ソマガツオとメカジキの刺身

薬膳ブイヤベースと脂が乗ったソマガツオの刺身

脂が乗ったメカジキの刺身

久しぶりに賄い食でソマガツオとメカジキの刺身を食べた。

マニアックな魚だが、脂が乗った時期は本当に旨い。

ソマガツオの学名は「ヒラソーダ」で、市場価値は低いが旨いものは本カツオより旨い。

価格からすればタダ同然なのだから大満足。

知名度が低く、売れないから安いんだよ

カツオの漁場は黒潮本流が中心だが、このソマガツオは沿岸近くで良く釣れるし定置網にもよく入る。

カツオにも色々な種類があり、東シナ海で釣って食べた「ヤイト」はクロマグロのトロと同じ味だった。

マグロもカツオもサバ科の同じ仲間なのだからこういうこともあるだろう。

カジキはカジキマグロとも呼ばれるがマグロではなく、カジキはカジキだ。

マカジキ、メカジキ、クロカジキ、シロカジキ、小型のバショウカジキなどこの近海で釣れるがブルーマーリンとも呼ばれるクロカジキは五百キロを超える。

数年前にはマリンビレッジで三百キロのクロカジキが揚がった。

味も価格もマカジキが一番だが、メカジキはそれに並ぶ旨さで最も市場に出回っている。

魚屋で照り焼き用の切り身はよく見かけるが、鮮度抜群の刺身用は少ない。

映画「パーフェクトストーム」はこメカジキを追う男達の物語だ。

脂が乗ったソマガツオとメカジキの刺身、アラ炊き・・それに出来たての薬膳ブイヤベースで賄いランチ。

ソマはニンニク醤油、メカジキはわさび醤油・・

猪と鹿の頭骨と骨盤と薬草のスープを隠し味にしたパワフルな、スズキと牡蠣の魚介スープ。

あまりの旨さに骨盤もズレそうだったな。

どちらも、魚屋さんで見かけたらおすすめだ。

ソマガツオの生節サラダ

カジキ３本　大漁だ

ビレッジで３００キロの巨大カジキが釣れる

２５年前の野人　カジキトーナメント主催マリーナの支配人

野人エッセイす