諏訪之瀬島 活火山 たまに空に巨石が飛んでいる
野人と・・ 同僚たち
トカラ列島の中之島に協生農園を作ることにした。
九州から台湾までの間に位置する南西諸島、その中の屋久島から奄美大島の間に点在する火山の島々が吐噶喇列島だ。安全に避難停泊出来る港は昔も今も中之島にしかない。
ヤマハの海洋特務員だった野人はこの地に住み、東シナ海の島々を4年半船で走り回った。
その話はテーマ最下段「連載東シナ海流」に。
トカラ列島は十島村、10の有人無人島から成り、それぞれの島に数十人から二百人近い住人がいる。
村の中心は中之島で住人は当時も今も二百人足らず。
野人は24歳から1年間、中之島の隣の諏訪之瀬島に駐在して海洋調査、潜水業務に従事した。
隣と言っても船で1時間かかる。
さらに硫黄島、屋久島、八重山諸島へ赴任した。
ヤマハ私設飛行場の事務所に寝泊まり、村長選挙時にはセスナ機で行かされたが、住民が数百人しかいないのだから貴重な1票。
中之島にはヤマハ総帥川上源一の意向で農園があり、現地スタッフがいた。
諏訪瀬島にも農園担当の現地スタッフがいて、今は民宿と放牧を営んでいる。
画像で野人の隣が中之島、右端が諏訪之瀬島の同僚。
数年前に鹿児島でのトカラ会で37年ぶりに再会、トカラ全域に協生農園を広める話をしたが、それきりになっていた。
先日、二人に電話して、開始する主旨を話した。
中之島の同僚は野人からの連絡を待っていた。
島が存続する道はそれしかないと感じていたからだ。
鹿児島は農業県であり、さらに離れたトカラ列島は国内における最高僻地5級。船は数日に一度しか来ない。
これ以上不便な地はないと言うことであり、一般産業どころか漁業、農業においても輸送コストと時間がかかり過ぎ、業としては全く成り立たない。
三重に協生農法モデル地域を作っているが、北部の新潟、南部の重要拠点となる沖縄本島、それにトカラ列島と、同時に進行させるつもりだ。
トカラはアフリカ・サハラのブルキナファソに匹敵する日本で最も過酷な地であり、この地を活性出来ずして農法とは言えない。
もっと早くやりたかったが、時間と資金不足で動けなかった。
原人一行数名が海洋調査離島視察しながら沖縄からヨットで北上中だが、台風の為に避難。
停泊場所の他、特に中之島の農園候補地を案内するようにお願いした。
航行中の情報はまむし頭が連絡を取り合っている。
船舶回航業の社長だったまむし頭は、数年前まで何度かこの海域を航行、寄港して島の情報にも詳しい。沖縄の孤島、南大東島にも船を回航している。
最も大きい中之島には山に挟まれた広大な盆地があり、日本とは思えないほどでまむし頭のお気に入りだ。
若者は中学を出たら鹿児島へ、彼らを島に引き戻す為の大事業・・
農産物はすべて野人が引き受けるが、豊富な魚介類も引き受けるつもりだ。
輸送コストがかかり過ぎて市場に歯が立たないのなら、コストがかからず歯が立つようにすればよい。
勝算は十分にあり、なければやれない。
方法は、海山、一次産業、二次産業の境界を取り除き、野人エッセンスで立体的に産業を再構築する。
そうすれば最も海が綺麗なこの地は願ったり叶ったりの地であり、最高僻地がバラ色の「最高適地」に変わる。 黒潮近海ではなく、黒潮本流
が蛇行に左右されず周年島々のど真ん中を横切っているのだ。
この特異な立地条件を最大限に活かせばよい。
まあ、意味不明だろうがそのうちにわかる。
希望がなければ人は生きて行けない。
最高僻地の島々が潤えば日本が抱える農業、漁業、過疎化問題も解決に向かい、人口が都市に集中することもなくなるだろう。
皆様から預かった再生基金、有効に使わせていただきます。
調査は常に単独潜水 冬以外はグンゼのパンツ1枚・・ 40mまで
装備は機器に頼らず タンク レギュレター 水深計 武器のみ
身軽でなければこの海では激流やサメに対抗出来ず生き残れない
流れの速い黒潮本流は巨大鮫の宝庫だ
ヤマハ私設飛行場 後ろ 野人宿舎
硫黄島
トカラ会 野人一人遅刻
https://ameblo.jp/muu8/entry-11880133213.html
上の2人 中之島と諏訪之瀬島
東シナ海流5 火を噴く島
https://ameblo.jp/muu8/entry-10093560617.html
東シナ海流7 用心棒稼業
https://ameblo.jp/muu8/entry-10094110965.html
南西諸島における事業の概要
https://ameblo.jp/muu8/entry-12145238054.html