食べると言う行為は、空気、水に次いで、動物にとっては生命維持に必要な営みだ。
空気は鼻から入り鼻から出るが、水と食べ物は入口が同じ口で、出口も同じような場所。
空気と水は「消化」とは言わず、この「消化の道」とは食べ物が通る道、つまり口から肛門までの道で重要な役割を担っている。
それぞれの部署の役割は野人が言うまでもなく誰もが知っている。
しかし、何か単純で最も重要なことが抜けていないだろうか。
抜けているから野人に・・知ルクロード?・・なんて親父ギャグで皮肉られるのだ。
話せば誰にでもイメージが湧いて理解、納得することだが、話さなければ気付かない。
これまで何度か説いて来たことだが、今回は視点を変えて消化の道をたどって見よう。
口は食べ物を入れる為の動物の器官だが、歯は何の為にあるか・・
現代の猿から古代のティラノザウルスまで遡っても答えは同じ、人間だけ違うなどと言うことはない。
肉食の場合は「獲物を倒す武器」「肉を食いちぎる」「喉を通る大きさにする」
草食の場合は「植物を食いちぎる」「喉を通る大きさにする」 これだけだ
動物の大半は肉を呑み込み、草も呑み込み、ナッツも喉を通りやすいように砕く。
食べ物を噛むのは健康、消化の為ではなく、喉を通らせる為だ。
エネルギー効率が極端に悪く、毎日大量に食べなければならない草を、人間のようによく噛んで食べていたら日が暮れて餓死してしまう。
消化効率、エネルギー効率の極端な違いが肉食動物と草食動物の、体の構造と食事に要する時間を分けた。
肉食動物は知恵を磨き体はスリム化、草食動物は植物の消化機能、特に胃腸を増強した。
続く・・
噛まずに呑み込む健胃法
http://ameblo.jp/muu8/entry-10609640028.html
子供が野菜を嫌う理由8 歯
http://ameblo.jp/muu8/entry-10776322396.html
子供が野菜を嫌う理由9 道理
http://ameblo.jp/muu8/entry-10777449207.html