次いで、3つ目の学会崩壊。
学会・公明党は「三大政治決戦」と銘打った昨年の衆議院議員選挙と本年の都議会議員選挙、参議院議員選挙において惨敗に次ぐ大惨敗を喫しました。
昨年の衆議院議員選挙では当時の代表だった石井啓一を始め副代表並びに中堅幹部が軒並み落選し「常勝関西」と言われた大阪でも4人の候補全員が落選。
その直後に学会の重要施設の建設現場で大型の杭打機が横転し、道路を隔てた美術館の屋根を破損させるというあり得ない事故が起きました。
そして、直近の参議院議員選挙においては3年前から約100万票も減らした過去最低の521万票となり、ピークだった2005年の衆議院議員選挙の898万票からは実に377万票、率にして4割以上も減らしている。まさに、つるべ落としの様相を呈しております。
かくして公明党は、先の参議院議員選挙の結果を踏まえ「党存続の危機」と総括するまでガタガタになってしまいました。
これ、取りも直さずその母体である学会の存続の危機に他なりません。
昨年大型重機が横転した時に「近く学会が崩壊する事を象徴するような現証」と断じた事が今その通りになってまいりました。
世間では公明党が凋落した原因を「学会組織の高齢化」や「自民党の政治とカネの問題に巻き込まれた」などと分析していますが、それは表層の原因でしかない。
かかる存亡の危機に陥った根本原因こそ仏法の因による。
それこそ、まさしく池田大作一党が犯した三大謗法であります。
繰り返しますが「1、日蓮大聖人の御遺命に背いている事」「2、日蓮大聖人出世の御本懐たる本門戒壇の大御本尊を捨てた事」「3、日蓮大聖人が久遠元初の自受用身、末法下種の御本仏にてまします事を否定した事」。
かかる三大謗法を犯した学会がいつまでも栄え続けたら仏法は嘘になる。亡びぬ道理は断じてない。
そのような中、自民党で石破おろしが起こり、新総裁に高市早苗が選出されるや、公明党はこれまで「下駄の雪」と揶揄されながらも26年間一緒にやってきた自民党との連立解消に踏み切らざるを得ない状況に陥ったのでした。
これこそ、対中強硬派の高市早苗率いる自民党と親中・媚中の公明党が分裂するという自界叛逆の大罰であります。
池田大作一党が三大秘法の否定を完結させた大謗法の悪書たる『創価学会教学要綱』を発刊してからわずか2年足らずで、学会の政治部である公明党がこのような窮地にあえぐ展開となった事、諸天の働きを実感するばかりであります。
少しく今回の公明党の連立離脱劇の内情を見てみたい。
メディアの中には「政治とカネの問題を改めようとしない高市早苗率いる自民党執行部に対し公明党が愛想をつかし、自民党に三行半を突きつけ連立を解消した」として「公明党の英断」などともてはやす向きもありますが、そのような高尚なものではない。
実際の所は、こうしなければ学会員の反発・離脱に歯止めがかからなくなるゆえの窮余の策であります。
今般首相になった高市早苗は対中強硬派、保守強硬派で知られ、安倍晋三元首相の後継を自認する人物です。
海外メディアは「日本の右翼政治家を代表する一人」「強硬保守の極右政党」「女性版安倍晋三」などと評している。
公明党とはイデオロギーが全く異なり、学会とのパイプも一切ない。
さらに、今般自民党の副総裁に返り咲き、院政を敷く麻生太郎は大の公明党嫌いで、過去に安全保障関連三文書の与党協議をめぐり、当時の公明党の代表だった山口那津男や幹事長だった石井啓一などの党幹部を名指しして「一番動かなかったガン」とコケにしていた。
また「公明党は一層の事出ていけばいい」などとも痛烈に批判していた。
また、高市早苗の応援団であるジャーナリストの櫻井よしこや門田隆祥などは以前から公明党に対して一貫して「保守政策の足かせ」「親中を地で行く公明党」「中国の利益を代弁してきた公明党」などと言い、連立からの排除を積極的に主張していた。
ちなみに、門田隆祥なる者は週刊新潮の記者時代に大草一党と手を組み「池田大作にレイプされた」という元学会婦人部幹部の手記を同誌に掲載し、キャンペーン的報道を繰り返した人物です。
その元学会婦人部幹部とその夫が池田大作を訴えた裁判は、結局「事実的根拠は極めて乏しい」と虚構性が認定され「訴件を乱用するもの」として夫婦側の訴えが却下された。
このような経緯もあって、門田隆祥は一部の学会員から蛇蝎のごとく嫌われている。
要するに、かような反学会・公明党、対中強硬派の高市早苗自民党と連立は組めないという事です。
