9月は(1)と記しながら結局(2)は無かった。
今月は出来たな。
さて、先ずは注意事項。
こんな感じで観ておる。
さて、始めよう。
『サイバー・ゴースト・セキュリティ』
アトラスの名作RPG『女神転生』シリーズ(以下、メガテン)をベースに、舞台を現代アメリカに置き換えた作品。
あくまで悪魔は(駄洒落じゃないよ)滅すべき存在と捉え、使役などはしない。
なのでメガテンシリーズと違い、悪魔に個性や特徴等は余り見られない。
この辺りはキリスト教文化圏であることが影響しているのかも知れない。
シリーズ原作とも言える小説『デジタル・デビル・ストーリー』のオマージュも見られ、悪魔人間や造魔のインスパイアとも見受けられる存在も登場する。
……とかって言ったら信じそうな映画。
もちろん、全てデタラメ。
なのだが、上記の説明で大体合ってる。
それと、多分随所に何かのオマージュが散りばめられているみたいだが、全部はわからん。
とりあえず、ゴーストバスターズは入っているかな。
まあ、総合するとよくあるハリウッドのアクション映画だな。
当たりでもハズレでもない。
そういう意味では、メガテンのパクりっぽいという印象が無ければ記憶に残らん作品とも言える。
『特捜部Q カルテ番号64』
頭の良い人々と頭の悪い人々が(結果的に)協力し合って不幸な社会を作った現実を基に作られたストーリー。
全編に渡る暗さと、途中までの胸糞の悪さに
「チョイスをミスったなぁ。」
と思っていたが、犯人の正体からの怒涛の展開に多少溜飲は下がる……あくまで、多少。
後から知ったのだが、これは北欧の人気小説が原作らしく、これを含めて4作品が映画として制作されているらしい。
しかも、これが4作目なんだと……トホホ。
できれば順番に観たかったが、アマプラでの見放題が終了寸前だったし仕方無い。
以下、少しネタバレ。
これ単体でも充分楽しめるが、多分過去作観た方がわかるネタがあるんだろうな。
ラストシーンとかよく分からんかったし。
それに、主人公周りのメンバーがピンチになった時に緊張感があったな。
レギュラーメンバーならば結果的に死なないだろうとなるが、単発物だと思っていれば
「お、こんなとこで死なすか?」
となるからな。
しかし、何と言うか……正義(と信じてる)や国の為(だと思い込んでいる)人は手段を選ばなくなることがあるのはその通りだが、そこに個人の恨みやら何やらが混ざり合うと、こういう上質のミステリーが生まれるのだなぁ。
いつもの如く余り重要なネタバレ無しに記すのは難しいが、この作品は途中でもの凄く胸糞が悪くなるとは思うが、ぜひ最後まで観て欲しい……それなりには救われた気持ちになる。
『チャッピー』
ネタバレ無しでここまで評を記すのが難しい作品は初めてだなぁ。
観る段階である程度知ってから観る人が大半だから問題無いのかな?
まあ、脚本の都合で登場人物の頭がバカになったりするというクソ映画要素はあるんだよ……あるんだけど、クソ映画とはとても言えない。
2045年問題(技術的特異点)なんかも微妙に絡んでいるし、若干のオカルトを科学に落とし込んでいるとも言える。
なんとも言えない視聴後感だなぁ。
最終的には……夢のある話なのかも知れないけどね。
以下少しネタバレ。
例えば、意識の移植が出来たとして、意識を摘出されたその瞬間に人は死ぬのだろうか?
それとも、肉体はいわゆる脳死に近い状態となり、人工的に呼吸や循環を維持し続けた場合は生き続けるのか?
キョンシー映画等で表現される「魂無き肉体」となるのか?
意識と魂は同義なのか?
そこら辺が妙に心に残った。
さて、話は変わる。
今週は週の頭に2度目のワクチン接種があったので、それに合わせてまるまる1週間休みにした……どうなるか不明だったからな。
それなりに副反応は来たが、そこまでヘビーではなく、確かにこの状態での業務遂行はチと辛いが、正直暇であった。
そのせいか、珍しく今週は毎日投稿となった。
それでわかったのだが、毎日書いておると結構な数の人が読みに来てくれるのな。
有名どころと比べれば微々たるものとはいえ、過去最高アクセスも記録できた。
公開して書いている以上、誰かの目に触れるのはやはり嬉しい。
そして、こんな三文ブログに貴重な時間を割いてくれたことを心より感謝する。
来週……はもう来月になるのか。
来週も、諸君の人生が恙無いものでありますように。