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虫ガールと恐竜ボーイ

虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

昆虫大学の記事を書いていましたが、ちょっとブレイクです。

我が家には居間にカレンダーが貼ってあるんですが、
今までは大抵父の出張(コロナになってからまったくない)とか
娘の定期テストの予定ぐらいしか書いていなかった。

7月のある日、カレンダーを見たらこうなっていた。



この7月は昆虫大学に始まり、
ジュニア生物調査隊があり、
さらに夏休みに入ると調査隊の合宿@神津島に行くという
息子が楽しみにしているイベントが目白押し。

楽しみすぎていろいろ書き込んだらしい。
特に左下のジュニア隊合宿。
絵まで描かれていて、もう早く行きたい感じがにじみ出ていますね。

そして終わった日には丁寧に×が付けられているw

ほほえましく見ていた母、この辺で違和感に気づく。


ジュニア隊の隊の漢字、間違ってるやんけ。
こざとへんに家って。
こんな漢字ないわ。
楽しみなら字ぐらいちゃんと書けよ。

さらにもう一つ発見。

合宿のところに黒々と書かれている
「出陣」
これも違うわ!!!

陳(チン:中国人によくある名字)になってる。
おかげですんごい残念な読み方になってる。

楽しみなら字ぐらいちゃんと書けよ。
かけなかったら調べろよ!

トンボの絵は彼が今描きうる最高の丁寧さで書き上げただけに残念すぎる。

※ちなみに、トンボの前に頭のない変なトンボが飛んでるなと思っていたら、捕虫網だった。

 

昆虫大学、続きます。

続いて覗いたブースには、
サバクトビバッタの研究で有名な前野ウルド浩太郎さんがいらっしゃった。

「え、ホンモノ?!すごい!!」

と思わず芸能人にでも出会ったかのような反応をする母。
いやでも実際、芸能人よりむしろ会いたい方。


このブースではサバクトビバッタの標本の展示と、本とTシャツの販売をしていた。
これが標本。

写真では分かりにくいですが、
サバクトビバッタは初めて見たけどけっこうデカい

これが何億匹も群れになっていたらと想像するとけっこうヤバそう。

息子が持つとこんなサイズ。(これは多分抜け殻だったと思うので少し小さい)


ちなみにここの右側背景に映ってるのが前野さん本人。
トレードマークの民族衣装を着ていらっしゃる。


ここで売ってた本は既に全部読んでいたので今回何も買わなかったのですが、
後で思えば何か買ってサインしてもらえばよかった!!
一緒に写真撮ってもらえばよかった!!
と激しく後悔した。

次回こそぜひ。



その次に寄ったのが、もっと有名な昆虫学者丸山宗利さんのブース。
今日本の昆虫業界で、カマキリ先生の次ぐらいに有名な方だと思う。
ここではご自身の著作や監修した図鑑の販売をしていた。

息子がソッコーで図鑑を欲しがる。

母は
「図鑑なんてあるじゃん!他のにしなよ」
と言いかけてふと考えた。

ウチの昆虫図鑑、実は30年以上前に買った父と母のお下がりのみだった。

虫ガールと虫ボーイを擁する家族のくせに、
よく考えたら我が家には新しい昆虫図鑑がない。(恐竜図鑑ならある)

子育て14年目にして知る衝撃の事実。
サインもいただけるので、このタイミングで買うことにした。

 



ついでに母はビワハゴロモ図鑑をジャケ買い。

 

ビワハゴロモなんて今まで名前も知らなかったレベルなんだけれども。

さらに一部ツノゼミだと思ってたぐらいなんだけれども!

 

そしていただいたサイン♪



まだ続きます。

 

先週はメチャクチャ久しぶりに登場したにも関わらず、
いくつもいいねをいただいてしまいました。

また読んでいただけるとは。
ありがとうございますm(_ _)m

今回は前回の予告どおり、7/2、3で開催された昆虫大学のレビューです。
※昆虫大学の公式ツイッターはコチラ。
 そして前回のレビューはコチラ。(このあと3回続く)

昆虫大学とは、一言でいうとメレ山メレ子さん主催の

虫好きの虫好きによる虫好きのためのイベント
でもこう書いてしまうとなんか普通で、このイベントの持つ不思議な雰囲気も
このうえない魅力も全く伝えられていない。

昆虫関連のイベントは標本即売会とかいくつもあるけれど、
この昆虫大学は他とは一線を画している。

昆虫とアートの混ざり具合がこの上ない配合で、

昆虫に芸大を思わせる混沌さが追加され、学術的でもありながら怪しげな雰囲気。(ほめてるよ!)
そして出店者の多様さと面白さがピカイチ。
主催者メレ山さんのセンスなんだと思う。


2日目の朝一のチケットをゲットしたので
10分前ぐらいに到着、少し並んで入場。
まずはシラバスを入手。

もちろんメレ山さんにサインしてもらう。


続いて出会ったブースは
「あまのじゃくとへそまがり」さん。
彼女は生き物をモチーフにしたバッグや小物を作る革作家さん。
何がすごいかというと、そのクオリティが物凄い。

どう物凄いかっていうと、こんな感じ。↓

このムカデのリアルさよ・・・

どの作品もちっちゃくファスナーとかがついていて、

一応小物入れとかキーケースになってるんだけど、

もはやそっちの機能はオマケでモチーフのクオリティを極限まで高める方向。

潔くて気持ちよい。

 

