アメリカ、政府機関停止の影響
NASA(web魚拓)
http://megalodon.jp/2013-1002-2347-53/notice.usa.gov/
NOAA(web魚拓はタグの関係で取れないようなので画像で)
http://megalodon.jp/2013-1002-2347-53/notice.usa.gov/
NOAA(web魚拓はタグの関係で取れないようなので画像で)
USGS(アメリカ地質調査所、web魚拓)
http://megalodon.jp/2013-1002-2357-37/www.usgs.gov/
軒並み見られなくなっていますなあ・・・。そんな中で、PTWC(太平洋津波警戒センター)やNHC(国立ハリケーンセンター)などは稼働中。
Due to the Federal Government shutdown, NOAA.gov and most associated web sites are unavailable. However, because the information this site provides is necessary to protect life and property, it will be updated and maintained during the Federal Government shutdown.
「うちは命を預かってるから閉鎖しないぜ!!」
って感じですかね。当たり前といえば当たり前ですが、かっこいいですな。
IPCC AR5の要点
ナショナルジオグラフィック誌に、IPCC AR5の主要な5つの要点がまとめられています。ぜひご一読を。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130930003
5つの要点をさらにまとめるなら、
1.異常気象が増加している
2.海洋も温暖化している
3.氷床の後退が加速している
4.海面上昇は続く
5.これらの主要因は人類の排出する二酸化炭素である
となるでしょうか。
おおざっぱに言って、IPCC AR4の結論と大筋では変わっていません。さらに言えば、今から20年以上前に発表されたAR1とも大筋では変化していないのです。ただ、理解はより深まり、確信はより強まっているのです。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130930003
5つの要点をさらにまとめるなら、
1.異常気象が増加している
2.海洋も温暖化している
3.氷床の後退が加速している
4.海面上昇は続く
5.これらの主要因は人類の排出する二酸化炭素である
となるでしょうか。
おおざっぱに言って、IPCC AR4の結論と大筋では変わっていません。さらに言えば、今から20年以上前に発表されたAR1とも大筋では変化していないのです。ただ、理解はより深まり、確信はより強まっているのです。
姿を見せ始めた第5次報告書
IPCCの第5次報告書(IPCC AR5)が姿を現し始めました。まずは、第1作業部会(WG1)が、政策決定者向けに作成したサマリーが公開されています。
http://www.climatechange2013.org/images/uploads/WGIAR5-SPM_Approved27Sep2013.pdf
まだじっくり見たわけではありませんが、第4次報告書に比べると温暖化が進行していることはますます明白になり、今後も続くことは避けようがないことが確認されたと言っていいでしょう。
たとえば、放射強制力がどのように見積もられたかを示します。なお、以下の図は、AR4に関しては気象庁HPを、AR5に関してはIPCCの上記リンク先より引用しています。


上:AR5 下:AR4での見積もり。
人為起源合計の放射強制力は、AR4では2005年段階で1.6W/m2と見積もられていましたが、AR5では2011年段階で2.3W/m2に上昇している。
http://www.climatechange2013.org/images/uploads/WGIAR5-SPM_Approved27Sep2013.pdf
まだじっくり見たわけではありませんが、第4次報告書に比べると温暖化が進行していることはますます明白になり、今後も続くことは避けようがないことが確認されたと言っていいでしょう。
たとえば、放射強制力がどのように見積もられたかを示します。なお、以下の図は、AR4に関しては気象庁HPを、AR5に関してはIPCCの上記リンク先より引用しています。


上:AR5 下:AR4での見積もり。
人為起源合計の放射強制力は、AR4では2005年段階で1.6W/m2と見積もられていましたが、AR5では2011年段階で2.3W/m2に上昇している。
海面上昇幅も大きくなっています。
AR5の今世紀末までの海面上昇予測。ただし、今回の報告でも、極地の氷床融解の影響は情報不足のため考慮されていない様子。氷床融解を加味すると、これらの予想をさらに上回ることになる。
