青いレモンが鈴なり | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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マリンビレッジのレモンの木には青いレモンが鈴なりだ。木はまだ背丈ほどで小さいが、その割には実が多い。特に剪定などしないからたいして大きくはならないだろう。スダチも数十個くらい実を付けた。もう一本のレモンの木と、野人農園の数本のレモンの木にも来年から実がつくはずだ。レモンは黄色いものよりも青いほうが香りが強くて野人好み。今年はレモンの実よりも葉のほうを多く利用した。以前に紹介したがレモンの葉は実よりも香りが強く、ハーブとして十分に通用するからだ。一枚の葉を揉んで車のフロントに置いておけばリラックス出来る。紅茶に入れたら香りだけで酸味のない摩訶不思議なレモンティが出来る。一枚葉をとって揉んでお客様に差し上げたら感激することも多かった。

レモンが実るまで葉だけでも年中利用出来るから、記事を読んでレモンの苗を購入した読者も多いようだ。香りを嗅いだお客様で、さっそく苗を買って育てますと、その気になって帰られた人も何人かいた。

葉の香りは偶然見つけたものでもなく、ヒントは世界三大スープのトムヤムクンにあった。

辛くて酸っぱい海老のスープに入れるスパイスの一つに「こぶみかん」の葉がある。日本は柑橘類が多く、一つくらいは使えるものがあるはずだと、その気になって葉を嗅ぎまくった。ユズ、スダチ、ポンカン、ダイダイ、ハッサク、アマナツ、その他色々・・・

そしてレモンに行き着いた時には万歳三唱してしまった。その気持ちがわかるかな~

あきらめかけていたから、鼻から青バナが飛び散るくらいの大感激だったのだ。

好奇心は疑問を生み、疑問を持つほど視点が磨かれる。後は目的に向かって一直線、そうすればいつかは報われる時も来る。報われなくても腐ることは無い。新たな好奇心を持てばよい。

そう言って・・今、気づいたが・・・レモンで大喜びしたものだから、残りの柑橘類はまだ試してない・・不覚・・野人の性格は亀ではなく兎のようだ。



昨年10月の記事

芳香!レモンの葉ーブティー

http://ameblo.jp/muu8/entry-10157381596.html