納車
こんな時期になんだかなー、という気がしないでもないですが(注文したのは地震のだいぶ前ですよ)、車を買いました。ハイブリッドです。
さすがに燃費はすごくいいですね。音も静かですし。
車には極力乗らないのが温室効果ガス排出抑制に効果的なのは言うまでもないですが、「最寄り駅に行くバスは1日に10本程度、列車(電車に非ず)も1時間に1本」なんてところに住んでいると、さすがに車なしではどうにも・・・。
エコドライブくらいは心がけようと思っています。
地震相次ぐ
東北沖の超巨大地震(11日)に続いて、長野(12日)、静岡(15日)と、震度6強を記録する地震が連続しています。さすがにこれは、不安を掻き立てられますね・・・。
私は地震学を専門にしたわけでもないので、話半分くらいに聞いて欲しいのですが、
・この2つの地震が東北沖の地震と関連があるかというと「あるかもしれない」という感じでしょう。通常なら、これほど広範囲で強い余震があることは考えづらいと思うのですが、M=9.0という超巨大地震です。通常とは異なる事象が起きることはあるのかもしれません。
・一方、これらの地震が東海地震や南海地震と連動する可能性は、やはりほぼありえないでしょう。静岡の地震の第一報を聞いたときは思わず青ざめましたが、震源が発表されると、これは長野の地震と同じく北米プレートとユーラシアプレートの境界でおきた直下型地震のようです。北米プレートの一連の破壊が続いている、とみなすべきかもしれません。
・震源は富士山直下です。富士山噴火への影響はどうか、という声もありそうです。これについては・・・、私にはその知識はありません。が、火山性の地震が観測されているという話は特に聞きませんし、無関係なのではないだろうか、と漠然と思っています。
まさに試練の時なのかもしれません。いろいろ不安もあるでしょう。こんな時は、NATROM さんがtwitterで書かれていたのですが、
「悲観も、楽観もしない。ただ、絶望は、しない」
ということが重要なのだと思います。
あんまりだ
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140356.html
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110314-OYT1T00740.htm
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110315k0000m040043000c.html
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031401000989.html
私は、ブログで批判的な記事を書くことは止めようと思っていました。
ましてや、全ての人の協調が重要なこの時期に、誰かを批判することは止めるべきだと思っていました。
しかし、それにしてもこの発言はあまりに論外すぎます。口が滑った程度なまだいいものの(それでも許しがたいが・・・)、記者から確認されても全く否定しないのでは、本心からそう思っていると判断せざるを得ません。
このような発言をする人物が知事であるという事実に、衝撃と怒りと、恐怖を覚えます。
海洋酸性化の足音
大気中の二酸化炭素濃度増加に伴い、海は酸性化しつつあります。
この300年間の海水のpH変化。wikipediaより
。過去記事
も参照。
海洋酸性化が進行すると、炭酸カルシウムの骨格を作る生物(プランクトン、サンゴ、貝類など)は殻を形成・維持するのが困難になり、海洋の生態系が大規模に破壊される可能性が指摘されています。
Nature newsに、海洋酸性化に関する総説的報告が掲載されました。この記事は無料で見られます。
http://www.nature.com/news/2011/110309/full/471154a.html
2050-2100年には、現在サンゴ礁が存在する海域は、ほぼ全域がmerginal(厳しい)またはextremely merginal(非常に厳しい)な海域に変化すると予想される。
二酸化炭素排出シナリオにもよりますが、早くも2025年ごろには冷水サンゴ の石灰化が妨げられ始めます。続けて、2060年ごろには有孔虫、2070年頃には熱帯サンゴ、2080年頃には貝類(カキ)の、石灰化や成長が、それぞれ妨げられ始めます。
もちろん、生物はいずれ酸性化にも適応するでしょう。しかし、時間はかかります。これほど急速に海洋の酸性化が進行した例は、過去数千万年には無かったと思われるのです。
過去の海水のpH変動および将来予測。Ocean Acidification HP
より。
個人的には、海洋酸性化は、現在おきつつある地球温暖化の影響の中でも最も深刻なものの一つではないかと思います。