AR4からAR5まで6年、世界は気候変動問題に対しどの程度真剣に取り組めたのでしょうか。私個人の意見としては、結局、エネルギー消費量の削減や脱化石燃料依存を世界全体で目指すのは難しいのかもしれない、という思いが最近は強くなってきています。
炭素貯留や核融合のような未来技術に賭けるか、劇薬としての地球工学的手法に頼らざるを得ないか、あるいは結局なにもできずに全世界がイースター島の悲劇を繰り返すのか―。そんな悲観的な思いが自分の中で高まっているのを自覚しています。
しかし、もちろん、まだあきらめるには早すぎます。今後5年から10年が、ソフトランディングの本当のラストチャンスなのではないでしょうか。
炭素貯留や核融合のような未来技術に賭けるか、劇薬としての地球工学的手法に頼らざるを得ないか、あるいは結局なにもできずに全世界がイースター島の悲劇を繰り返すのか―。そんな悲観的な思いが自分の中で高まっているのを自覚しています。
しかし、もちろん、まだあきらめるには早すぎます。今後5年から10年が、ソフトランディングの本当のラストチャンスなのではないでしょうか。
温暖化の音楽
温暖化は進んでいることは、グラフを見れば一目瞭然です。
では、温暖化を音にしてみると、どんな音楽になるのでしょう?そんな試みがなされました。
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2013/07/02/global-warming-trend-and-variations-charted-by-cello/
0.03℃を半音(0.36℃で1オクターブ))として、毎年の全球平均気温を音に変換、チェロで演奏したというものです。演奏自体は1:35くらいから始まります。ちなみに楽譜はこちら。
http://ensia.com/wp-content/uploads/2013/06/video_warming_planet_music_score.pdf
耳で聞くのは、思った以上に説得力というか切迫感というか、そういうものを感じます。
重低音からスタートした音楽は徐々に音域を上げていき、1980年代ごろからはそれが顕著になってきます(ちょうど男声と女声の声域が入れ替わるあたりだからでしょうか)。そして1998年の高温以降は、すすり泣くような高音が印象的です。
これはおもしろいですね。私もいちおう合唱とかやってた身。こういうのを思いつくような柔軟性を身に付けたいものです。
ちなみに、1400年から現在までを音楽にしたバージョンも公開されています。
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2013/07/10/fiddling-while-the-world-warms/
テンポが速いのもありますが、こっちのほうがさらに切迫感というか・・・。「狂想曲」という言葉が私には浮かびました。
気象庁HPより
では、温暖化を音にしてみると、どんな音楽になるのでしょう?そんな試みがなされました。
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2013/07/02/global-warming-trend-and-variations-charted-by-cello/
0.03℃を半音(0.36℃で1オクターブ))として、毎年の全球平均気温を音に変換、チェロで演奏したというものです。演奏自体は1:35くらいから始まります。ちなみに楽譜はこちら。
http://ensia.com/wp-content/uploads/2013/06/video_warming_planet_music_score.pdf
耳で聞くのは、思った以上に説得力というか切迫感というか、そういうものを感じます。
重低音からスタートした音楽は徐々に音域を上げていき、1980年代ごろからはそれが顕著になってきます(ちょうど男声と女声の声域が入れ替わるあたりだからでしょうか)。そして1998年の高温以降は、すすり泣くような高音が印象的です。
これはおもしろいですね。私もいちおう合唱とかやってた身。こういうのを思いつくような柔軟性を身に付けたいものです。
ちなみに、1400年から現在までを音楽にしたバージョンも公開されています。
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2013/07/10/fiddling-while-the-world-warms/
テンポが速いのもありますが、こっちのほうがさらに切迫感というか・・・。「狂想曲」という言葉が私には浮かびました。
うなぎ
絶滅危惧種になったにもかかわらず、「ウナギ高い」「食べられなくなる前に食べておこう」とか言う文句・意見が出るのを見ると、変わってないなあとか、捕鯨解禁に反対せざるを得ないのかなあ、とか思ってしまう今日この頃でした。
もうすぐ土用入りですねえ。
もうすぐ土用入りですねえ。