オーガニック理論の間違い 4 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

世界中の農地の化学肥料で大地も川も海も悲鳴をあげている。

それがすべて動物性有機肥料に変わればこの比ではない。

海の死滅は人類の存続問題に繋がる。

ただ、世界中の農地を埋め尽くすほどの有機肥料がないから現実には起こり得ないだけだ。


オーガニックは今の化学肥料や農薬よりもはるかに環境、健康に悲惨な結果をもたらすが農地の比率では微々たるものだ。

有機野菜で病気が明らかに改善されるなら製薬会社に代わって世界中の農地は有機野菜埋まっている。

何の根拠も効果もないから埋まらないのだ。

遅かれ早かれ野人と原人は近代農法だけでなく有機栽培の是非を問い、是正する道を歩いている。

それを証明して世界の常識を変えなければ地球環境の復元などあり得ない。

貧しい地域だけでなくヨーロッパにおいても近代農法は完全に行き詰まっている。

綺麗な川だが、魚は釣っても食ってはならないと言う条例もある。


オーガニックと言う言葉に惹かれ、文面を鵜呑みにしている人は自らの頭でその理を判断したわけでもなく、「これだけメディアで取り上げるのだから間違ってないだろう」と言う感覚が決め手になったはず、メディアにも大きな責任がある。

あらためて自然界を素直に見て今一度考え直してもらいたい。

オーガニックに没頭する前に自然界の仕組みを学ぶと良い。

そこにはオーガニックなどと言う言葉は存在しないし、堆肥や有機肥料など、人の手助けを必要とする植物も存在しない。

人が丹精込めてやることは野菜にとって迷惑以外何もないと言うことも理解出来るはず。

肥料で植物の細胞を膨張させたことが健康悪化の最大の原因で、正常な植物と食べ比べてみればその違いはすぐにわかるはず、比較する機会がないだけのことだ。

正常な植物とは人ではなく生き物達が築いた完全な土壌構造から生まれる。

この世界にいる人は、地球が好きで自然な生き方を求めてたまたまオーガニックの道を選んだと思う。

しかし、それとは程遠い人間の道理に生涯をかけて付き合う必要はないのだ。

植物が微量の有機物を自ら調達する仕組みは出来上がっている。

あらためて「有機栽培 オーガニック」を強調するのも妙な話だ。

放置する自然農法もまたその点から見れば「放任有機栽培」とも言えるだろ

う。

基本的な仕組みが理解出来れば人がそれを手助けする程度は問題ない。

理に適い、環境も汚染させず植物も迷惑しない有機栽培はある。

しかし、同種の野菜にも個性があり、自然条件も異なるから有機の必要量は永遠に人間にわかるはずもなく、与えれば多少生育は良くなるが、それなりのリスクも伴う。

その方法も書いた記憶があるが、いづれまたあらためて紹介しよう。




土壌は生命の聖域

http://ameblo.jp/muu8/entry-10651131872.html


野菜を太らせる利益とリスク 1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10285760279.html

野菜を太らせる利益とリスク 2

http://ameblo.jp/muu8/entry-10286149016.html