スダジイの実と 実を包む殻斗
スダジイの木
葉先が・・キューティクル 葉裏は薄茶の皮質
野人エッセイすの中で最も読まれた記事は「シイの実の簡単な見分け方」だ。
ブログを開始した2008年の秋に書いたものだが、毎年この時期になると過去記事の読者が急激に増える。
お野人記事のロングセラーだな。
10月8日から1か月のアクセス数は18万件。
この1か月のワード検索で最も読まれた記事は「しいの実」の簡単な見分け方で、相変わらず毎年トップの4千件以上。
次が、刺身を生臭くなく食べる方法で2千件と続く。
食欲の秋・・食べ物の情報不足と言うことだろう。
「シイの実 見分け方」でヤフー検索しても「シイの実」で検索しても野人記事はトップページに出て来る。
一通り目を通したが、わかりやすい記事はなかった。
お野人記事が一番まともに見えるが、それでも不十分。
要望に応えてさらにわかりやすく、役に立つ記事にした。
椎の実には2種類あり、スダジイが最も利用されるが、その3分の1程度の大きさで大豆大のサイズのツブラジイも食べられる。
巨大サイズで食べられる「マテバシイ」もあるが、シイの仲間ではなくマテバシイ属で、日本のシイ属はこの2種しかない。
マテバシイの名の由来は、細長くマテ貝に似ているとか、待てばシイになれるとか・・まあ適当だが、非常時の食料としては貴重だ。
この俗称ナッツ、ドングリと呼ばれる実と樹木の種類は膨大で紹介し切れない。
生で食べられる実はクリ、クルミ、ブナ、シイ、さらにマテバシイなどがあるが、他もアク抜きすれば食べられないことはない。 備長炭の材料「ウバメガシ」の実も同じだ。
普通に食べられないこれらの仲間の実の総称が「ドングリ」であり、子供達に親しまれている。
シイの見分け方は簡単で、図鑑でお勉強しなくとも大丈夫
特徴は葉の形、葉の裏の色、それにシイの実を包む「殻斗」(カクト)だ。
殻斗とはドングリが乗っかる茶碗のようなもので、逆さまにすれば奈良の大仏様の頭に見えるアレ・・だ。
多くのドングリは普通の丸い茶碗型で、クヌギやカシワは実も大きくモジャモジャ茶碗アタマ・・
シイの殻斗は特徴があり、チューリップに似てとても茶碗や大仏様の頭には見えない。
シイの葉は葉先が細くなって独特のカーブを描いている。
葉の裏は茶色を帯びた皮質で、どちらも特徴があり簡単に見分けられる。
幹はスダジイが縦縞模様のガサガサ、ツブラジイが灰色無地と覚えればよい。
最も簡単な見分け方は、11月に入ってから落ちた実を調べるのが一番。
実があれば茶碗もあるから見ればわかる。
実が縦長ならスダジイ、ちっこい丸形ならツブラジイ。
あとは葉先と幹でシイであることを再確認すればよい。
しいの木は昔から飢饉の非常食であり、神社仏閣によく植えられていた。
葉が落ちない常緑樹であり、野山を改造した公園などにも残されている。
母子で拾いやすいのも神社や公園、神宮の駐車場にもどっさり・・
ちっこくて食べるのは面倒だが、野生のサプリメント、秋の恵みとしてカジってみなさいね。
子供の頃から生でかじって皮を吐き出していたが、食べ過ぎると・・フン詰まりになるな。
調理の仕方はネットで調べるとよい。
「シイの実」の簡単な見分け方
https://ameblo.jp/muu8/entry-10155889119.html
多かった椎の実のアクセス
https://ameblo.jp/muu8/entry-10402188325.html
アメブロ公式ジャンル「レストラン飲食関係」ランキング
総合1位 記事1位
https://blogger.ameba.jp/genres/t_restaurant