この一カ月、協生農法の実験用地探しに追われている。
自治体にも面会して文書で協力を依頼、伊勢近辺の遊休農地探しを始めたが、荒れた農地は幾らでもあるのだが幾つかある条件を満たす農地が見つからない。
農地は1カ所3反以上、計1ヘクタールまで。
果樹を植え、草を生やすことが可能。
北風に弱い柑橘系を含む混生果樹園に風を遮る山は不可欠で南向き。
有機栽培をしていた農地は健全な表土の復元が困難。
化学肥料を使用していた農地は可。
水質実験をする為に井戸を掘ることが可能。
地下水調査ゆえに前作に農薬を使っていれば不可。
地下水が周囲の農地からの肥料農薬の影響を受けない。
10年以上継続賃借が可能。
管理道路、視察を受け入れる駐車場なども必要。
こりゃあ難題だな・・
田畑は細かく分割され、一帯をまとめて所有している人は少ない。
全ての条件を満たすには、何年も放置され荒れ果てた谷をそのまま使うのが理想。
5反以上、1ヘクタール近い荒れた谷は幾つかあったが、道路、交通便などの条件を満たさず、所有者も分かれている。
今の野人の足では草ぼうぼうの奥地までは入っては行けないが、周囲の植生や方位などから入らずとも見ればわかる。
車で25分の鳥羽にお気に入りの農地があり、月内には自宅を訪問して説明する予定だ。
このモデルが出来れば、全国各地、海外からも視察団が訪れ、十分な生産・収益実績を残せば農家の農業に対する考え方も少しは変わる。
機械、肥料、農薬、種苗などの経費労力を使わず、誰にでも簡単に楽しくやれるのだから。
晩年に腰が曲がることもない。
協生農法はそもそも、農業を業として成り立たせ、世界から餓死と貧困を無くす為に考案した。
その為にまず、国内の過疎化を無くすことが先決と考えていたのだが、農家には理解されなかった。
だからこそ真っ先に、便利な農地より廃れた山の谷を奥まで全面再生して見せるのが効果的。
谷どころか、いずれは周囲の杉檜山までも協生果樹園に変えるつもりだ。
山が深ければ、獣害とされている猪や鹿までも協生出来るクラシックマウンテンに変えて見せよう。
林業だけでなく畜産の在り方をも変えなければ目的は果たせない。
小規模農業は業として成り立たず、後継者もなく、便利な国道沿いの農地も荒れ果てている。
それはそれで、多くの人が目に付くモデル農園になりやすいだろう。
基本的な道理さえ理解出来ればそもそもモデルなど見る必要はなく、理解出来なければ見てもわからない。
アフリカは参考農園を見ずともやり遂げたし、夢中になって農業をやる子供達も増えるだろう。
テーマ・農村活性「開け村」・・
野人が先陣切って最もやらなければならないことで、この為に協生理論、農法を作りブログを書き続けて来た。
見て、聞いて学ぶと言うこれまでの学び方を変えなければ単純な理論も理解出来ない。 現実の出来事、自然界の出来事はすべて単純な物理なのだから。
野人流学問のススメも50編超えた。 参考に・・
視点を変えれば巨大な山も動き、谷も復元する。
誰もが住みたくなるような理想郷に変える。
長年の構想、「植物活用資料館」も「食材開発室」も完成させ、世界中に作る。 未来の為に・・
その為には150歳まで体を持たせないとな。
死ぬまで狩りをして生きるのが動物なら、生きて使命をまっとうするのが人間。にもない。
人生半ばの75歳まで・・まだ十分時間がある。
この体力、体調なら百歳超えてもまだ潜水漁は出来るだろうから山奥へも行ける。
これからが正念場だな。
多くの農業関係者が協力してくれることを望んでいる。
視点を変えれば山も動く「開け村」
http://ameblo.jp/muu8/entry-10090819487.html
植物活用資料館とクラシックパーク
http://ameblo.jp/muu8/theme-10006876046.html
解決にならない猪と鹿の駆除3
http://ameblo.jp/muu8/entry-12083130152.html