七草粥の日は年に一回、贅沢な正月の大食いのあとだけ。
草はあまり旨くないから通常は野菜の方がマシだ ・・と 言うことだな。
体調や胃腸の調子が悪い時にも食べたことだろう。
高価な七草セットを買うなら安価な市販野菜の方がまだ旨いし、耕起、早期肥大させればどちらも求める効果はない。
それより野山には 調理次第では美味しくて目的を果たす生命力溢れる植物はいくらでもある。
これらが理から導き出した野人の答と、おまけの・・推理と感想だ。
この時代、人は人間本来の食性である肉食中心の雑食を止めて穀物野菜中心、しかも本質を持たない植物を摂っていた。
野生植物を大量に食べなければ生命を維持出来ないのが草食だが、日に3食どころか米さえ満足に食べられない人の方が圧倒的に多かった。
これでは体型だけでなく寿命も縮まり、病にも悩まされただろう。
食の間違い、健康法の間違い、農業の間違いのヒントはこの時代からあったということだ。
農業には不向きな北国の肉食中心の人達と比較してもそれがわかる。
寒帯から熱帯まで生存出来るのは唯一人類であり、共通した食材は肉しかなく、肉中心の雑食が人類、本質が草食動物なら肉はこれほど食べられないし生存も出来ない。
植物に豊富な薬効があることは間違いなく、必要に応じて摂れば良いのが植物だ。
自然界には人が生食出来る草や葉は限られ、毒とアクに守られているが、人は草の毒を見分ける味覚は乏しい。
これらは、野菜と本来の健康は関係がないという野人の道理の一部だが・・
ただ、好きで食べるのは何の問題もないし薬用も問題なく、人が改良した野菜果物は確かに美味しい。
七草粥セットにしても「食べやすく」綺麗に改良工夫されたものだ。
温故知新とは歴史から学び今に活かすと言うことだが・・
習慣や言葉に囚われ形だけを引き継ぐのは温故知新とは言えない。
温室で綺麗に栽培されスーパーに並ぶ七草セットに違和感がある人にとってこの記事は役に立つだろう。
遊び心なら問題ないが、無病息災、体調を整えることを明確な目的とするなら、1種でも効果的なのだから野山で摘んで来た方がいいだろうな。
野人の言う「理」とは何か、「思考の順路」とは何か、参考になれば幸いだ。
七草でこれだけ長編理論をかけばさすがに疲れるが、余程・・ヒマだったんだな。
今回もまた・・
せっかく皆さんが楽しんでいることにイチャモンをつけて水も・・釘もトドメもさした。
寒風の中・・完膚なきまでに
七草粥 可愛そう・・
この調子では やはり・・嫌われるだろうなあ
「むー」・・・と、
テラをはじめ 気分よく楽しんでいる古い読者の怖いお姉さん方から 往復ビンタが飛んで来るかも・・
むーさん・・ホトケノザに座って、どのような美味しい食罰でも受けるから
送り届け先はゴーリキマリンビレッジ・・
七草不要 五草粥
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