特集番組でやっていたが、買い物難民と呼ばれる人達が日本には600万人いると言う。
買い物難民とは車を使えない高齢者の人達で、近くに食品店がないケースを言うらしい。
過疎化した山村ならわかるが、買い物は車中心で郊外型になり、中心部からスーパーは撤退、駅付近の商店街は閑散としている。
遠くまで歩いて時間をかけて買い物をすれば、どうしても重い野菜よりも軽い保存食が中心になってしまう。
これでは足腰は鍛えられても健康は悪化するばかりだろう。
流通であろうが何であろうが人は便利な方向へ流れるのは当然のこと。
便利さをメリットとするなら、必ずデメリットがあり、物事は釣り合いがとれるようになっている。
暮らしも食生活もメリットと共にデメリットも引き込んでいると考えた方が良い。
便利さによって衰えた足腰を鍛える為にジョギングが流行り、便利になった野菜の欠点を補うために健康食品やサプリが氾濫した。
しかし欠点は補えず、健康が悪化の一途をたどるのは的を得ていないからに他ならない。
一昔前の暮らしを懐かしむことはないが、この健康の悪化を改善する為に野人は流通の仕組みを変えようとしている。
食生活の中で健康のカギを握る最大の食品は植物である野菜だ。
今も地産地消が叫ばれているが、野菜の中身が同じなら何処で販売しようが同じこと。
人の体を保つのは紛れもなく植物であり、植物の本質を持った生命力のある野菜の地産地消が不可欠。
農山村から漁村まで、過疎化に関係なく高齢者が歩いて行ける場所に必要なのだ。
業として成り立つ仕組みを野人は10年以内に全国に波及させるつもりでいる。
野菜だけでなく、迷走する林業や畜産、レクレーションも含めて野山を再生、活用する青写真も頭の中に出来上がっている。
健康、環境問題だけでなく、都市集中、過疎化問題は必ず解消するはずだ。
2009 6月
野菜を太らせる利益とリスク1
http://ameblo.jp/muu8/entry-10285760279.html
野菜を太らせる利益とリスク2
http://ameblo.jp/muu8/entry-10286149016.html
2010 2月
協生農法研究所SEFARI
http://ameblo.jp/muu8/entry-10462153809.html