忘れ去られた境界線 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

開墾地の左奥の谷へ・・

               梅娘 梅母 桃母 クラッカー  三段 棚田一族・・

さあ 境界線の杭持って 出発

梅娘農園

横を流れる小さな渓流

その奥へ・・

道はない

緩い斜面を約100m進むと・・

木々に囲まれた盆地

パワ~~すぽっとドキドキ

猪や・・サイが突進して来そうだな

 

 

農地、山林の境界線を確かめに地主さん達と共に谷へ入った。 大昔は山間奥の棚田だったが、植林され、境界線の見分けが付かないほど放置されている。

 

道も境界も消え去り記憶もうつろ、20年ここに入ったことがないという地主さんもいて、持ち主不明の荒れ地もあった。

よく見るとすべて田の跡地で、谷の奥深くまで小さな棚田が続いていたが、杉や檜に埋もれていた。

この地に田を作るのには相当な苦労があったと思われるが、今は見る影もない。

 

場所は昨年11月に開墾した協生実験農園の谷の隣梅娘農園の奥地で、綺麗な渓流が脇を流れている。

12月初旬に原人、梅娘、スタッフと共に進入、杉檜の高木に周囲を完全に囲まれた「異界のようなパワースポット」を発見した。

 

梅娘農園からゆるやかな植林の斜面をおよそ100m、ここへ来る方法は他になく、半周を綺麗な水が流れている。 枯れかけた梅の古木や大きな藤のつるはあるが、まるで盆地の小さな草原。

 

全員お気に入りのこの場所を借りることにしたが、農園にするのはもったいない。

途中の杉檜林も含め、ここを訪れた皆さんが遊べるゾーンに再生したいと考えている。

周囲の杉や檜も少し刈らせてもらいもう少し陽当たりを広げ、植える木もこの場に合った風情のあるものに。

 

さらに綺麗な水が流れるこの奥の山も、周囲の山の整備もいずれ手掛けたい。 隣接する実験協生農園の周囲の山も同じことを考えている。

協生農園に繋がる山の再生モデルとしてはうってつけなのだ。

 

人間の境界線は忘れ去られてしまったが、元々山に境界線はなく生き物達のものだった。

人間を含めて多くの生き物達が暮らせる森に戻したい。

 

人の都合で密に植えられた杉や檜もまた同じ仲間、彼らもまたこの環境では不憫、すべて排除する気はない。

 

大地を、野山を、人間だけのものとは考えないのが協生農法だ。 生産量は低くとも、多くの人が楽しめ、参考になるならそれもまた事業。

感動、安らぎ、癒し・・これらも無形の協生産物。

 

アフリカのサバンナで象やキリンなど動物の楽園を作ってあげるのも協生農法、ただし産物の大半は彼らのものだな、元々彼らのものだったのだから。

 

実験協生農園 今月27日 再び開墾残務と整備予定


8人の茶むらい

https://ameblo.jp/muu8/entry-12334816790.html

梅娘農園の奥 道なきヒノキの谷を進むと・・ ポッカリ空洞が・・

 

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