赤色 梅娘農園
上り路
中腹
上から見ると・・
実験協生農園にする為に開墾した棚田は隣接する上段の1枚を入れて11枚。
何度か足を運び現場で頭を捻るのだが、考えることが多過ぎて前に進まない。
机上の理論、人間の都合ではなく、地の利に合わせて生態系を築かなければならない。
半反の密生生産量実験も含めて多くの実験があるが、そうかと言って実験の為の実験農園でもない。
大切なことは、「何の為に創るのか」であり、作りたいから作るのではない。
表土を復元、生態系が出来れば生き物達は喜ぶが、最後の人間の目的は何か。
協生農法は地球の表土復元により飢餓と貧困からの脱却、海山環境の復元、荒廃農地の再生により過疎化を防ぐだけでなく集落復元の為に生まれた。
農学とは農業学、農法とは農業法であり、業とは生計をたてる為の業であり、環境の保全も含まれている。
農学者の責任は重要であり、活動の基盤である生計が成り立たなければ農学とは言えない。
「こうすれば農産物が出来る」ではなく「こうすれば農業が成り立ち環境保全も出来る」
ここまでが農学の責任範囲であり、作る方法だけなら栽培・養殖・製造学だ。
人間が破壊した表土、生態系、環境は人間の手で修復すべきであり、その為には農業従事者を増やすことが重要。
農業の流れは衰退に向かっているが、この流れを逆流させるには、「やれるという確信」と、早く業として成り立つ「道」が必要。
家族の暮らしがある以上、野人のような低賃金が続くようではそれも不可能。
「やれるという確信」は、労力がかからず生産量が年々増え、すべて完売出来ることがわかればそれで十分。
問題は早く軌道に乗る「道」をどうやって作るかだ。
むー農園も、原人の大磯農園も、流美農園も最悪の条件で表土構造構築まで時間がかかり、麦わらどんぐり農園も奮戦中だ。
特に果樹の生長は遅く、種は蒔けばすぐに育つが果樹は実を付けるまで数年かかる。
協生農園の生態系と生産量は果樹に左右され、果樹が最も重要な役目を担う。
生長期間の「時間の溝」が縮まるのを待つのも、石橋を叩いて渡るのも野人の性に合わない。
「急がば跨げ」「跨げなければ回れ」・・
跨げる事は跨げばよい
その股毛の・・いや、跨ぐ方法とは・・
続く・・
遊休農地・山林の再生に向けて
https://ameblo.jp/muu8/entry-12266842834.html
土を作らず農産物を作らず
https://ameblo.jp/muu8/entry-12328130562.html