こっちはペーパーウェイト。イモムシがお好きなんだそうです。

このクオリティ。質感も素晴らしいし、サイドの金ボタン?を使うところも絶妙。

なんかもう、天才としか言い表せない

選ばれる生き物もメジャーなものはほとんどない。

息子が妙にイキイキしてきて、母はサソリだと思ってた財布?に

なんか違う名前を言って(忘れた)正解していた。

・・・それサソリじゃないんだ。

すげえなオマエ。


前回見たときは、

「うわっすごい!!でも買うには高いな~」
というぐらいだったのに、何度も出会えば出会うほど欲しくなってくるのが不思議なところ。

今回はお手ごろな値段の作品集を販売されていたので、

何度か通過したもののついに買ってしまいましたよ。

もちろんサイン入り。

 

中身もシュール。

カブトムシの幼虫バッグを肩にかけ、海を見つめてたたずむ外人。

 

昆虫以外もこのクオリティ。

息子がタイトルを見る前に

「これアルマジロトカゲ?」

と聞いていた。アルマジロのように丸まれるトカゲで、自分の尻尾を噛んで固定する姿が可愛すぎてペット用に乱獲されたらしい。

ほんとすげえなオマエ

 

こうしてるといよいよ作品も欲しくなってくる。

っていうかこのアルマジロトカゲ、実はけっこう欲しい。

ブランドのバッグよりは安いんじゃないだろうか。

ブランドのバッグ買わない私は買ってもいいんじゃないだろうか・・・?!

 

続きます。

 

 

えー、もう読んでいる方もほぼいらっしゃらないと思いますが、
とっても長いことブログをお休みしておりました。

理由はふたつほどありまして。
一つ目は、娘の受験が佳境だったこと。
そしてもう一つは飼っていたセキセイインコが死んでしまったこと


子供たちが近所のおばあちゃんがやってるペットショップに通い詰めて買って、
手乗りでかわいらしく、娘にいちばん懐いていたインコ。
娘が呼ぶと鳥かごの扉まで走ってきて、
よく娘の真似をして踊っていた。


ある日寒くもないのに羽毛を立てていたのでおかしいと思って
すぐに近所の動物病院に連れていくも、
「多分ストレスなので隠れられる場所を作ってあげて様子を見てください」
と見当違いのことを言われ、様子を見てるうちに悪化。
慌てて鳥専門病院を調べて予約したけど、間に合わずに死んでしまった。

娘のショックは大きく、1ヶ月ぐらい思い出しては泣いていたし、
母も今考えても心が痛みます。


長生きする方がいいから5年~10年生きるといわれた
セキセイインコを選んだはずだったのに、たった1年半でいなくなってしまいました。

空になった鳥かごや、かじられたプリントのはしとか、
生きていた跡を見るとなんとも言えない気持ちになります。


今回学んだ大きなことは、「診られる動物」に「鳥」と書いてあっても
イヌネコ専門の医者だといい加減だということ。

ちゃんと鳥を診られる病院に行くべきだということ。



この一連の思いを言葉にするとこんな感じ。
こんなに苦しいのなら、愛などいらぬーーー!!


で、ブログもしばらく遠ざかっていたというわけなのです。


そして今、なぜ復活を思い立ったかといいますと、

インコが亡くなってから約2年になり、そろそろ喪があけてもよいのではないかということと、
先日行ったイベント、「昆虫大学」に感動したから。
コロナで延期が続き、4年待ってやっと参加できたイベントで、内容も期待通りの素晴らしいモノでした。
そこでの内容やら戦利品やらを、次回から少しずつ紹介したいと思うのです。
(あとは息子のジュニア隊の近況なども!)

また不定期更新になると思いますが、よろしかったらまた閲覧ください!

画像は我が家のアイドルだったセキセイインコちゃんのスタンプです。

 

ある日の息子の話。
少し前ですが、クラスで飼っていたカブトムシが弱ってきたらしい。

それを見て、
「かわいそうだから逃がしたら?」
と提案する子がいたらしい。
それを聞いた先生が、悪気は全くなく
「先生の家のそばに森があるからそこに逃がそうか?」
と言ったらしい。


それを聞いていきりたったのが恐竜ボーイ。

「そんなことしたらすぐに死んじゃう!!」

逃がすという案を断固として受け付けなかったらしい。
そこで急遽クラスのディベート大会が開催された。


開始時点、クラスの大勢の子達は逃がす方に傾いていて、
最後まで飼う派は息子と他に女子一人だけだったらしい。

そこで
「弱ってから逃がすのは必ず死ぬから、
 もし逃がすなら元気なうちがいいと思います。」

「元気でも、自由にはなるけど食べられたりするリスクはある」

「子孫を残すのでなければ飼いつづけた方が死ぬリスクが少ない」

とあんまり関係のないことも含めてかなり語り、
最終的にはクラスの大半を味方につけたらしい。


こういうときだけ熱意が違うなあ・・・。

彼(オスのカブト)はその後最後までクラスで飼われて生涯を全うし、
死後は我が家で標本になるべく乾燥中である。


写真はマレーシアにて。
息子曰く「ヒメカブトの戦い」らしい。
母は何カブトだったかもう忘れた…。