連作障害は人間障害

自然界に連作障害などあるはずがない。

農法の間違いが生み出した人間障害だ。

５日前の「巨大なシマラッキョ８年物」の記事でそう述べたが、連作障害が何故人間障害なのか。

連作障害とは連作により生育障害、病気が発生、栽培が困難になることであり、何故それが起きるのか。

毎年同じ場所で同じ作物を同じ大きさに育てようとするのは自然界の無理だからだ。

栽培に多様性がある家庭菜園ではあまり出ないが、農業においては常識となり、転作や土壌改良などで防ごうとしている。

市場の要求に応えようとすれば連作障害は避けられず、消費者の価値観、市場の要求が変われば避けられる。

連作障害は人間障害、つまり消費者の要望と生産者の苦悩が生み出したもの。

自然界の無理から生じたものだが、根幹の理由は自然界の仕組みが明確にされていないからだ。

生物学植物学、生態学農学という学問分野はあっても表土や動植物の物理的な仕組みを解明する学問はない。

植物は誰にも作れるものではないが、人間は作らざるを得ず作ろうとした。

それが現農業の形であり、短期・量産を目指せば耕起と肥料は不可欠。

どうすれば障害が防げるのか、研究は今も続けられ新たな対策を模索している

連作障害の理由、連作の無理に気づいている関係者も多い。　しかし永遠に答えが出ることはないだろう。

地球の仕組みに逆らって勝てるはずもない。

自然に対する理解、意識が変わらない限り現状も変わらない。

どのような仕組みで、植物は人類誕生前から誰の助けも借りず繁栄を続けて来たのか、水と糧と住処をもたらし多くの命を支えて来たのか。

人類もその恩恵を受けてここまで進化を続けた。

知の傲慢さと欲を捨て、敬意をもって彼らから学んだほうがよい。

巨大なシマラッキョ　８年物

原因と対策

連作のほうが野菜は育つ

海から生まれた野人農法　２

　愛犬ポチ

野人エッセイす