左上のブリより白い・・
超美味のハガツオが手に入ったので、刺身とたたきをブイヤベースのコースに添えた。
ハガツオというカツオには馴染みがないだろうが、カツオをはるかに凌ぐ旨さで、昔はその口が尖った形から「キツネガツオ」と呼ばれていた。
全長1m近くになり、歯が鋭いので「歯鰹」と書く。
赤身のカツオに対して色は薄く、白身のサワラに近い。
味もカツオというよりサワラに近いが、マグロもカツオもサワラも同じサバ科の魚、不思議でもない。
サバやサワラ同様に鮮度が落ちるのが早い。
刺身、たたきなど魚の中でも最上級の味。
魚類市場図鑑でも、物知り度は「知っていたら達人級」の四つ星、味の評価は「究極の美味
」の五つ星として称賛されている。
旬は秋から冬で、これから脂が乗って益々旨くなる。
主な産地は三重や高知、刺身で食べるには鮮度が重要で、産地以外ではなかなか食べられない。
このハガツオの素晴らしさは味だけでなく価格の安さだ。
ネームバリュー、ブランドに弱い日本人のおかげで非常に助かっている。
時期によってカツオより旨いソマガツオ、知名度の低いコショウダイなど、野人やまむし頭が見つけたら・・即「買い」だな。
まむし頭が仕入れて来たのだが、本ガツオを勧められても迷わず半額のハガツオを選んだ。
今日のお客様は今野さん御一行11名で、栃木から車で神宮参拝にやって来た。
メイン料理は2日がかりで仕上げたブイヤベース、それにハガツオと天然ぶりの刺身、磯魚のなます、牡蠣フライ、山菜天ぷら、シマラッキョと猪フキ味噌、ボラの冷燻製と農園サラダ、デザートはフェイジョア、サルナシ、シマサルナシ、アキグミ。
猪焼肉は出さなかったが、今日もまた低血圧一丁上がりで正常に戻った。
魚介スープのブイヤベースが原因だが、普通はブイヤベース食べて一瞬で低血圧・低体温が正常に戻ることはない。
お野人の傑作、このパワフルな薬膳ブイヤベースは時間だけでなく非常に手間もかけた。
ベースは超濃厚なスズキと牡蠣だが、魚はブイヤベースの定番、ホウボウとマゴチとスズキを使い、海老、ムール貝、アサリ、イカ、マッシュルーム・・それに白ワインにマタタビ酒。
他に猪の骨髄、数10種の薬草、山柿、アキグミ、クチナシ、ヤマモモ酒なども入っている。
人間の体と脳に最も必要な野生肉と野生果肉。
そのバランス抜群の制御エネルギーが乱れた体調を瞬時に整える。
食べている最中に、冷たい足の先まで血が巡るのがわかる。
食べたければマリンビレッジにいらっしゃいね。
完成した研修棟では今野さんが餅まき。
本来は今野さんの小屋であり、休憩、更衣室の他、真冬の講習会などにも使う。
アイタ~ 餅が頭に当たる 何で真上にまくのか理解出来ん
ソマガツオの生節サラダ
https://ameblo.jp/muu8/entry-10264131112.html
ソマガツオとメカジキの刺身
https://ameblo.jp/muu8/entry-12219552348.html
ビレッジで300キロの巨大カジキが釣れる
http://ameblo.jp/muu8/entry-10128247908.html
アメブロ公式ジャンル「レストラン飲食関係」ランキング 10日連続1位
https://blogger.ameba.jp/genres/t_restaurant