人間は雨を避けた時から退化が始まった。
ここ数年、そのように考えるようになった。
生命は海で誕生、海には生命を生み、育む情報が詰まっている。
藻類が海中に酸素を満たし、さらに陸にも満たした。
その酸素がオゾンを生み、有害紫外線を遮断、生命が陸へ進出する条件が整った。
それでも長い間進出出来なかったのは、陸には水がなかったからだ。
水なしで生命体は生きては行けない。
海から蒸発した水は空から陸地へと降り注ぎ、また海へと戻る。
どうすれば水は陸に止まれるのか・・
やがて準備は整い、次々に生命は陸への進出を始めた。
その手並みは精巧で鮮やか。
生き物達の陸地の「保水事業」は気が遠くなるほどの年月を費やした。
まず藻類が陸の植物となって海と同じ基盤を整え、海の動物達が次々に進出した。
海の生命も陸の生命も同じ道を辿り、同じような仕組みを築いた。 水、酸素、循環・・
動植物が力を合わせて築き上げた表土は海そのもの。
この表土から多くの種が誕生、陸の生態系を築き上げた。
彼らは相変わらず雨を通して海からの情報を受け取り、陸の情報を海へと戻し続けている。
地球の仕組みに反することなく、生きる方向を間違えることもなく、さらなる進化を続けている。
雨を避けた人間は・・
海からの情報を受け取ることもなく、人間の情報を海に戻すこともしなくなった。
履物を発明、素足で大地を踏むことが激減した。
情報とは電気エネルギーのようなものであり、水はその情報を有している。
人間は、大地へのアースを止めた時から上も下も完全に遮断され、地球の循環と遠ざかり始めた。
他の生き物よりもはるかに優れた頭脳を持った人間が、何故これほど間違いを繰り返し、環境を破壊、他の生き物だけでなく自らの体をも破壊してしまったのか。
他の原因は野人には考えられない。
季節を間違えない植物達・・
方向を見失わない渡り鳥・・
虫もアリも水虫も間違えることはない。
水虫が繁栄したのも人間が間違えたおかげ・・横丁
因果応報と言う言葉を生み出した人間が因果応報に苦しみ、その理由さえもわからない。
簡単なことなのだが・・
進化は退化を生み、発見と修正を繰り返しながら、ここまで何とかやっては来れたが・・
どうにもならないところまで来てしまったな。
負の遺産を先送りすれば最後は破滅が待っている。
進化は素晴らしいことだが、使い方を間違えている。
知能の使い方次第で、心の在り方次第で、自らも他の生き物達も豊かに暮らせるはず。
大化の改新ではなく
退化の改心が必要ではなかろうか。
大いなる力
https://ameblo.jp/muu8/entry-10308576877.html
病は運命でも宿命でもない
https://ameblo.jp/muu8/entry-10911697476.html