広大な焼き畑牧草地 見渡す限り続く・・
木は黒焦げ・・
橋村さんの放牧地
赤毛和牛 草がなく 干し草ロールを食べる
大地は痩せ細り 殺伐としている
郷土料理店で昼食
自治体の方々も事務所へ集まる
対策会議
未来への道を説くお野人と原人
終わり・・
昨夜5人で伊勢を出発、早朝熊本に到着、熊本空港で東京から来た原人と合流した。
空港まで迎えに来て阿蘇の牧草地帯を案内してくれたのは、以前伊勢まで依頼に来た橋村さん。
2台の車で走ること1時間半、30頭の牛の放牧地に到着した。
阿蘇山を取り巻く外輪山の大半は牧草地で、その広さは2万2千ヘクタール、想像もつかない広さだ。
千年の歴史を持つ焼き畑で牧草地は維持されて来たが、今ではその大半は使われていない。
放置すれば森林になり牧草地としては使えないので毎年焼き畑だけは行われているがそれも困難になった。
山の姿は悲惨で、生き残る木は火に強いクヌギばかり、表土を焼かれ続けて生態系が築けず、鳥の声も聞こえず虫たちも少ない。
西部劇に出るような壮大な景観だが、コンドルどころか生命の気配を感じないのだ。
これを原人は日本のサハラ砂漠と称し、まむし頭も嘆いていた。
人間の都合で、長い間毎年のように表土を焼き尽くし、牛のエサとなる草を作り続けた。
生態系を失えば完全な草は育たず、肥料は必需品になった。
この現状を見かねて本来畜産農家でもない橋村さんは伊勢まで野人を訪ねて来た。
協生農法を入れることで解決策が見いだせるのではないかと。
やれることは間違いないが、現状の仕組みの壁は厚い。
自治体関係者などが集まり野人流対策会議。
その席で野人は活路を見出し、必ずやれると確信を持った。
関係者も、よくわからないなりにも少しは希望が見いだせたのではなかろうか。
橋村さんはその気になり、再び野人を呼ぶ気になっている。
人を説得、納得させるにはやって見せ、結果を出すことが重要。
その広さはこの地では微々たるものだが、数ヘクタールの実験農園を作ることにした。
皆さんも協力して見守ってくれるだろう。
豊かな森を築き生き物を集め表土と生態系を復元、人も牛も共に暮らせる環境作り。
守って来た草原も大切だが森も大切、草原と森を上手く共存させればよい。。
周年森で完全放牧、エサをやる必要もなく、生長も十分なら畜産業は成り立つ。
エネルギー論を駆使すれば餌の量も半減するはず。
世界の飼育法の食性そのものに無理がある。
人間同様、牛に穀物食も完全草食も理に合わない。
1ヘクタール当たり牛1頭という常識も、2~3頭になって崩れる去るかもしれないな。
エサは人間ではなく生態系が生み出すものだ。
野人の頭の中での復元戦略は既に出来上がっている。
雨の協生農法講習会
https://ameblo.jp/muu8/entry-12319799001.html
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