終日冷たい雨が続き、マリンビレッジ調理場は冷蔵庫のように冷え切った。
今日仕込んだのは猪カレー25リットルと猪ふき味噌1,5キロだ。
絵本男が朝から準備、カレーが仕上がる昼過ぎにお野人出勤、楽でいいな。
チェックすると・・
上から底まで猪肉だらけではないか・・
何処で分量間違えたか知らんが、まあよい、これで文句言う客もいない。
お野人の指示・・間違っていたかも。
肉野菜の臭み抜きや下ごしらえして煮込み、カレーを合わせるのは1日作業になるが、猪骨髄スープ、薬膳スープ作りまで入れると調理時間は計り知れない。
冷えた足のつま先まで一気に温かい血液が流れ、冷え性、低血圧が一気に吹き飛ぶ薬膳パワーカレー・・
食べ過ぎ注意の危険物であり、脳ミソまで吹っ飛ぶ。
そこまでは行かないが、野人が作る猪味噌もパワーフードだ。
猪ふき味噌、猪うど味噌を作っているが、今は季節柄猪ふき味噌しか出来ない。
料理にはシマラッキョ用として出しているが、人気絶頂で枯渇、もっとたくさん作っておけばよかったな。
作り方は簡単でフキさえ採って来れば1時間程度で出来る。
1キロの味噌に猪ラード100g、猪バラ肉200g、フキやウドの量は適当だが、多いほうが香りが出て美味しい。
しかし、猪ラードや上質の猪バラ肉はそう簡単に手に入るものではないな。
すぐに溶けるのが猪の内臓脂肪ラードであり、皮下に付いた脂は豚肉と違って簡単に溶けない。
豚と猪は同類で交配も出来る。
肉質は同じはずだが、食べ物によって肉も脂肪も全く異なり、豚は人間の飼料の味であり、猪が本来の味だ。
市販野菜も肥料の味であり山菜が植物本来の味だな。
刻んで溶かした猪脂に刻んだバラ肉を入れてこんがり焼き、刻んだフキ葉を入れてさっと炒める。
炒めすぎると香りは飛ぶ。
味噌は何でもよいが甘口の白味噌のほうが作りやすい。
前もって砂糖、味醂で甘さを調整、練りやすい程度に酒を加えておく。
フキに火が通ったらこの柔らか味噌を加えて加熱しながら練って出来上がり。
小分けパックして冷凍庫で保存する。
この肉みそ・・温かいご飯の中に埋め込み、むー塩おにぎりにして食べるとたまらん旨さ
普段ご飯をあまり食べないお野人もパクパク食べてしまう。
野草入り猪の脂味噌・・と思えばよく、パワーが増すのも当然。豚と野菜、猪と山菜でこれほどの差が出る。
低血圧が瞬時に吹き飛びパワーが増すおにぎりなど何処にも売っていない。
野草も入って体の制御エネルギーもありバランスがとれている。
そう考えれば・・世界最強のおにぎりかもしれんな。
猪味噌小さじ一杯で、1日食わずとも大丈夫なはず。
きな粉で丸めて携帯すれば忍者の兵糧丸・・
ご飯は余計と言えば余計なのだが、ご飯粒がないとホントにつまらん。
消化による体力消耗を防ぐには、ゆで卵か、ちくわにつけて食べるかな。
猪ふき味噌
薬膳猪のパワーカレー 猪肉だらけ
猪ふき味噌 猪うど味噌
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忘れ去られた境界線