そして、今回の公明党の連立離脱は学会会長原田稔が指示したものと言われている。
プレジデントオンラインによれば、高市早苗が自民党総裁に選出された2日後の10月6日の夜、公明党代表の斉藤鉄夫と幹事長の西田実仁は学会本部に赴き原田稔と面会した。
そこで原田稔から「連立離脱すべし」との強硬な方針が打ち出された。
この時に、離脱の際の理屈やその方法は斉藤鉄夫らに一任されたという。
だから、翌日に行われた公明党常任役員会では連立離脱に反対する異論が噴出する中にも、最後までその方針は変わらなかった。
結局、斉藤鉄夫が高市早苗に求めた政治とカネなどの問題は最もらしく後付けした理由でしかなく、最初から連立離脱の結論ありきだったのでした。
もし政治とカネが原因なら岸田政権や石破政権の時になぜそれを厳しく追及してその時に連立離脱をしなかったのか。
他ならぬ斉藤鉄夫自身がこれまで複数回収支不記載に関する問題を指摘されている。
これは、萩生田光一らの悪質な物と差異はあるものの、政治資金規正法に抵触する点では変わらない。
また、公明党は前回までの選挙で堂々と自民党の裏金議員を推薦していたのだから「どの口が言う」と言いたい。
存亡の危機に瀕した学会にしてみれば、仮にこのような高市早苗に協力すれば組織の不満が爆発してさらに弱体化が加速する。
さりとて連立離脱をすれば公明党の存在意義すらなくなりかねない茨の道が待ち受けている。
まさに、苦渋の選択だったといえる。
しかし今般、公明党が野党に転落した事で学会・公明党の衰退が一気に進む事は不可避な情勢となってしまったのであります。
これまで公明党が政権与党にいた事で、学会執行部は学会の政治的影響力を誇示して選挙を信仰と思い込ませ、学会員を選挙活動に駆り立てる事ができた。
何より、自民党との連立を組んでいた事で、選挙の際、小選挙区では自民党の候補者を学会票で支え、その見返りとして、自民党の比例票で公明党の候補者が恩恵を受けるという相互依存関係が築き上げられてきた。
しかし、自公連立が解消したらどうなるか。
政策に及ぼす公明党の影響力が少なくなる事でその存在意義が薄れ、学会員の間には「何のために公明党に投票するのか」という疑問が広がり、士気が下がる。
また、自民党との選挙協力がなくなれば、公明党が比例票を安定確保していた構造が崩壊する。
まして今回、高市早苗が連立離脱した公明党への報復で公明党候補に対立候補を立てるとしたら、公明党は大打撃を受ける事になる。
今回、自民党と日本維新の会は政治とカネの問題を隠すために、国会議員の定数削減を連立政権合意書に謳い、臨時国会で成立を目指す事とした。
もしこれが実現したら、中小政党にとっては党の存続に直結するため、これを受けた公明党関係者は「完全に公明党への宣戦布告だ」「全面戦争になる」と猛反発したという。
あるマスコミが試算したところ、比例代表の定数を50減らした場合、自民党との選挙協力の解消も加味すると、公明党は現有議席の6割を失うという。
こうなれば、公明党にとっては死活問題となる。
これ、高市早苗の連立離脱をした公明党への意趣返しと見る向きも少なくない。
いずれにしても、高市早苗が自民党総裁になった事で学会・公明党はたちまち窮地に追い込まれ、今後学会の崩壊がますます加速する事必定であります。
大聖人様は
「吾が一門の人々の中にも、信心もうすく、日蓮が申す事を背き給わば、蘇我が如くなるべし」
と仰せ給う。
偽戒壇正本堂が先生の諌暁により轟音と共に崩壊したごとく、三大謗法を犯した学会も近く必ず崩壊する事は断じて疑いない。
以上、池田大作が悪師たる事を示す三大現証を改めて示しましたが、これ、大聖人様が五百万学会員をお救い下さるべく顕わし給う現証、まさに、常住此説法であれば、学会員は速やかに悪師池田大作を捨てて、正しき師匠浅井先生に師事しなければいけない。
さもなければ、入阿鼻獄は必定であります。
令和7年 10月25日 10月度 総幹部会 浅井会長指導
- 説明
- 顕正会こそ広宣流布を進める唯一の団体
- 日興上人・日目上人の富士大石寺の源流
- 富士大石寺の源流のままの浅井先生の激闘
- 正本堂の崩壊
- 池田大作の悪臨終
- 公明党の政権与党離脱に見る学会の崩壊
- 広布前夜の亡国の危機は刻々と迫る
令和7年 11月15日 日目上人御報恩勤行会 浅井会長御挨拶