イチゴと言えばベリー類、ベリー類にはサクランボ、グミ、マルベリー、ブラックベリー、ラズベリーなどがある。
店頭で売られるイチゴは「草類」であり木ではない。
食用としてベリー類に入れてはいるが、他のベリー類の果肉とは構造が異なる。
普通に見られる一般的な栽培種、オランダイチゴはバラ科の「多年草」であり、食べている部分は「果実」ではなく「花床」と呼ばれる。
花床は茎の上部、めしべなどを付ける膨らみ、茎の延長のようなもので、そもそも甘くなるものでもない。
果実はゴマ粒のようなアレで、種に当たり果肉とは言い難い。
同じ草類であるスイカやメロンも元々それほど甘いものではなく、子供の頃はスイカに塩をかけて甘味を出すのが普通の食べ方だった。
イチゴも同じで、塩はかけなかったが、ハウスのイチゴがりではコンデンスミルクが必需品だった。
やがて甘味の強い種が品種改良によって作られ、さらに肥料などの工夫により現在の甘さになった。
しかし、木イチゴ類は今も昔も変わらないほんのりとした甘さ。
木は草が進化した植物であり、動物にとって重要な果糖を、毎年種を運ばせる為に作り続けているが、草はそこまで甘い実を作れない。 自然界に甘い草の果肉はほとんどなく、大半は人知が生み出したものだ。
人類の狩猟採取の時代は長く、食生活は野生肉と果実が中心だった。
だから子供は本能で動物性蛋白質と糖を求め、それは大人も例外ではない。
地球本来の果糖が持つエネルギーを脳が求めるのであり、その目安が「甘さ」
人が本能で求める糖は、進化の頂点に立つ樹木が唯一動物の為に作った果糖だ。 他の糖は自分の為の糖。
強烈に甘いお菓子を食べ続けても満たされることはなく食べ続け、甘いもの依存症にもなる。
同様に、肥料と技術で作った甘い果物を食べ続けても本能は満たされず、体調が復元することもない。
その理由は・・
求めるのは糖分ではなく、糖分が持つ制御エネルギー。
人間の脳機能の維持には必要なものだ。
まあ・・お菓子には甘さで誤魔化されているようなものだな。 動物にとって必要なエネルギーは得られない。食べ過ぎは余計なものが体内に蓄積されるだけだ。
今やそれが大勢の人達の悩みのタネになっている。
店頭ではなく、野生、もしくは同様に放置した果肉を摂って見ればその違いははっきりするはず。
甘味が薄く酸味が強くとも満足出来るだろう。
協生農園の果実、肥料を与えず放置した「むー左衛門みかん」などがそれに当る。
木の実は知恵の実、脳に果糖のエネルギーは必要。
人間だけでなく、哺乳類、鳥類、昆虫・・多くの生き物達が必要としている。
協生農法とは彼らが力を合わせて築き上げた環境からその産物をいただく農法。
生き物達は農園の株主のようなもの。
独り占めするのではなく、株主配当も出来るだけあげましょうね。
きっと、いいことがある。
マルベリーなむー農園
http://ameblo.jp/muu8/entry-12168026982.html
木の実天国 むー農園
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間違いだらけ 食の常識3
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食材としての木の実の重要性
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