空パック冷凍。
サイズが揃わないので一匹量り売りだが価格は市販の養殖ものと大差なく、全国でも最も安い販売店に入る。
5年ほど前に3割高程度にしていたが、養殖価格が上がってもそのままにしていたから差が無くなってしまった。
レストガーデンで食べれば市販の「上うな丼」が2千円ちょっとだろう。
頭なしで百gあたり¥1300くらいか・・?
よく知らんが。
七輪買って本格的に蒲焼きにしている常連読者もいるが、フライパンで焼いて市販のタレで上等だな。
うなぎまとめ買い常連の梅母娘はそれで十分満足、最近は炭火も検討中らしい。
味の評価は・・ 言うまでもない。
養殖では泥臭い白焼きも天然は臭くない。
下手に焼いてもこれだから、いくが焼けばもっと旨い。
串打ちなど面倒なことはせず、そのまま炭火焼で十分。
お野人はどんなうなぎも好きだが、上流の鮎でもなく養殖のミンチでもなく、綺麗な汽水河口で豊富な海老とカニを食い溜めして太ったうなぎが一番旨いと思う。
中流や上流にも海老とカニはいるが河口はむー塩味。
天然うなぎは焼くと縮むが、養殖うなぎはまったく縮まん。 天然は1年エサやらんでも目方は変わらないが、養殖はエサやらんと痩せる。
天然で平均6年かかるサイズに養殖は1年未満で育てる。
池で育つ養殖ウナギに夏バテ防止も健康も求めないが、深海と山を行き来する天然うなぎはエネルギー抜群
この世の見納めに・・と言うほど高いものでもないし、気軽に食べて見なさいね。
この味にハマっても知らんぞ・・
賄いにするとスタッフは狂喜乱舞するくらいだから。
ビレッジ最大の御馳走であることは間違いない。
早い者勝ちで売り切れ御免 あと予約するしかない
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